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公開番号
2025103922
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221654
出願日
2023-12-27
発明の名称
無線通信機、無線通信方法および通信制御プログラム
出願人
アイコム株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H04L
15/00 20060101AFI20250702BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】モールス信号の自局の送信速度を相手局の送信速度に合せるように自動的に調整する。
【解決手段】トランシーバ(1)は、モールス信号を送受信する。トランシーバ(1)は、相手局から受信したモールス信号に基づいて、当該モールス信号の相手局のキーイング速度をWPMとして推定するWPM推定部(663)と、推定された相手局のキーイング速度に基づいてモールス信号の自局のキーイング速度の目標値を設定する設定部(92)と、設定された目標値になるように自局のキーイング速度を制御するエレクトリックキーヤー(93)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モールス信号を送受信する無線通信機であって、
相手局から受信したモールス信号に基づいて、当該モールス信号の相手局送信速度を推定する推定部と、
推定された前記相手局送信速度に基づいてモールス信号の自局送信速度の目標値を設定する設定部と、
設定された前記目標値になるように前記自局送信速度を制御する制御部と、を備える、無線通信機。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記推定部は、相手局から受信したモールス信号から得られた、最大値および最小値の2値を有する振幅信号における前記最大値の持続時間に基づいて、モールス符号における短点および長点を識別し、所定数の前記短点が規定時間において出現する回数を計算することにより前記相手局送信速度を推定する、請求項1に記載の無線通信機。
【請求項3】
前記推定部は、前記設定部により前記目標値が設定された後も、前記相手局送信速度の推定を継続し、
前記無線通信機は、前記最大値の持続時間を、前記推定部により推定された前記相手局送信速度を基準として定められた点識別閾値と比較することにより、モールス符号の構成要素である短点および長点を識別するとともに、前記最小値の持続時間を、当該相手局送信速度を基準として定められた間隔識別閾値と比較することにより、モールス符号の構成要素である複数の異なる間隔を識別する符号化を行う符号化部をさらに備える、請求項2に記載の無線通信機。
【請求項4】
コンピュータを、請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信機における前記推定部および前記設定部として機能させるための通信制御プログラム。
【請求項5】
モールス信号を送受信する無線通信方法であって、
相手局から受信したモールス信号に基づいて、当該モールス信号の相手局送信速度を推定する推定ステップと、
推定された前記相手局送信速度に基づいてモールス信号の自局送信速度の目標値を設定する設定ステップと、
設定された前記目標値になるように前記自局送信速度を制御する制御ステップと、を含む、無線通信方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モールス信号を送受信する無線通信機等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
無変調連続波(CW:Continuous Wave)によるモールス信号を送受信する無線通信機を用いた通信では、交信者間で、短点・長点を組み合わせたモールス符号を入力する入力装置の操作に技量の相違が生じることがある。このような技量の相違が生じる場合、交信者間で、モールス信号の送信速度に差異が生じてしまう。このため、上級者と初級者とが交信する場合、上級者側の無線通信機において、入力装置の操作が遅い初級者の無線通信機の送信速度に合せるように送信速度を調整することによって、交信を円滑に行なうことができる。なお、以降の説明では、短点・長点を組み合わせたモールス符号を通信用に変換した信号をモールス信号と称する。
【0003】
また、上記のような無線通信機には、短点や長点を連続して出力したり、入力に応じて、短点・長点およびこれらの間隔を規定の長さで出力したりする、いわゆるエレクトリックキーヤーを備えた機種がある。例えば、特許文献1には、エレクトリックキーヤーにおいて、送信速度を可変する可変抵抗器の可変位置のうち最小位置および最大位置のそれぞれを変更することが開示されている。最小位置および最大位置の変更により、可変抵抗器の抵抗値を可変するつまみの操作範囲を送信者の入力装置の操作技量に応じて設定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-127550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、つまみの操作により送信速度を調整するため、つまみ操作の煩わしさから開放されないという問題がある。
【0006】
本発明の一態様は、モールス信号の自局の送信速度を相手局の送信速度に合せるように自動的に調整することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信機は、モールス信号を送受信する無線通信機であって、相手局から受信したモールス信号に基づいて、当該モールス信号の相手局送信速度を推定する推定部と、推定された前記相手局送信速度に基づいてモールス信号の自局送信速度の目標値を設定する設定部と、設定された前記目標値になるように前記自局送信速度を制御する制御部と、を備える。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信方法は、モールス信号を送受信する無線通信方法であって、相手局から受信したモールス信号に基づいて、当該モールス信号の相手局送信速度を推定する推定ステップと、推定された前記相手局送信速度に基づいてモールス信号の自局送信速度の目標値を設定する設定ステップと、設定された前記目標値になるように前記自局送信速度を制御する制御ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、モールス信号の自局の送信速度を相手局の送信速度に合せるように自動的に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るトランシーバの構成を示す図である。
トランシーバによるキーイング速度の制御の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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