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公開番号2025100848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025071114,2021008972
出願日2025-04-23,2021-01-22
発明の名称面接触型熱交換器
出願人株式会社ティラド
代理人個人
主分類F28F 3/00 20060101AFI20250626BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱交換器本体の外面に設置される熱交換対象物と、熱交換器本体の内部に流通する流体との間で熱交換をする面接触熱交換器において、接触面と熱交換対象物との面接触を確保すること。
【解決手段】対向する略平行な第1面1及び第2面2を内面側に有し、その少なくとも一方の外面側には熱交換対象物3との接触面4が形成され、内部に流体13が流通する熱交換器本体5と、第1面1及び第2面2間を支持する支持部と、を具備する面接触型熱交換器において、その支持部として、第1面1及び第2面2の少なくとも一方の面に、前記第1面1と前記第2面2との接近を制限する、1以上の圧縮ストッパ6を形成し、その圧縮ストッパ6の先端が他方の面に接合されていない状態とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対向する略平行な第1面(1)及び第2面(2)を内面側に有し、その少なくとも一方の外面側には熱交換対象物(3)との接触面(4)が形成され、内部に流体(13)が流通する熱交換器本体(5)と、前記第1面(1)及び第2面(2)間を支持する支持部と、を具備する面接触型熱交換器において、
前記支持部として、前記第1面(1)及び第2面(2)の少なくとも一方の面に、前記第1面(1)と第2面(2)の接近を制限する、1以上の圧縮ストッパ(6)が突設されており、その圧縮ストッパ(6)の先端が他方の面に接合されていないことを特徴とする面接触型熱交換器。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1に記載の面接触型熱交換器において、
前記接触面(4)が形成された外面に対する内面側の面に、前記圧縮ストッパ(6)が突設されていることを特徴とする面接触型熱交換器。
【請求項3】
請求項1に記載の面接触型熱交換器において、
前記圧縮ストッパ(6)は突条(6a)であり、
前記接触面(4)が形成された外面に対する内面側の面に対向する、第1面(1)又は第2面(2)に、前記突条(6a)が突設されていることを特徴とする面接触型熱交換器。
【請求項4】
請求項1に記載の面接触型熱交換器において、
前記第1面(1)に一方の圧縮ストッパ(6b)が突設され、前記第2面(2)に他方の圧縮ストッパ(6c)が対をなして突設されており、前記一対の圧縮ストッパ(6b、6c)は、前記第1面(1)と第2面(2)との離反を、圧縮ストッパ(6b、6c)が互いに係止されることによって制限する膨張ストッパも構成することを特徴とする面接触型熱交換器。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれかに記載の面接触型熱交換器において、
前記熱交換器本体(5)の外周に、前記対向方向に伸縮可能な断面蛇腹状部(10)が形成されたことを特徴とする面接触型熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外面側に取付けられた熱交換対象物と内面側を流通する流体との間で熱交換する面接触型熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な面接触型熱交換器は、その内側に、対向する略平行な第1面および第2面を有し、それらの間には流体が流通する流路が形成されている。そして、この第1面および第2面の間には、主に、流路の内圧に対する耐圧性を確保するために、突部、突条等による支持部が設けられている。
また、当該熱交換器の外面側には、熱交換対象物との接触面が形成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特に接触面が大きい場合に、接触面の平面度を高く形成することは製作精度の点から困難であり、熱交換対象物との面接触を十分に確保できないという問題がある。
【0004】
そこで、本発明では、接触面と熱交換対象物との面接触を十分に確保することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明は、対向する略平行な第1面1及び第2面2を内面側に有し、その少なくとも一方の外面側には熱交換対象物3との接触面4が形成され、内部に流体13が流通する熱交換器本体5と、前記第1面1及び第2面2間を支持する支持部と、を具備する面接触型熱交換器において、
前記支持部として、前記第1面1及び第2面2の少なくとも一方の面に、前記第1面1と第2面2の接近を制限する、1以上の圧縮ストッパ6が突設されており、その圧縮ストッパ6の先端が他方の面に接合されていないことを特徴とする面接触型熱交換器である。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の面接触型熱交換器において、
前記接触面4が形成された外面に対する内面側の面に、前記圧縮ストッパ6が突設されていることを特徴とする面接触型熱交換器である。
【0007】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の面接触型熱交換器において、
前記圧縮ストッパ6は突条6aであり、
前記接触面4が形成された外面に対する内面側の面に対向する、第1面1又は第2面2に、前記突条6aが突設されていることを特徴とする面接触型熱交換器である。
【0008】
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の面接触型熱交換器において、
前記第1面1に一方の圧縮ストッパ6bが突設され、前記第2面2に他方の圧縮ストッパ6cが対をなして突設されており、前記一対の圧縮ストッパ6b、6cは、前記第1面1と第2面2との離反を、圧縮ストッパ6b、6cが互いに係止されることによって制限する膨張ストッパも構成することを特徴とする面接触型熱交換器である。
【0009】
請求項5に記載の本発明は、請求項1~請求項4のいずれかに記載の面接触型熱交換器において、
前記熱交換器本体5の外周に、前記対向方向に伸縮可能な断面蛇腹状部10が形成されたことを特徴とする面接触型熱交換器である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明においては、熱交換器本体5の第1面1及び第2面2間の支持部として、第1面1及び第2面2の少なくとも一方の面に、前記第1面1と第2面2の接近を制限する、1以上の圧縮ストッパ6が突設されており、その圧縮ストッパ6の先端が他方の面に接合されていない。
圧縮ストッパの先端は他方の面に接合されていないので、熱交換対象物3と接触面4とを面接触させるために機械的に印可された圧力、熱交換対象物3の自重による圧力等により、接触面4が熱交換対象物3の外面に沿って変位、変形することが可能となり、接触面4と熱交換対象物3との面接触が向上する。
なお、熱交換対象物3と接触面4とを面接触させるために機械的に印可された圧力、または熱交換対象物3の自重による圧力によって、接触面4が熱交換対象物3の外面に沿って変位、変形した場合、過剰な圧力による変位、変形はストッパ6が対向する内面に接触することによって抑制される。また、熱交換対象物3からの接触面4の浮き、離れも、当該ストッパ6が対向する内面に接触することによって接触面4が熱交換対象物に押しつけられることによって抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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