TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025105938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025076326,2024101920
出願日
2025-05-01,2019-08-09
発明の名称
電動弁、および、それを備える冷凍サイクルシステム
出願人
株式会社鷺宮製作所
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
F16K
47/02 20060101AFI20250703BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電動弁において、電動弁内で発生する流体通過音の音圧レベルを抑制することができること。
【解決手段】弁座31Vと別体に設けた円筒状の整流部材36は、弁体23の中心軸線と共通の軸線上に整流用段付孔36Hを有し、整流用段付孔36Hは、整流部材36の中心軸線と同心上に形成される拡大部36Aと、拡大部36Aに連通する縮小部36Bとから構成され、拡大部36Aの内径D3は、弁ポート31Vaの内径D1および縮小部36Bの内径D4よりも大であって拡大部31Vbの内径D2以上の値に設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の通路に接続される第1のポートと、第2の通路に接続される第2のポートとを有し、該第1のポートおよび該第2のポートに連通する弁ポートを有し、該弁ポートに近接または離間し、開口面積を制御する弁体を含んでなる弁体ユニットを移動可能に収容する収容部を備える弁本体部と、
前記弁体ユニットに、前記弁体の先端部と前記弁ポートの周縁との間を通過する流体の流量を調整するように、前記弁ポートの開口面積を制御する動作を行わせる弁駆動部と、を備え、
弁座には、前記弁ポートおよび該弁ポートの前記弁体の中心軸線方向の弁駆動部と反対側に、弁ポートに連通する拡大部が形成され、
さらに該弁座とは別体に、該弁座の前記弁体の中心軸線方向の弁駆動部とは反対側には、該弁座の拡大部に向き合い、前記弁座から離間するほど流路面積が小さくなる一つ以上の整流用段付孔を有する整流部材を備え、
前記整流部材の前記整流用段付孔は、拡大部と、前記拡大部の内径より小さい内径を有する縮小部と、を備え、
前記縮小部の内径は、前記弁ポートの内径以上の値に設定され、
前記整流部材の拡大部は、前記弁座の拡大部と対向していることを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記整流部材の拡大部と前記縮小部との境界部分は、前記弁座の拡大部と対向しており、
前記整流部材の拡大部は、前記弁体の中心軸線と同心上に形成され、
前記整流部材の一端が前記弁本体部の内側に位置し、前記整流部材の他端は前記弁本体部の外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁、および、それを備える冷凍サイクルシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
冷凍サイクルシステムにおいては、膨張弁として電動弁が、凝縮器と蒸発器との間に配されている。近年、冷凍サイクルシステムにおいてコンプレッサおよびファンの騒音が低減されるにつれて配管内および電動弁内を通過する冷媒の流体通過音が顕著となり、冷媒の通過速度が比較的速い電動弁の静粛性が要望されている。そのような電動弁は、例えば、特許文献1における図11に示されるように、冷媒の通過音の音圧レベルを低減させるべく、整流部が、弁本体の弁ポートに隣接して第2管継手内に設けられるものが提案されている。そのような弁本体の弁ポートは、第1ポートと、第1テ―パー部と、第2ポートとにより形成されている。その際、第2ポートの内径は、第1ポートの内径よりも大に設定されている。また、第2ポートの内径は、円筒状の整流部の内径よりも大に設定されている。
【0003】
斯かる構成において、電動弁の弁本体に接続される第1管継手から第1ポートに流入された冷媒の流速は、第2ポートの内径が第1ポートの内径よりも大に設定されているので減速され、その冷媒が整流部を介して第2管継手内に排出される。その際、冷媒の通過音の音圧レベルが低減される。
【0004】
一方、第2管継手内の整流部を通過し弁本体の弁ポートに向けて流入した冷媒は、先ず、整流部の内径が第2管継手の内径よりも小なので整流部により整流化され、次に、弁本体の第2ポートに流入した冷媒の流速は、第2ポートの内径が円筒状の整流部の内径よりも大に設定されているので減速される。その際、第2ポートを通過する冷媒の通過音の音圧レベルがさらに低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/230159号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、冷媒が第1管継手から弁本体の第1ポートを通じて第2ポートに流入される場合、第2ポートから整流部までの間で冷媒の流速が十分に減速されない場合がある。このような場合、弁本体の第2ポートにおける冷媒の流れ方向に沿う長さを比較的大きく設定することも考えられる。しかし、このような対策は、弁本体の第2ポートの加工難度が高くなるので得策ではない。
【0007】
以上の問題点を考慮し、本発明は、電動弁、および、それを備える冷凍サイクルシステムであって、電動弁内で発生する流体通過音の音圧レベルを抑制することができる電動弁、および、それを備える冷凍サイクルシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するために、本発明に係る電動弁は、第1の通路に接続される第1のポートと、第2の通路に接続される第2のポートとを有し、第1のポートおよび第2のポートに連通する弁ポートを有し、弁ポートに近接または離間し、開口面積を制御する弁体を含んでなる弁体ユニットを移動可能に収容する収容部を備える弁本体部と、弁体ユニットに、弁体の先端部と弁ポートの周縁との間を通過する流体の流量を調整するように、弁ポートの開口面積を制御する動作を行わせる弁体ユニット駆動機構と、を備え、弁体の先端部に向き合う第2ポートに隣接した弁座には、弁ポートおよび弁ポートの第2のポート側に弁ポートに連通する拡大部が形成され、さらに弁座とは別体に、 弁座の第2のポート側には、弁座の拡大部に向き合い、第2のポートに向かうほど内径が小さくなる整流用段付孔を有する整流部材と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
整流部材の整流用段付孔は、弁座の拡大部に向き合って内径の大きい拡大部が形成され、第2のポートに向き合って整流用段付孔の拡大部の内径より小さな内径の縮小部が形成され、整流部材の整流用段付孔の拡大部の内径が、弁座の拡大部の内径以上の値に設定されてもよい。
【0010】
整流部材の整流用段付孔は、弁座側から第2のポート側へ向けて内径が縮小する2段以上の内径の異なる孔が共通の中心軸線上に形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社鷺宮製作所
電磁弁
2日前
株式会社鷺宮製作所
制御装置
21日前
株式会社鷺宮製作所
圧力センサ
15日前
株式会社鷺宮製作所
圧力センサ
15日前
株式会社鷺宮製作所
弁装置および冷凍サイクルシステム
13日前
株式会社鷺宮製作所
スライド式切換弁および冷凍サイクルシステム
13日前
株式会社鷺宮製作所
電動弁、および、それを備える冷凍サイクルシステム
6日前
個人
ホース保持具
3か月前
個人
差動歯車用歯形
20日前
個人
トーションバー
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
14日前
個人
ボルトナットセット
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
22日前
カヤバ株式会社
ダンパ
22日前
個人
ベルトテンショナ
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
9日前
カヤバ株式会社
緩衝器
9日前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
株式会社三協丸筒
枠体
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
4か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
3か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
日東電工株式会社
断熱材
3か月前
日東精工株式会社
弾性鍔付きねじ
2か月前
AWJ株式会社
配管支持具
4か月前
株式会社有恒商会
伸縮継手
8日前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
4か月前
太陽工業株式会社
金属板結合方法
3か月前
続きを見る
他の特許を見る