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公開番号2025101727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2024194502
出願日2024-11-06
発明の名称一時染毛料
出願人株式会社トキワ
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/19 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 十分な速乾性を有するとともに、色むら及びごわつき感が十分に低減されており耐摩擦性にも優れる染毛を可能とする一時染毛料を提供すること。
【解決手段】 一時染毛料は、(A)色材と、(B)炭素数1~3のアルコールと、(C)親水性粉体(但し、色材を除く)と、(D)炭素数4~24の炭化水素基を有するアルコール及びその誘導体並びに炭素数8~24の脂肪酸及びその誘導体からなる群より選択される少なくとも一種の25℃で液状である化合物と、(E)水溶性皮膜剤とを含有し、(B)成分の含有量が、一時染毛料全量を基準として、10~90質量%である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)色材を含有する一時染毛料であって、
前記一時染毛料は、(B)炭素数1~3のアルコール、(C)親水性粉体(但し、前記色材を除く)、(D)炭素数4~24の炭化水素基を有するアルコール及びその誘導体並びに炭素数8~24の脂肪酸及びその誘導体からなる群より選択される少なくとも一種の25℃で液状である化合物、及び(E)水溶性皮膜剤を更に含有し、
前記(B)成分の含有量が、一時染毛料全量を基準として、10~90質量%である、一時染毛料。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記(A)成分及び前記(C)成分の合計含有量に対する前記(B)成分の含有量の比(B)/[(A)+(C)]が、1~30である、請求項1に記載の一時染毛料。
【請求項3】
前記親水性粉体が、平均粒径が10nm~20μmの球状粉体である、請求項1又は2に記載の一時染毛料。
【請求項4】
前記(E)成分が、ベタイン系ポリマーを、(E)成分の全量を基準として、10質量%以上含有する、請求項1又は2に記載の一時染毛料。
【請求項5】
前記(D)成分の含有量が、前記(C)成分100質量部に対して、800~5000質量部である、請求項1又は2に記載の一時染毛料。
【請求項6】
静置時に、前記(B)成分が含まれる上澄み層と、前記(A)成分及び前記(C)成分が含まれる沈殿層とが生じる、請求項1又は2に記載の一時染毛料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一時染毛料に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
染毛料は、毛髪に着色した色の持続性によって、一時染毛料、半永久染毛料、永久染毛料に分類される。半永久染毛料や永久染毛料は、シャンプーしても色落ちし難いという長所があるが、染毛が完了するまでの操作が煩雑になるという側面を有する。一方、一時染毛料は、その使用方法が簡単で目的とする部位に塗布するだけでよく、スピーディに染毛できる利点があり、外出前の使用などには最適である。また、一時染毛料は、シャンプーで簡単に洗い落とすことができるので、染めた色に不満があるときや他の色に変更したいときなどに便利であり、市場でのその需要も高いものである。
【0003】
従来、一時染毛料は、隠蔽性の高いカーボンブラックやチタンブラックなどの無機顔料を中心とした色材、色材を毛髪に固着させて衣服などへの二次汚着を防ぐための皮膜剤、及び、エタノールなどの速乾性の揮発性溶剤などで構成されている。近年では、一時染毛料の使用性や使用感を向上させるための検討もなされている。例えば、下記特許文献1には、塗布後の二次付着性、色の持続性の改善を目的として、揮発性油分と、揮発性油分に溶解する撥水性ポリマーと、着色顔料が含まれる粉体と、揮発性油分と相溶性を有する非揮発性油分とを含む染毛剤が提案されている。また、下記特許文献2には、耐摩擦性、べとつきやごわつきがない感触、色むらのない染毛の観点から、特定の顔料とゲル化剤及びフィルム形成ポリマーとを特定比率で配合した一時染毛剤が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-265354号公報
特開平11-49651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の一時染毛料は、顔料の分散性が十分ではなく、色むらが生じやすい。また、上記特許文献2に記載の一時染毛料は、速乾性と、耐摩擦性及びごわつきがない感触とを両立させる点において十分に満足し得るものではない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、十分な速乾性を有するとともに、色むら及びごわつき感が十分に低減されており耐摩擦性にも優れる染毛を可能とする一時染毛料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、以下の発明を提供する。
【0008】
[1] (A)色材を含有する一時染毛料であって、前記一時染毛料は、(B)炭素数1~3のアルコール、(C)親水性粉体(但し、前記色材を除く)、(D)炭素数4~24の炭化水素基を有するアルコール及びその誘導体並びに炭素数8~24の脂肪酸及びその誘導体からなる群より選択される少なくとも一種の25℃で液状である化合物、及び(E)水溶性皮膜剤を更に含有し、前記(B)成分の含有量が、一時染毛料全量を基準として、10~90質量%である、一時染毛料。
[2] 前記(A)成分及び前記(C)成分の合計含有量に対する前記(B)成分の含有量の比(B)/[(A)+(C)]が、1~30である、[1]に記載の一時染毛料。
[3] 前記親水性粉体が、平均粒径が10nm~20μmの球状粉体である、[1]又は[2]に記載の一時染毛料。
[4] 前記(E)成分が、ベタイン系ポリマーを、(E)成分の全量を基準として、1質量%以上含有する、[1]~[3]のいずれかに記載の一時染毛料。
[5] 前記(D)成分の含有量が、前記(C)成分100質量部に対して、800~5000質量部である、[1]~[4]のいずれかに記載の一時染毛料。
[6] 静置時に、前記(B)成分が含まれる上澄み層と、前記(A)成分及び前記(C)成分が含まれる沈殿層とが生じる、[1]~[5]のいずれかに記載の一時染毛料。
【0009】
上記[1]に記載の一時染毛料によれば、十分な速乾性を有するとともに、色むら及びごわつき感が十分に低減されており耐摩擦性にも優れる染毛が可能となる。このような効果が奏される理由について本発明者らは以下のとおり推察する。先ず、色材及び皮膜剤を含む従来の一時染毛料を用いたときに、二次付着やごわつき感を抑制することが難しくなる要因として、皮膜剤により形成される皮膜層の表面に色材が多く存在すると、凹凸によるごわつきや汚着が生じやすくなることが考えられる。特に、色むらを抑制する観点から染毛料中での色材の分散性を向上させた場合、上記の問題を解消することが難しくなるものと予想される。これに対し、上記構成を有する一時染毛料によれば、塗布前において色材を十分に分散させることができる特性と、塗布乾燥時において毛髪との親和性が高く比重の大きい親水性粉体が色材とともに毛髪上に沈殿する特性(敢えて色材を分離しやすくする特性)とを併せ持つことにより、色材による凹凸の発生が抑制されて平滑性の高い表面を有する皮膜層を色むらの発生も十分抑制しながら形成することができたと本発明者らは考えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、十分な速乾性を有するとともに、色むら及びごわつき感が十分に低減されており耐摩擦性にも優れる染毛を可能とする一時染毛料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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