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公開番号2025104885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223041
出願日2023-12-28
発明の名称吸収体及び吸収性物品
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類A61F 13/535 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】高吸収性ポリマーを有する吸収体において、薄さを保ちつつ、着用時のフィット性を向上させる。
【解決手段】互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、基材シートと、前記基材シートに積層された高吸収性ポリマーとを有する吸収体である。吸収体は、前記高吸収性ポリマーの坪量が周囲よりも高い高坪量領域を有し、前記高坪量領域は、前記厚さ方向における最大厚みとなる点が前記長手方向及び前記幅方向に間欠的に位置するよう配置され、前記最大厚みは、3mm以内であり、隣接する前記最大厚みとなる点同士の間隔は、前記最大厚みの5倍以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、
基材シートと、前記基材シートに積層された高吸収性ポリマーとを有する吸収体であって、
前記高吸収性ポリマーの坪量が周囲よりも高い高坪量領域を有し、
前記高坪量領域は、前記厚さ方向における最大厚みとなる点が前記長手方向及び前記幅方向に間欠的に位置するよう配置され、
前記最大厚みは、3mm以内であり、隣接する前記最大厚みとなる点同士の間隔は、前記最大厚みの5倍以下である
ことを特徴とする、吸収体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吸収体であって、
前記最大厚みは、2mm以内であり、隣接する前記最大厚みとなる点同士の間隔は、前記最大厚みの4倍以下である
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項3】
請求項1に記載の吸収体であって、
前記高坪量領域は、前記高吸収性ポリマー以外の繊維状材料を含まない
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項4】
請求項1に記載の吸収体であって、
平面視において、複数の前記高坪量領域の各々に外接する外接円の直径は、2mm以上4mm以下である
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項5】
請求項1に記載の吸収体であって、
隣接する前記最大厚みとなる点同士の間で前記高吸収性ポリマーが積層された低坪量積層領域と、
別の隣接する前記最大厚みとなる点同士の間で前記高吸収性ポリマーがない非積層領域とを有する
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項6】
請求項5に記載の吸収体であって、
前記低坪量積層領域は、前記長手方向及び前記幅方向に間欠的に配置され、前記非積層領域は、前記長手方向及び前記幅方向に間欠的に配置される
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項7】
請求項6に記載の吸収体であって、
平面視において、複数の前記非積層領域の各々に内接する内接円の直径のうち、最大の直径は、前記最大厚み以下である
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項8】
請求項6に記載の吸収体であって、
前記低坪量積層領域の数は、前記長手方向に三等分した各領域で異なる、又は、前記非積層領域の数は、前記長手方向に三等分した各領域で異なる
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項9】
請求項6に記載の吸収体であって、
前記最大厚みとなる点のうち、
前記幅方向の一方側又は他方側に前記非積層領域が隣接して位置する点の数は、
前記長手方向の一方側又は他方側に前記非積層領域が隣接して位置する点の数より多い
ことを特徴とする、吸収体。
【請求項10】
請求項1に記載の吸収体であって、
前記基材シートとの間で前記高吸収性ポリマーを挟むように位置する別のシートを有し、
隣接する前記最大厚みとなる点同士の間で前記基材シートと前記別のシートとが接合されている接合領域と、
別の隣接する前記最大厚みとなる点同士の間で前記基材シートと前記別のシートとが接合されていない非接合領域とを有する
ことを特徴とする、吸収体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収体及び吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液吸収性の吸収体を備えた使い捨ておむつ等の吸収性物品がある。このような吸収体として、高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含み且つパルプ等の繊維状材料を含まないSAPシートが知られている。このようなSAPシートは、繊維状材料を含んだ吸収体と比較して厚みを小さくしやすいため、薄型の吸収体を形成するのに好適である。例えば、特許文献1には、高吸収性ポリマーがシートに配された吸収体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-122342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のSAPシート(吸収体)では、多数のSAP粒子が材料シート(基材シート)に厚みが均一になるように積層されている。しかし、このようなSAPシートでは、例えば着用時において着用者の両脚の間(すなわち鼠径部)に挟まれた際、着用者の身体の凹凸に沿って変形し難く、フィット性が悪化するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高吸収性ポリマーを有する吸収体(SAPシート)において、薄さを保ちつつ、着用時のフィット性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに直交する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、基材シートと、前記基材シートに積層された高吸収性ポリマーとを有する吸収体であって、前記高吸収性ポリマーの坪量が周囲よりも高い高坪量領域を有し、前記高坪量領域は、前記厚さ方向における最大厚みとなる点が前記長手方向及び前記幅方向に間欠的に位置するよう配置され、前記最大厚みは、3mm以内であり、隣接する前記最大厚みとなる点同士の間隔は、前記最大厚みの5倍以下であることを特徴とする、吸収体である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高吸収性ポリマーを有する吸収体において、薄さを保ちつつ、着用時のフィット性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
おむつ1の概略斜視図である。
展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た平面図である。
図2の中央線CLでの概略断面図である。
図4Aは、吸収体20の断面模式図である。図4Bは、SAP層27の詳細を示した吸収体20Aの断面模式図である。
吸収体20Aの平面模式図である。
図6Aは、基材シート14に高吸収性ポリマーが積層される様子を表す断面模式図である。図6Bは、基材シート14の一方の面側における凹部領域214Fの様子を表す平面模式図である。
図7Aは、吸収体20Aが水分を吸収する前の状態を表す断面模式図である。図7Bは、吸収体20Aが水分を吸収した後の状態を表す断面模式図である。
変形例の吸収体20Bの平面模式図である。
吸収体製造装置50の概要を表す模式図である。
吸引部11Pの吸引用開口11suを説明する図である。
図11Aは、搬送ベルト11cnの一部を表す断面模式図である。図11Bは、搬送ベルト11cnの一部を表す平面模式図である。
吸引部11Pの吸引用開口suの別の例を表す平面模式図である。
吸収体製造装置50におけるSAP粒子の供給及び接着剤の吐出の態様を説明する図である。
第1変形例の吸収体製造装置50Aにおける吸引用開口11suを説明する図である。
吸収体製造装置60の概要を表す模式図である。
搬送部11yのプレート部11ptを説明する図である。
プレート部11ptの別の例を示す平面模式図である。
吸収体製造装置60におけるSAP粒子の供給及び接着剤の吐出の態様を説明する図である。
第2変形例の吸収体製造装置60Aの斜視図である。
プレート部11ptの基板118の別の例を示す平面模式図である。
第3変形例の吸収体製造装置60Bの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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