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公開番号
2025101662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218668
出願日
2023-12-25
発明の名称
口腔状態判定方法、口腔状態判定システム、口腔状態判定プログラム及び口腔状態判定装置。
出願人
サンスター株式会社
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
A61B
1/045 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、歯間の状態を判定することで口腔状態を精度よく判定する口腔状態判定方法、口腔状態判定システム及び口腔状態判定プログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、複数の歯牙Tと、これら歯牙Tを囲む歯肉Gとを含む口腔が少なくとも撮像された顔画像に基づき、歯牙Tにおいてアーチ状に延びる歯肉縁の頂点Aを検出し、歯牙Tの間に延びる乳頭歯肉の先端Bを検出し、互いに隣り合う各歯牙Tにおける歯肉縁の頂点A、及び各歯牙の間における乳頭歯肉の先端Bを結ぶ三角形で囲まれる三角領域ABAを含む領域を、歯間の状態を判定するために用いる判定領域VRとし、判定領域VRに基づいて歯間の状態を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の歯牙と、これら歯牙を囲む歯肉とを含む口腔が少なくとも撮像された顔画像に基づき、歯牙においてアーチ状に延びる歯肉縁の頂点を検出し、
歯牙の間に延びる乳頭歯肉の先端を検出し、
各歯牙のいずれか二つの歯牙における前記歯肉縁の頂点、及び当該二つの歯牙の間における前記乳頭歯肉の先端を結ぶ三角形で囲まれる領域を含む領域を、歯間の状態を判定するために用いる判定領域とし、
前記判定領域に基づいて歯間の状態を判定する、口腔状態判定方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記三角形で囲まれる領域を、互いに隣り合う歯牙における前記歯肉縁の頂点、及び当該隣り合う歯牙の間における前記乳頭歯肉の先端で結ぶ、請求項1に記載の口腔状態判定方法。
【請求項3】
前記乳頭歯肉の先端を中心とし、且つ対応する長辺がそれぞれ各歯牙の前記歯肉縁の頂点を通る長方形で囲まれる判定領域を設定する、請求項1又は2に記載の口腔状態判定方法。
【請求項4】
前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の前記長辺方向の離間距離をhとしたとき、設定する前記判定領域の長方形の長辺の長さを2rh(rは変数)で算出し、且つ前記変数(r)は、前記長方形が歯牙を含むように、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさに応じて予め設定された複数の値から選択される、請求項3に記載の口腔状態判定方法。
【請求項5】
前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の前記長辺方向の離間距離をhとしたとき、設定する前記判定領域の長方形の長辺の長さを2rh(rは変数)で算出し、且つ前記変数(r)は、前記長方形が歯牙を含むように、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさ、前記変数(h)、及び前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の離間距離を含む学習データが機械学習された機械学習モデルにより、或いは、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさ、前記変数(h)、及び前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の離間距離を含む数値データに基づいた数値モデルにより、算出される、請求項3に記載の口腔状態判定方法。
【請求項6】
複数の歯牙と、これら歯牙を囲む歯肉とを含む口腔が少なくとも撮像された顔画像に基づき、歯牙においてアーチ状に延びる歯肉縁の頂点を検出する第1検出部と、
歯牙の間に延びる乳頭歯肉の先端を検出する第2検出部と、
各歯牙のいずれか二つの歯牙における前記歯肉縁の頂点、及び当該二つの歯牙の間における前記乳頭歯肉の先端を結ぶ三角形で囲まれる領域を含む領域を、歯間の状態を判定するために用いる判定領域とする領域設定部と、
前記領域設定部により設定された前記判定領域に基づいて歯間の状態を判定する判定部と、を備える口腔状態判定システム。
【請求項7】
前記領域設定部は、前記三角形で囲まれる領域を、互いに隣り合う歯牙における前記歯肉縁の頂点、及び当該隣り合う歯牙の間における前記乳頭歯肉の先端で結ぶ、請求項6に記載の口腔状態判定システム。
【請求項8】
前記領域設定部は、前記乳頭歯肉の先端を中心とし、且つ対応する長辺がそれぞれ各歯牙の前記歯肉縁の頂点を通る長方形で囲まれる判定領域を設定する、請求項6又は7に記載の口腔状態判定システム。
【請求項9】
前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の前記長辺方向の離間距離をhとしたとき、前記領域設定部は、設定する前記判定領域の長方形の長辺の長さを2rh(rは変数)で算出し、且つ前記変数(r)は、前記長方形が歯牙を含むように、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさに応じて予め設定された複数の値から選択される、請求項8に記載の口腔状態判定システム。
