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公開番号2025105092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223392
出願日2023-12-28
発明の名称吸収性コア形成装置、及び、吸収性コアを形成する方法
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】意図しない位置に高吸収性ポリマー粒子が配置されることを低減する吸収性コア形成装置を提供すること。
【解決手段】高吸収性ポリマーを含む吸収性コアを製造する吸収性コア形成装置(10)であって、基材シート(1K)を搬送方向へ搬送する搬送部(11)と、基材シート(1K)に向けて高吸収性ポリマー粒子(12S)を供給する粒子供給部(12)と、粒子供給部(12)よりも搬送方向の下流に配置され、基材シート(1K)に向けて接着剤(15H)を空気流と共に吐出する接着剤吐出部(15)と、を有し、接着剤吐出部(15)は、接着剤吐出部(15)から吐出された接着剤(15H)によって、基材シート(1K)から跳ね返った高吸収性ポリマー粒子(12S)の少なくとも一部を基材シート(1K)側に押し返す。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
高吸収性ポリマーを含む吸収性コアを製造する吸収性コア形成装置であって、
基材シートを搬送方向へ搬送する搬送部と、
前記基材シートに向けて高吸収性ポリマー粒子を供給する粒子供給部と、
前記粒子供給部よりも前記搬送方向の下流に配置され、前記基材シートに向けて接着剤を空気流と共に吐出する接着剤吐出部と、
を有し、
前記接着剤吐出部は、前記接着剤吐出部から吐出された前記接着剤によって、前記基材シートから跳ね返った前記高吸収性ポリマー粒子の少なくとも一部を前記基材シート側に押し返す
ことを特徴とする、吸収性コア形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記粒子供給部よりも前記搬送方向の上流に、前記基材シートに向けて接着剤を塗布する上流側接着剤塗布部が設けられている
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記高吸収性ポリマー粒子は、前記基材シートの表面側に供給され、
前記粒子供給部によって前記高吸収性ポリマー粒子が供給される位置の前記基材シートの裏面側には、前記基材シートを吸引する吸引部が設けられている
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記接着剤吐出部を第1接着剤吐出部としたとき、
前記第1接着剤吐出部よりも前記搬送方向の下流に、前記基材シートに向けて接着剤を空気流と共に吐出する第2接着剤吐出部が設けられている
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記第1接着剤吐出部及び前記第2接着剤吐出部は、それぞれ、複数の吐出口が列状に並んだ吐出口列を前記搬送方向に離間して複数有する
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記搬送部は搬送コンベアを有し、
前記搬送コンベアの搬送面は、前記搬送方向の下流側が下がるように、水平面に対して傾斜している
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項7】
請求項6に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記接着剤は、前記接着剤吐出部の吐出口から所定の吐出方向に吐出され、
前記搬送面が前記水平面に対して傾斜している角度をθ0としたとき、
前記吐出方向と前記水平面とがなす角度は、θ0+90度以上である
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項8】
請求項7に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記接着剤吐出部を第1接着剤吐出部としたとき、
前記第1接着剤吐出部よりも前記搬送方向の下流に、前記基材シートに向けて接着剤を空気流と共に吐出する第2接着剤吐出部が設けられており、
前記第2接着剤吐出部は、接着剤を吐出口から所定の吐出方向に吐出し、
前記第2接着剤吐出部の前記吐出方向と前記水平面とがなす角度は、θ0+90度以上である
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項9】
請求項8に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記第1接着剤吐出部の前記吐出方向と前記水平面とがなす角度をθ1とし、
前記第2接着剤吐出部の前記吐出方向と前記水平面とがなす角度をθ2としたとき、
θ1<θ2である
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の吸収性コア形成装置であって、
前記搬送部は回転体を有し、
前記接着剤は、前記接着剤吐出部の吐出口から所定の吐出方向に吐出され、
前記吐出方向を延長させた仮想線と、前記仮想線と前記回転体の外周面との交点における前記回転体の接線とがなす角度が90度よりも大きくなるように、前記吐出方向の上流側が前記搬送方向の下流側に傾いている
ことを特徴とする吸収性コア形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性コア形成装置、及び、吸収性コアを形成する方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、材料シートに高吸収性ポリマー(SAP)粒子の噴霧等を行うことによって、吸収性コアを形成する装置が知られている。例えば、特許文献1には、接着剤とSAP粉末とを、材料シートに接着させる前に空気中で混合し、形成された混合物を材料シートに塗布することによって複合高吸収性コア構造体を形成する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2013-141609号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、材料シート(基材シート)に塗布する前に、接着剤とSAP粉末とを混合させていたが、接着剤とSAP粉末とを別々に基材シートに塗布する場合、放出されたSAP粉末は、意図しない方向に跳ね返って、本来配置されるべきではない箇所にまで飛び散ってしまうことがあった。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、意図しない位置に高吸収性ポリマー粒子が配置されることを低減する吸収性コア形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、高吸収性ポリマーを含む吸収性コアを製造する吸収性コア形成装置であって、基材シートを搬送方向へ搬送する搬送部と、前記基材シートに向けて高吸収性ポリマー粒子を供給する粒子供給部と、前記粒子供給部よりも前記搬送方向の下流に配置され、前記基材シートに向けて接着剤を空気流と共に吐出する接着剤吐出部と、を有し、前記接着剤吐出部は、前記接着剤吐出部から吐出された前記接着剤によって、前記基材シートから跳ね返った前記高吸収性ポリマー粒子の少なくとも一部を前記基材シート側に押し返すことを特徴とする、吸収性コア形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、意図しない位置に高吸収性ポリマー粒子が配置されることを低減する吸収性コア形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の吸収性コア形成装置10の一部を模式的に示す図である。
図2A及び図2Bは、第1実施形態におけるSAP粒子の供給及び接着剤の吐出の態様を説明する図である。
接着剤吐出部15うち、吐出口15t1が設けられている面の平面図である。
第2実施形態の吸収性コア形成装置10の一部を模式的に示す図である。
図5A及び図5Bは、第2実施形態におけるSAP粒子の供給及び接着剤の吐出の態様を説明する図である。
接線G1及び水平線と平行な線Hrを示す図である
第1接着剤吐出部15x1の吐出方向15d1の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1は、高吸収性ポリマーを含む吸収性コアを製造する吸収性コア形成装置であって、基材シートを搬送方向へ搬送する搬送部と、前記基材シートに向けて高吸収性ポリマー粒子を供給する粒子供給部と、前記粒子供給部よりも前記搬送方向の下流に配置され、前記基材シートに向けて接着剤を空気流と共に吐出する接着剤吐出部と、を有し、前記接着剤吐出部は、前記接着剤吐出部から吐出された前記接着剤によって、前記基材シートから跳ね返った前記高吸収性ポリマー粒子の少なくとも一部を前記基材シート側に押し返すことを特徴とする、吸収性コア形成装置である。
【0010】
態様1の吸収性コア形成装置によれば、基材シートから跳ね返った高吸収性ポリマー(SAP)粒子に、吐出された接着剤が当たることで、該SAP粒子を再び基材シート側に落とすことができる。また、接着剤と共に吐出された空気流によって、意図しない位置にSAP粒子が配置されることを低減できる。さらに、跳ね返ったSAP粒子の周囲に接着剤が絡むことによって、SAP粒子の固定をより確実にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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