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公開番号2025104886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223042
出願日2023-12-28
発明の名称吸収体を製造する方法
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薄さを保ちつつ、着用時のフィット性が良好な高吸収性ポリマーを有する吸収体(SAPシート)を容易に製造する。
【解決手段】高吸収性ポリマーを含む吸収体を製造する方法であって、基材シートの一方の面を支持部によって支持しつつ、前記基材シートを搬送する搬送工程と、前記基材シートの他方の面に向けて高吸収性ポリマー粒子を供給する粒子供給工程と、を有する。前記支持部は、複数の開口を有し、平面視において、前記開口に内接する内接円の直径は、前記高吸収性ポリマー粒子の平均粒径以上である。前記粒子供給工程では、前記基材シートの前記一方の面の側から、前記開口を介して前記基材シートを吸引する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
高吸収性ポリマーを含む吸収体を製造する方法であって、
基材シートの一方の面を支持部によって支持しつつ、前記基材シートを搬送する搬送工程と、
前記基材シートの他方の面に向けて高吸収性ポリマー粒子を供給する粒子供給工程と、
を有し、
前記支持部は、複数の開口を有し、
平面視において、前記開口に内接する内接円の直径は、前記高吸収性ポリマー粒子の平均粒径以上であり、
前記粒子供給工程では、前記基材シートの前記一方の面の側から、前記開口を介して前記基材シートを吸引する
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記搬送工程において、前記支持部は、前記基材シートを搬送する搬送ベルトである
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項3】
請求項2に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記支持部からみて前記基材シートが位置する側とは反対側に吸引部を設け、
吸引用開口を備えた他の搬送ベルトを設け、
他の搬送ベルトは、前記搬送ベルトと前記吸引部との間に位置すると共に、前記搬送ベルトの搬送方向と同じ方向に移動する、
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記支持部からみて前記基材シートが位置する側とは反対側に吸引部を設け、
前記吸引部の吸引口は、前記基材シートの搬送方向と交差する交差方向において、第1開口領域と、前記第1開口領域に隣接し、前記第1開口領域よりも開口率が低い第2開口領域とを備え、
前記粒子供給工程において、前記吸引部は、前記基材シートの前記一方の面の側から、前記開口、前記第1開口領域及び前記第2開口領域を介して前記基材シートを吸引する
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項5】
請求項4に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記第1開口領域の開口率は、前記支持部の前記開口が設けられている領域における前記開口の開口率以上である
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項6】
請求項4に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記第2開口領域の開口率は、前記支持部の前記開口が設けられている領域における前記開口の開口率以下である
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項7】
請求項4に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記第2開口領域は、前記交差方向において複数設けられている
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項8】
請求項4に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記吸引部は、第3開口領域と非開口領域とを備え、
前記第3開口領域は、前記第1開口領域よりも前記搬送方向の下流側に位置し、且つ、前記交差方向において前記第1開口領域と重複する部分を有し、
前記第3開口領域は、前記第1開口領域よりも開口率が低く、
前記非開口領域は、前記第2開口領域よりも前記搬送方向の下流側に位置し、且つ、前記交差方向において前記第2開口領域と重複する部分を有し、
前記基材シートに前記高吸収性ポリマー粒子が供給される位置よりも前記基材シートの搬送方向の下流側において、前記吸引部は、前記基材シートの前記一方の面の側から、前記第3開口領域を介して前記基材シートを吸引する
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項9】
請求項8に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記吸引部は、平面視において、前記第1開口領域及び前記第3開口領域よりも前記交差方向の外側であって、前記基材シートの前記交差方向の端部に重複する位置に設けられた第4開口領域を備え、
前記搬送工程において、前記吸引部は、前記基材シートの前記一方の面の側から前記第4開口領域を介して前記端部を吸引する
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
【請求項10】
請求項1に記載の吸収体を製造する方法であって、
前記搬送工程において、前記支持部は、前記基材シートを搬送する回転体である
ことを特徴とする、吸収体を製造する方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収体を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液吸収性の吸収体を備えた使い捨ておむつ等の吸収性物品がある。このような吸収体として、高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含み且つパルプ等の繊維状材料を含まないSAPシートが知られている。このようなSAPシートは、繊維状材料を含んだ吸収体と比較して厚みを小さくしやすいため、薄型の吸収体を形成するのに好適である。例えば、特許文献1には、高吸収性ポリマーがシートに配された吸収体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-122342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のSAPシート(吸収体)では、多数のSAP粒子が材料シート(基材シート)に厚みが均一になるように積層されている。しかし、このようなSAPシートでは、例えば着用時において着用者の両脚の間(すなわち鼠径部)に挟まれた際、着用者の身体の凹凸に沿って変形し難く、フィット性が悪化するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、薄さを保ちつつ、着用時のフィット性が良好な高吸収性ポリマーを有する吸収体(SAPシート)を容易に製造することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、高吸収性ポリマーを含む吸収体を製造する方法であって、基材シートの一方の面を支持部によって支持しつつ、前記基材シートを搬送する搬送工程と、前記基材シートの他方の面に向けて高吸収性ポリマー粒子を供給する粒子供給工程と、を有し、前記支持部は、複数の開口を有し、平面視において、前記開口に内接する内接円の直径は、前記高吸収性ポリマー粒子の平均粒径以上であり、前記粒子供給工程では、前記基材シートの前記一方の面の側から、前記開口を介して前記基材シートを吸引することを特徴とする、吸収体を製造する方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、薄さを保ちつつ、着用時のフィット性が良好な高吸収性ポリマーを有する吸収体を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
おむつ1の概略斜視図である。
展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た平面図である。
図2の中央線CLでの概略断面図である。
図4Aは、吸収体20の断面模式図である。図4Bは、SAP層27の詳細を示した吸収体20Aの断面模式図である。
吸収体20Aの平面模式図である。
図6Aは、基材シート14に高吸収性ポリマーが積層される様子を表す断面模式図である。図6Bは、基材シート14の一方の面側における凹部領域214Fの様子を表す平面模式図である。
図7Aは、吸収体20Aが水分を吸収する前の状態を表す断面模式図である。図7Bは、吸収体20Aが水分を吸収した後の状態を表す断面模式図である。
変形例の吸収体20Bの平面模式図である。
吸収体製造装置50の概要を表す模式図である。
吸引部11Pの吸引用開口11suを説明する図である。
図11Aは、搬送ベルト11cnの一部を表す断面模式図である。図11Bは、搬送ベルト11cnの一部を表す平面模式図である。
吸引部11Pの吸引用開口suの別の例を表す平面模式図である。
吸収体製造装置50におけるSAP粒子の供給及び接着剤の吐出の態様を説明する図である。
第1変形例の吸収体製造装置50Aにおける吸引用開口11suを説明する図である。
吸収体製造装置60の概要を表す模式図である。
搬送部11yのプレート部11ptを説明する図である。
プレート部11ptの別の例を示す平面模式図である。
吸収体製造装置60におけるSAP粒子の供給及び接着剤の吐出の態様を説明する図である。
第2変形例の吸収体製造装置60Aの斜視図である。
プレート部11ptの基板118の別の例を示す平面模式図である。
第3変形例の吸収体製造装置60Bの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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