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公開番号
2025102783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2025034621,2021529002
出願日
2025-03-05,2019-11-21
発明の名称
組換えウイルスベクター及びそれの産生のための核酸
出願人
武田薬品工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
15/864 20060101AFI20250701BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】組換えAAVベクターの産生のための改善された組成物及び方法を提供する。
【解決手段】組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)ベクターの産生において使用される、核酸、AAVトランスファーカセット、及びプラスミドが提供される。提供される核酸、カセット、及びプラスミドは、1つまたは複数の疾患または障害の寛解、治療、及び/または予防における治療有効性を有する1つまたは複数の導入遺伝子を発現する配列を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
5’から3’で、
5’逆方向末端反復(ITR);
プロモーター;
導入遺伝子配列;
ポリアデニル化シグナル;及び
3’ITRを含み;
前記導入遺伝子配列が、フラタキシン(FXN)タンパク質をコードする、核酸。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記5’ITR及び前記3’ITRのうちの少なくとも1つが、約110~約160ヌクレオチドの長さである、請求項1に記載の核酸。
【請求項3】
前記5’ITRが、前記3’ITRと同じ長さである、請求項1または2に記載の核酸。
【請求項4】
前記5’ITR及び前記3’ITRが、異なる長さを有する、請求項1または2に記載の核酸。
【請求項5】
前記5’ITR及び前記3’ITRのうちの少なくとも1つが、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAVrh8、AAVrh10、AAVrh32.33、AAVrh74、トリAAV、またはウシAAVのゲノムから単離されるかまたはそれに由来する、請求項1~4のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項6】
前記5’ITRが、配列番号:1の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む、請求項1に記載の核酸。
【請求項7】
前記3’ITRが、配列番号:2の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項8】
前記3’ITRが、配列番号:3の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項9】
前記プロモーターが、前記導入遺伝子の発現を駆動する、請求項1~8のいずれか1項に記載の核酸。
【請求項10】
前記プロモーターが、構成的プロモーターである、請求項1~9のいずれか1項に記載の核酸。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年11月21日に出願された米国仮特許出願シリアル番号62/770,202号の優先権を主張し、その全体はすべての目的のために参照することによって本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
本開示は、分子生物学及び遺伝子療法の分野に関する。より具体的には、本開示は、組換えウイルスベクターの産生のための組成物及び方法に関する。
【0003】
電子的に提出されたテキストファイルの説明
本明細書と共に電子的に提出されたテキストファイルの内容は、参照することによってそれらの全体が援用される。配列表のコンピューター可読フォーマットのコピー(ファイル名:STRD-011-01WO_Sequence_Listing.txt、記録日2019年11月21日、ファイルサイズ約145キロバイト)。
【背景技術】
【0004】
組換えウイルスベクター(アデノ随伴ウイルスベクター(AAV)が挙げられる)は遺伝子送達剤として有用であり、ヒト遺伝子療法のための強力なツールである。AAVを使用して、高頻度の安定的なDNAの組込み及び発現が様々な細胞でインビボ及びインビトロで達成され得る。他のいくつかのウイルスベクター系とは異なり、AAVは、標的細胞中での安定的な組込みのために活発な細胞分裂を要求しない。
【0005】
組換えAAVベクターは、ウイルス産生細胞株を使用して培養において産生され得る。組換えAAVの産生は、典型的には細胞において3つのエレメント:1)AAV逆方向末端反復(ITR)配列が近接する導入遺伝子を含む核酸、2)AAV rep遺伝子及びcap遺伝子、ならびに3)ヘルパーウイルスタンパク質配列の存在を要求する。これらの3つのエレメントは、1つまたは複数のプラスミド上で提供され、細胞の中へトランスフェクションされるか、または形質導入され得る。
【0006】
組換えAAVベクターの産生及び使用は、ウイルスカプシドの中へ導入遺伝子DNAを効率的にパッケージングし、導入遺伝子を標的細胞において有効に発現することができないことで限定されてきた。したがって、組換えAAVベクターの産生のための改善された組成物及び方法についての当技術分野における必要性が存在する。
【発明の概要】
【0007】
AAVトランスファーカセットを含む核酸が本明細書において記載される。開示される核酸は、組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターの産生において使用され得る。開示される核酸及びトランスファーカセットは、1つまたは複数の疾患または障害の寛解、治療、及び/または予防における治療有効性を有する1つまたは複数の導入遺伝子の配列を含む。
【0008】
いくつかの実施形態において、本開示は、5’から3’で、5’逆方向末端反復(ITR)、プロモーター、導入遺伝子配列、ポリアデニル化シグナル、及び3’ITRを含む核酸を提供する。いくつかの実施形態において、導入遺伝子配列は、フラタキシン(FXN)タンパク質をコードする。FXNタンパク質は、例えばヒトFXNタンパク質であり得る。いくつかの実施形態において、FXNタンパク質は、配列番号:65の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を有する。いくつかの実施形態において、核酸
は、配列番号:28~64のうちの任意の1つの配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む。
【0009】
いくつかの実施形態において、5’ITRは、3’ITRと同じ長さである。いくつかの実施形態において、5’ITR及び3’ITRは、異なる長さを有する。いくつかの実施形態において、5’ITR及び3’ITRのうちの少なくとも1つは、約110~約160ヌクレオチドの長さである。5’ITR及び3’ITRのうちの少なくとも1つは、例えばAAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAVrh8、AAVrh10、AAVrh32.33、AAVrh74、トリAAV、またはウシAAVのゲノムから単離され得るかまたはそれらに由来し得る。いくつかの実施形態において、5’ITRは、配列番号:1の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む。いくつかの実施形態において、3’ITRは、配列番号:2の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む。いくつかの実施形態において、3’ITRは、配列番号:3の配列、またはそれに少なくとも95%同一である配列を含む。
【0010】
プロモーターは、導入遺伝子の発現を駆動し得る。いくつかの実施形態において、プロモーターは、構成的プロモーターである。いくつかの実施形態において、プロモーターは、誘導可能プロモーターである。いくつかの実施形態において、プロモーターは、組織特異的プロモーターである。いくつかの実施形態において、プロモーターは、野生型プロモーターの修飾形態である。例えば、AAVのためのパッケージングの制限に起因して、プロモーターの長さは低減され得る。いくつかの実施形態において、プロモーターは、野生型プロモーターの短縮形態である。
(【0011】以降は省略されています)
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