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公開番号
2025100947
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-04
出願番号
2023217505
出願日
2023-12-24
発明の名称
フロントエンドモジュール
出願人
三安ジャパンテクノロジー株式会社
代理人
個人
主分類
H03H
9/70 20060101AFI20250627BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】よりシンプルな構成で、バンドパスフィルタの等価容量の設計がし易いキャリアアグリゲーションに対応するフロントエンドモジュールを提供する。
【解決手段】フロントエンドモジュール1は、アンテナ端子ANTに接続された、第1~3周波数帯域を通過させる第1~第3弾性波デバイスBPF1~BPF3と、キャパシタ素子Cと、アンテナ端子と第1~第3弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第1~第3スイッチSW1~SW3と、キャパシタ素子とのオン/オフ切替を行う第4スイッチS4と、第1~第3スイッチと第1~第3弾性波デバイスとの間にそれぞれに並列に接続された第1~第3インダクタ素子L1~L3と、を備える。第1周波数帯域よりも高周波の帯域である第2、第3周波数帯域は、少なくとも一部の帯域が重なるか又は互いに近接する帯域であり、第1~第3スイッチがオフとなるときに、第4スイッチはオンとなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンテナ端子に接続され第1周波数帯域を通過させる第1弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子に接続され第2周波数帯域を通過させる第2弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子に接続され第3周波数帯域を通過させる第3弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子に接続されたキャパシタ素子と、
前記アンテナ端子と前記第1弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第1スイッチと、
前記アンテナ端子と前記第2弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第2スイッチと、
前記アンテナ端子と前記第3弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第3スイッチと、
前記アンテナ端子と前記キャパシタ素子とのオン/オフ切替を行う第4スイッチと、
前記第1スイッチと前記第1弾性波デバイスとの間に並列に接続された第1インダクタ素子と、
前記第2スイッチと前記第2弾性波デバイスとの間に直列に接続された第2インダクタ素子と、
前記第3スイッチと前記第3弾性波デバイスとの間に直列に接続された第3インダクタ素子と
を備え、
前記第2周波数帯域および前記第3周波数帯域は、前記第1周波数帯域よりも高周波の帯域であり、
前記第2周波数帯域と前記第3波数帯域は、少なくとも一部の帯域が重なるか、または、互いに近接する帯域であり、
前記第1スイッチがオンとなるとき、かつ、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチがオフときに、前記第4スイッチはオンとなるフロントエンドモジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1スイッチから前記第3スイッチまでの少なくとも一つはオンになり、かつ、前記第2スイッチと前記第3スイッチは同時にオンにはならない請求項1に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項3】
前記第1弾性波デバイスの等価入力容量は、前記第2周波数帯域外の周波数および前記第3周波数帯域外の周波数において、前記キャパシタ素子の等価入力容量よりも小さい請求項1に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項4】
前記第1弾性波デバイスの等価入力容量は、前記第1周波数帯域外の周波数において、前記第2弾性波デバイスの等価入力容量および前記第3弾性波デバイスの等価入力容量よりも小さい請求項1に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項5】
前記第2弾性波デバイスの等価入力容量と前記第3弾性波デバイスの等価入力容量は、前記第1周波数帯域の中心周波数において等しい請求項1に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項6】
前記アンテナ端子に接続され第4周波数帯域を通過させる第4弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子と前記第4弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第5スイッチを備え、
前記第4周波数帯域は、前記第2周波数帯域よりも低周波の帯域であり、
前記第1スイッチまたは前記第5スイッチがオンとなるとき、かつ、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチがオフとなるときに、前記第4スイッチはオンとなる請求項1に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項7】
前記第5スイッチのみがオンとなるときに、前記第4スイッチがオンとなる請求項6に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項8】
前記第3スイッチおよび前記第5スイッチがオンとなるときに、前記第4スイッチがオフとなる請求項6に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項9】
前記第5スイッチと前記第4弾性波デバイスとの間に並列に接続された第4インダクタ素子を備える請求項6に記載のフロントエンドモジュール。
【請求項10】
前記第2弾性波デバイスの等価入力容量と前記第3弾性波デバイスの等価入力容量は、前記第1周波数帯域の中心周波数において等しく、かつ、前記第4周波数帯域の中心周波数において等しい請求項6に記載のフロントエンドモジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の通信バンドの通信信号を送受信する高周波フロントエンドモジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートフォンに代表される移動通信端末は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの、様々な電気通信機能を提供する。これらの電気通信機能の実現には、それぞれに異なる周波数帯域を用いた複数の通信バンドを利用できる高周波フロントエンドモジュールが必須となっている。
【0003】
複数の通信バンドを利用できる高周波フロントエンドモジュールとして、キャリアアグリゲーションを用いる電子システム回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1の図2Cには、1つのアンテナと、1つのダイプレクサと、2つの電力増幅器(第1パワーアンプ及び第2パワーアンプ)と、を含む電子システムが記載されている。
【0005】
上記の電子システムでは、ダイプレクサがアンテナと接続されている。また、上記の電子システムでは、2つの電力増幅器の各々が、送信/受信スイッチ及びフィルタを介してダイプレクサと接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-17691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
キャリアアグリゲーションに対応するフロントエンドモジュールは、多くの場合、3つ以上のバンドパスフィルタを含むが、各バンドパスフィルタの等価容量の設計が難しい。本開示によれば、よりシンプルな構成で、バンドパスフィルタの等価容量の設計がし易いキャリアアグリゲーションに対応するフロントエンドモジュールを構成することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかるフロントエンドモジュールは、
アンテナ端子に接続され第1周波数帯域を通過させる第1弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子に接続され第2周波数帯域を通過させる第2弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子に接続され第3周波数帯域を通過させる第3弾性波デバイスと、
前記アンテナ端子に接続されたキャパシタ素子と、
前記アンテナ端子と前記第1弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第1スイッチと、
前記アンテナ端子と前記第2弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第2スイッチと、
前記アンテナ端子と前記第3弾性波デバイスとのオン/オフ切替を行う第3スイッチと、
前記アンテナ端子と前記キャパシタ素子とのオン/オフ切替を行う第4スイッチと、
前記第1スイッチと前記第1弾性波デバイスとの間に並列に接続された第1インダクタ素子と、
前記第2スイッチと前記第2弾性波デバイスとの間に直列に接続された第2インダクタ素子と、
前記第3スイッチと前記第3弾性波デバイスとの間に直列に接続された第3インダクタ素子と
を備え、
前記第2周波数帯域および前記第3周波数帯域は、前記第1周波数帯域よりも高周波の帯域であり、
前記第2周波数帯域と前記第3波数帯域は、少なくとも一部の帯域が重なるか、または、互いに近接する帯域であり、
前記第1スイッチがオンとなるとき、かつ、
前記第2スイッチ
および前記第3スイッチがオフとなるときに、前記第4スイッチはオンとなるフロントエンドモジュールである。
【0009】
前記第1スイッチから前記第3スイッチまでの少なくとも一つはオンになり、かつ、前記第2スイッチと前記第3スイッチは同時にオンにはならないことが、本開示の一形態とされる。
【0010】
前記第1弾性波デバイスの等価入力容量は、前記第2周波数帯域外の周波数および前記第3周波数帯域外の周波数において、前記キャパシタ素子の等価入力容量よりも小さいことが、本開示の一形態とされる。
(【0011】以降は省略されています)
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