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公開番号2025100722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025066138,2022182608
出願日2025-04-14,2022-11-15
発明の名称データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、およびデータ処理システム
出願人株式会社モリタ製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A61C 19/04 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】口腔内の軟組織を時系列で比較することができる技術を提供する。
【解決手段】データ処理装置1は、同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された物体を示す第1三次元データおよび第2三次元データが入力される入力インターフェース14と、物体に含まれる少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、第1三次元データと第2三次元データとで少なくとも1つの歯牙の軟組織を比較し、比較結果に関する比較情報を出力する演算装置11とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理装置であって、
同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された前記物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データが入力される入力部と、
前記少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、前記第1三次元データと前記第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較し、比較結果に関する比較情報を出力する演算部とを備え、
前記演算部は、前記第1三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、前記第2三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する、データ処理装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記演算部は、前記少なくとも1つの歯牙における前記歯冠部の全体または所定範囲内の形状を基準にして、歯肉を比較する、請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記演算部は、ユーザが指定した歯牙、または、所定の順番で選択した歯牙に基づき、前記少なくとも1つの歯牙を抽出する、請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記演算部は、歯列弓の歯列方向と略直交する方向に歯列を分割するように前記少なくとも1つの歯牙を抽出する、請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記比較結果は、歯肉の形状または色の比較結果を含む、請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
前記比較情報は、前記比較結果に対応する数値、前記比較結果に関するコメント、および前記比較結果に基づく歯肉の変化予測に関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
前記第1三次元データおよび前記第2三次元データは、前記物体の表面を示す点群の各々の位置情報を含むIOS(Intra Oral Scanner)データである、請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項8】
口腔内の物体の三次元データをコンピュータによって処理するデータ処理方法であって、
前記データ処理方法は、前記コンピュータが実行する処理として、
同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された前記物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データを取得するステップと、
前記少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、前記第1三次元データと前記第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較するステップと、
比較結果に関する比較情報を出力するステップとを含み、
前記比較するステップは、前記第1三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、前記第2三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する、データ処理方法。
【請求項9】
口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理プログラムであって、
コンピュータに、
同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された前記物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データを取得するステップと、
前記少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、前記第1三次元データと前記第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較するステップと、
比較結果に関する比較情報を出力するステップとを実行させ、
前記比較するステップは、前記第1三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、前記第2三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する、データ処理プログラム。
【請求項10】
口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理システムであって、
前記物体の三次元データを取得する三次元スキャナと、
前記三次元スキャナによって取得される三次元データを処理するデータ処理装置とを備え、
前記データ処理装置は、
同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された前記物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データが入力される入力部と、
前記少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、前記第1三次元データと前記第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較し、比較結果に関する比較情報を出力する演算部とを備え、
前記演算部は、前記第1三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、前記第2三次元データによって示される前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、前記少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する、データ処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、およびデータ処理システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
歯を健康な状態に保つことは、健康寿命を延ばすことに役立つことが知られている。そこで、全ての国民に毎年の歯科検診を義務づける、いわゆる国民皆歯科健診の導入が検討されている。歯科医師などの術者は、歯科検診において、歯の健康状態に加えて歯肉の健康状態も診る。術者は、歯肉の状態を診ることによって、歯肉炎、虫歯、または歯周病などの疾患を発見して治療することができ、また、これらの疾患の発症を予防することができる。
【0003】
特許文献1には、診断対象である対象者の口腔内を撮影することによって得られた撮像画像を用いて、対象者の歯肉炎の状態を判定することができる歯肉炎検査システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-30587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたシステムによれば、口腔内の撮像画像によって示された歯肉の色と、複数人の歯肉の色から作成された歯肉の色票とを比較することによって、歯肉炎の状態を判定することができる。しかしながら、歯肉などの軟組織の色は個人差があるため、軟組織の色と予め定められた色票の比較によっては、対象者の軟組織が健康な状態であるか否かについて正確に知ることができず、同一対象者における過去の軟組織の色と現在の軟組織の色とを比較しなければ、対象者の軟組織が健康な状態であるか否かについて正確に知ることができない。また、国民皆歯科健診の導入によって歯科検診を毎年実施することになれば、口腔内の軟組織の毎年の状態変化を知ることも重要である。
【0006】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、口腔内の軟組織を時系列で比較することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一例に従えば、口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理装置が提供される。データ処理装置は、同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データが入力される入力部と、少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、第1三次元データと第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較し、比較結果に関する比較情報を出力する演算部とを備える。演算部は、第1三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、第2三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する。
【0008】
本開示の一例に従えば、口腔内の物体の三次元データをコンピュータによって処理するデータ処理方法が提供される。データ処理方法は、コンピュータが実行する処理として、同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データを取得するステップと、少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、第1三次元データと第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較するステップと、比較結果に関する比較情報を出力するステップとを含む。比較するステップは、第1三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、第2三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する。
【0009】
本開示の一例に従えば、口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理プログラムが提供される。データ処理プログラムは、コンピュータに、同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データを取得するステップと、少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、第1三次元データと第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較するステップと、比較結果に関する比較情報を出力するステップとを実行させる。比較するステップは、第1三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、第2三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する。
【0010】
本開示の一例に従えば、口腔内の物体の三次元データを処理するデータ処理システムが提供される。データ処理システムは、物体の三次元データを取得する三次元スキャナと、三次元スキャナによって取得される三次元データを処理するデータ処理装置とを備える。データ処理装置は、同一人物に対して互いに異なるタイミングで取得された物体に含まれる少なくとも1つの歯牙および当該少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉の表面を示す点群の各々の位置情報を含む第1三次元データおよび第2三次元データが入力される入力部と、少なくとも1つの歯牙の歯冠部の形状を基準にして、第1三次元データと第2三次元データとで歯牙の周辺の歯肉を比較し、比較結果に関する比較情報を出力する演算部とを備える。演算部は、第1三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々と、第2三次元データによって示される少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を構成する点群の各々とに基づいて、少なくとも1つの歯牙の周辺の歯肉を比較する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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