TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025107846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001336
出願日
2024-01-09
発明の名称
キャンドポンプ及びこれを備える冷却装置
出願人
株式会社鷺宮製作所
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
F04D
13/06 20060101AFI20250714BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】コイルカバー及びボビンケースの形状をそれぞれ工夫することにより、キャンドポンプの低背化及びコイルの冷却を十分に行うことができ、小型化で信頼性の高いキャンドポンプ及びこれを備える冷却装置を提供することである。
【解決手段】軸線L方向に着脱可能である、回転子ユニット10及び固定子ユニット50と、軸線方向位置決め手段と、を備えるキャンドポンプであって、コイルカバー80は、コイル63の一側面の少なくとも一部を覆うとともに、軸線方向位置決め手段は、ボビンケース62の一側面が、本体ケース30と軸線L方向に直接当接する本体ケース当接部62a1a,62a2aを有するものであり、本体ケース当接部62a1a,62a2aは、軸線Lと直交する方向からみて、本体ケース当接部62a1a,62a2aと隣接するコイルカバー80の一側面に対して、同一面上、又は、一側に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
羽根車部材にロータマグネットを設け、軸線を中心に回転する回転子、及び、前記回転子を収容する本体ケースを有する回転子ユニットと、
ステータコアにボビンケースを介して、コイルが巻回される固定子、及び、前記コイルの一側に着脱可能に配置され、前記コイルを保護するコイルカバーを有する固定子ユニットと、
軸線方向に着脱可能である前記回転子ユニット及び前記固定子ユニットにおいて、前記固定子の半径方向内側に、前記ロータマグネットが配置されるように、前記回転子ユニットと前記固定子ユニットとの軸線方向の位置決めする軸線方向位置決め手段と、
を備え、
前記コイルカバーは、前記コイルの一側面の少なくとも一部を覆うとともに、
前記軸線方向位置決め手段は、前記ボビンケースの一側面が、前記本体ケースと軸線方向に直接当接する本体ケース当接部を有するものであり、
前記本体ケース当接部は、軸線と直交する方向からみて、前記本体ケース当接部と隣接する前記コイルカバーの一側面に対して、同一面上、又は、一側に設けられることを特徴とするキャンドポンプ。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ボビンケースは、
前記本体ケースが挿入される本体挿通孔を形成する第1壁部と、
前記コイルを外周側より囲う第2壁部と、
前記第1壁部と前記第2壁部とを接続し、前記コイルが巻回される胴体部と、を有し、
前記本体ケース当接部は、前記第1壁部で構成されることを特徴とする請求項1に記載のキャンドポンプ。
【請求項3】
前記ボビンケースは、
前記本体ケースが挿入される本体挿通孔を形成する第1壁部と、
前記コイルを外周側より囲う第2壁部と、
前記第1壁部と前記第2壁部とを接続し、前記コイルが巻回される胴体部と、を有し、
前記本体ケース当接部は、前記第2壁部で構成されることを特徴とする請求項1に記載のキャンドポンプ。
【請求項4】
前記ボビンケースは、
前記本体ケースが挿入される本体挿通孔を形成する第1壁部と、
前記コイルを外周側より囲う第2壁部と、
前記第1壁部と前記第2壁部とを接続し、前記コイルが巻回される胴体部と、を有し、
前記本体ケース当接部は、前記第1壁部及び前記第2壁部で構成されることを特徴とする請求項1に記載のキャンドポンプ。
【請求項5】
前記コイルカバーは、前記コイルの一側面の少なくとも一部を覆う被覆部と、
前記被覆部の半径方向外側に設けられ、前記固定子に載置される載置部と、
前記被覆部と前記載置部とを接続する複数の連結部と、を有し、
前記被覆部、及び、隣設する一対の前記連結部により、少なくとも画定される被覆部外周開口部に、前記本体ケース当接部が挿設されることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載のキャンドポンプ。
【請求項6】
前記連結部は、前記被覆部の外周縁から他側に延在し、
前記載置部は、前記連結部の他端部から半径方向外側へと延在することを特徴とする請求項5に記載のキャンドポンプ。
【請求項7】
前記コイルカバーは、前記コイルの一側面の少なくとも一部を覆う被覆部と、
前記被覆部の半径方向外側に設けられ、前記固定子に載置される載置部と、
前記被覆部と前記載置部とを接続する複数の連結部と、を有し、
前記第2壁部の前記本体ケース当接部は、スリットを介して、周方向に沿って不連続に複数設けられ、
前記スリットは、前記スリットの半径方向内側に、前記胴体部が配置されない位置に形成されており、
前記スリットには、前記連結部が挿設されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のキャンドポンプ。
【請求項8】
前記固定子ユニットは、前記コイルの他側に配置され、前記コイルを保護するコイルケースをさらに備え、
前記コイルケースの他側部には、本体挿通孔が形成されており、
前記本体ケースの他端部が、前記本体挿通孔に挿設された状態において、前記本体ケースの他端部が、前記コイルケースの他側部より外部に突出することのないことを特徴とする請求項1に記載のキャンドポンプ。
【請求項9】
前記固定子ユニットは、前記コイルへの駆動信号を制御する基板と、前記コイルの他側に配置され、前記コイルを保護するコイルケースをさらに備え、
前記基板の一側面には、前記固定子に当接されるとともに、前記基板の他側面には、前記基板への給電端子用のコネクタが接続され、
前記コイルケースの他側部には、コネクタ挿通孔が形成されており、
前記コネクタが、前記コネクタ挿通孔に挿設された状態において、前記コネクタの他端部が、前記コイルケースの他側部より外部に突出することのないことを特徴とする請求項1に記載のキャンドポンプ。
【請求項10】
