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公開番号2025100940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-04
出願番号2023217012
出願日2023-12-22
発明の名称多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素
出願人ロレアル,L’OREAL,国立研究開発法人物質・材料研究機構
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/19 20060101AFI20250627BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】改善されたUV吸収特性をもたらし、所望の色を示すことができるグラファイト状窒化炭素を提供すること。
【解決手段】本発明は、多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素であって、少なくとも1つのヘプタジン単位を有し、1nm以上15nm未満の比細孔直径を有する第1のタイプの細孔由来、及び15nm以上50nm以下の比細孔直径を有する第2のタイプの細孔由来の0.0045cm3/g超の細孔容積を有する、グラファイト状窒化炭素に主に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素であって、少なくとも1つのヘプタジン単位を有し、1nm以上15nm未満の比細孔直径を有する第1のタイプの細孔由来、及び15nm以上50nm以下の比細孔直径を有する第2のタイプの細孔由来の0.0045cm
3
/g超の細孔容積を有する、グラファイト状窒化炭素。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
1~500nm、好ましくは2~400nm、より好ましくは3~300nm、更により好ましくは5~200nmの範囲の細孔直径を有する少なくとも1つを含む、請求項1に記載のグラファイト状窒化炭素。
【請求項3】
BET法によって決定して、5~300m
2
/g、好ましくは15~250m
2
/g、より好ましくは30~200m
2
/gの範囲の比表面積を有する、請求項1又は2に記載のグラファイト状窒化炭素。
【請求項4】
-60~100、好ましくは-40~80の範囲の白色値を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素。
【請求項5】
390~480nm、好ましくは395~450nmの範囲の開始吸収端値を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素。
【請求項6】
1.5nm~5nmの範囲の比細孔直径を有する細孔由来の0.0055cm
3
/g超の細孔容積を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素。
【請求項7】
20nm~45nmの範囲の比細孔直径を有する細孔由来の0.0045cm
3
/g超の細孔容積を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素を製造するための方法であって、
i)少なくとも1種の前駆体化合物を調製する工程と;
ii)前記少なくとも1種の前駆体化合物を450℃以上で少なくとも1分間加熱する工程と
を含む、方法。
【請求項9】
前記ii)加熱する工程が、酸素含有種、例えば、O
2
、湿度、O
3
、O原子、及び/又は酸素イオンの存在下で実施され;好ましくは、加熱工程の間に使用される酸化剤が、気体状であり;より好ましくは、前記酸素含有種が、過マンガン酸塩由来でも過酸化水素由来でもない、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
塗料活性剤として、顔料として、とりわけプラスチックのフィラーとして、又は化粧料活性剤としての、請求項1から7のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素、好ましくは、化粧料において紫外線(UVA及び/又はUVB)吸収材料として使用するための多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素に主に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
UV保護効果は、化粧料に関する重要な要素の1つである。無機化合物であるグラファイト状窒化炭素は、UV吸収特性を示すことが知られている。グラファイト状窒化炭素に関するいくつかの文献が、既に報告されている。
【0003】
例えば、CN103240121A、CN105126893A、及びCN106423244Aが窒化炭素材料を開示しているが、しかしながら、これらの文献は、化粧料における紫外線吸収材料としての窒化炭素の使用については言及していない。
【0004】
更に、メークアップ化粧料は、皮膚、特に顔の皮膚等のケラチン物質(keratinous substance)に所望の色の外見、例えば、容易な色調節のための淡色をもたらすために使用される。特に化粧料のための、新しい環境にやさしいUV吸収材料が必要とされている。紫外線吸収材料として使用することができ、ケラチン物質に所望の色をもたらすことができるグラファイト状窒化炭素は、知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
CN103240121A
CN105126893A
CN106423244A
【非特許文献】
【0006】
Luhong Zhangら(ACS Omega、2018、3(11)、15009~15017頁)
Barbara Jurgensら(J. Am. Chem. Soc.、2003、125(34)、10288~10300頁)
Bettina V. Lotschら(Chem. Eur. J.、2007、13(17)、4969~4980頁)
Nan Liuら(ACS Omega、2020、5、12557~12567頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、ケラチン物質(keratinous material)、とりわけ、皮膚等のヒトケラチン物質、及び毛髪などのケラチン繊維にUV A及び/又はB保護をもたらすことができる、多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素を提供することである。本発明の別の目的は、任意の適用、例えば、化粧料若しくは塗料製品のために、又はとりわけプラスチック中のフィラーとして、組成物を所望の色合いに調節することを可能にする色のバリエーションを有する窒化炭素を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記の目的は、多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素であって、少なくとも1つのヘプタジン単位を有し、1nm以上15nm未満の比細孔直径を有する第1のタイプの細孔由来、及び15nm以上50nm以下の比細孔直径を有する第2のタイプの細孔由来の0.0045cm
3
/g超の細孔容積を有する、グラファイト状窒化炭素によって実現することができる。
【0009】
グラファイト状窒化炭素は、1.5~200nm、好ましくは2~150nm、より好ましくは3~100nm、更により好ましくは5~80nmの範囲の細孔直径を有する少なくとも1つを含みうる。
【0010】
グラファイト状窒化炭素は、BET法によって決定して、5~300m
2
/g、好ましくは15~250m
2
/g、より好ましくは30~200m
2
/gの範囲の比表面積を有しうる。
(【0011】以降は省略されています)

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