【請求項10】
前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の前記長辺方向の離間距離をhとしたとき、前記領域設定部は、設定する前記判定領域の長方形の長辺の長さを2rh(rは変数)で算出し、且つ前記変数(r)は、前記長方形が歯牙を含むように、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさ、前記変数(h)、及び前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の離間距離を含む学習データが機械学習された機械学習モデルにより、或いは、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさ、前記変数(h)、及び前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の離間距離を含む数値データに基づいた数値モデルにより、算出される、請求項8に記載の口腔状態判定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔状態を判定する口腔状態判定方法、口腔状態判定システム、口腔状態判定プログラム及び口腔状態判定装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、技術の発展に伴い、スマートフォン等の携帯端末が有するカメラによって撮像された口腔画像に基づいて、口腔状態を分析する分析システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/016377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、アメリカ歯周病学会、ヨーロッパ歯周病連より新たな歯周病の分類(歯周病新分類)が公表された。これに伴い、日本においても、歯周病新分類の活用が進んでいる。歯周病新分類では、歯間部のCAL(Clinical Attachment Loss)を歯周炎の重症度を判断する指標の一つとしている。CALは、歯間部でない部位でも存在するものの、長時間・高強度のブラッシング等による外傷要因で生じることがある。しかし、歯間部では、外傷要因によるCALの変化が生じ難いため、歯間部のCALは、その他の部位と比較し、歯周炎の重症度をより精度よく表す指標とされている。このことから、歯間部の状態は、口腔状態を判定する重要な指標の一つといえる。
【0005】
そこで、本発明は、歯間の状態を判定することで口腔状態を精度よく判定する口腔状態判定方法、口腔状態判定システム及び口腔状態判定プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明は、以下の発明を包含する。
(1)複数の歯牙と、これら歯牙を囲む歯肉とを含む口腔が少なくとも撮像された顔画像に基づき、歯牙においてアーチ状に延びる歯肉縁の頂点を検出し、歯牙の間に延びる乳頭歯肉の先端を検出し、各歯牙のいずれか二つの歯牙における前記歯肉縁の頂点、及び当該二つの歯牙の間における前記乳頭歯肉の先端を結ぶ三角形で囲まれる領域を含む領域を、歯間の状態を判定するために用いる判定領域とし、前記判定領域に基づいて歯間の状態を判定する、口腔状態判定方法
【0007】
(2)前記三角形で囲まれる領域を、互いに隣り合う歯牙における前記歯肉縁の頂点、及び当該隣り合う歯牙の間における前記乳頭歯肉の先端で結ぶ、(1)に記載の口腔状態判定方法。
【0008】
(3)前記乳頭歯肉の先端を中心とし、且つ対応する長辺がそれぞれ各歯牙の前記歯肉縁の頂点を通る長方形で囲まれる判定領域を設定する、(1)又は(2)に記載の口腔状態判定方法。
【0009】
(4)前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の前記長辺方向の離間距離をhとしたとき、設定する前記判定領域の長方形の長辺の長さを2rh(rは変数)で算出し、且つ前記変数(r)は、前記長方形が歯牙を含むように、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさに応じて予め設定された複数の値から選択される、(3)に記載の口腔状態判定方法。
【0010】
(5)前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の前記長辺方向の離間距離をhとしたとき、設定する前記判定領域の長方形の長辺の長さを2rh(rは変数)で算出し、且つ前記変数(r)は、前記長方形が歯牙を含むように、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさ、変数(h)、及び前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の離間距離を含む学習データが機械学習された機械学習モデルにより、或いは、前記三角形のうち前記乳頭歯肉の先端に形成する内角の大きさ、前記変数(h)、及び前記歯肉縁の頂点と前記乳頭歯肉の先端との間の離間距離を含む数値データに基づいた数値モデルにより、算出される、(3)に記載の口腔状態判定方法。
(【0011】以降は省略されています)
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