請求項1に記載のキャンドポンプを備える冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイルカバーを有するキャンドポンプ及びこれを備える冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、図12に示すように、キャンドポンプ1200(以下、「従来のキャンドポンプ」という)であって、軸線L周りを回転可能なロータマグネット1222を備える羽根車部材1221が、本体ケース1230内に収容される回転子ユニット1210と、ステータコア1261の一部を覆うボビンケース1262にコイル1263が巻回される固定子ユニット1250と、を備え、回転子ユニット1210及び固定子ユニット1250が互いに着脱可能であるものが記載されている。
【0003】
従来のキャンドポンプ1200では、回転子ユニット1210が固定子ユニット1250から取り外された状態において、コイル1263への物理的な接触や、埃などの異物の付着を防ぐために、コイルカバー1280及びコイルケース1290が、コイル1263を覆うように、ボビンケース1262の一側(図中の上側)及び他側(図中の下側)にそれぞれ固定される。
【0004】
ここで、従来のキャンドポンプ1200では、回転子ユニット1210を固定子ユニット1250に取り付ける際に、まず、軸線方向位置決め手段として、本体ケース1230のロータマグネット収容部1232cを、L字断面形状を有するボビンケース1262の他端部1262a(図中の格子模様参照)に接触させる。その後、回転子ユニット1210を固定子ユニット1250に対して、軸線Lを中心に回転させることにより、連結手段1205を介して、本体ケース1230の羽根収容部1232bを、コイルカバー1280に接続するものである。
【0005】
したがって、従来のキャンドポンプ1200では、本体ケース1230の羽根収容部1232bと、ボビンケース1262との間に、コイルカバー1280及び連結手段1205が介在しているため、キャンドポンプ1200の低背化を図ることができないおそれがあった(以下、「従来の問題点1(キャンドポンプの低背化困難)」という)。
【0006】
また、従来のキャンドポンプ1200では、コイル1263の発熱に起因するボビンケース1262の絶縁劣化や焼損などを防止するために、ボビンケース1262の内周側を、ロータマグネット収容部1232cに対向配置させ、本体ケース1230内の作動流体により、コイル1263を冷却するものである。
【0007】
ここで、従来のキャンドポンプ1200において、羽根収容部1232bを構成する本体ケース1230内では、作動流体が常時流れているため、羽根収容部1232bによる冷却効果は高くなる一方、ロータマグネット収容部1232cを構成する本体ケース1230内では、極めて狭い隙間に作動流体が滞留しているため、ロータマグネット収容部1232cによる冷却効果は低くなっている。
【0008】
よって、従来のキャンドポンプ1200では、ボビンケース1262の内周面が、冷却効果が比較的低いロータマグネット収容部1232cと対向配置されるため、コイル1263の冷却が不十分となるおそれがある一方、ボビンケース1262の一側面が、冷却効果が比較的高いロータマグネット収容部1232bにより、冷却されることも考えられる。しかしながら、従来のキャンドポンプ1200では、ボビンケース1262の一側面と、冷却効果が比較的高い羽根収容部1232bとの間に、コイルカバー1280及び連結手段1205が介在しているため、羽根収容部1232bによるコイル1263の冷却が物理的に困難となっていた(以下、「従来の問題点2(コイル冷却不十分)」という)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-125488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、コイルカバー及びボビンケースの形状をそれぞれ工夫することにより、キャンドポンプの低背化及びコイルの冷却を十分に行うことができ、小型化で信頼性の高いキャンドポンプ及びこれを備える冷却装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
圧縮機
3か月前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
2か月前
カヤバ株式会社
電動ポンプ
10日前
株式会社不二越
蓄圧装置
17日前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
株式会社ニクニ
液封式ポンプ装置
2か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
2か月前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
個人
携帯型扇風機用の送風ノズル
2か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
1か月前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
3か月前
株式会社不二越
ベーンポンプ
21日前
株式会社ノーリツ
ロータリー圧縮機
1か月前
株式会社坂製作所
スクロール圧縮機
1か月前
株式会社不二越
油圧ユニット
2か月前
小倉クラッチ株式会社
ルーツブロア
20日前
個人
連結式螺旋翼体及び流体移送装置
2か月前
株式会社コスメック
ピストン型ポンプ
2か月前
株式会社村田製作所
圧電ポンプ
3か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
14日前
已久工業股ふん有限公司
空気圧縮機構造
13日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
13日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
18日前
株式会社神戸製鋼所
ターボ圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
三菱電機株式会社
遠心送風機
3か月前
株式会社西田技巧
シーリングファン
17日前
Next Innovation合同会社
羽根車
2か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
25日前
兵神機械工業株式会社
パドルポンプ
3か月前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
25日前
株式会社豊田自動織機
圧縮機
25日前
株式会社荏原製作所
給水装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る