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公開番号2025100543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025038441,2021561789
出願日2025-03-11,2020-04-16
発明の名称CPAPシステム
出願人レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類A61M 16/16 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】呼吸器疾患のスクリーニング、診断、モニタリング、改善、治療または予防において用いられる医療機器を提供する。
【解決手段】呼吸可能なガスの流れの加湿のための装置は、水リザーバと、該水リザーバを作動位置において受容するような構造および配置にされたキャビティを形成する水リザーバドックとを含む。水リザーバは、所定量の水を保持するような構造にされたキャビティを含むリザーバベースを含み、該リザーバベースは、本体と、該本体に設けられた熱伝導性部位とを含む。熱伝導性部位は、金属プレートおよび薄膜を含む複合型の積層配置構成を含み、該薄膜は、非金属材料を含み、該壁部厚さは約1mm未満である。薄膜は、所定量の水にさらされる水リザーバの底部内面を形成するように適合され、金属プレートは、水リザーバの底部外面を形成するように適合される。
【選択図】図6A
特許請求の範囲【請求項1】
加圧された呼吸可能な供給空気を、呼吸器疾患の治療に適した陽圧範囲で患者に提供するための医療治療装置とともに使用するための水リザーバであって、
前記加圧された呼吸可能な供給空気を加湿するように所定量の水を保持するような構造にされたキャビティを含むリザーバベースであって、前記リザーバベースは、熱伝導性部位を含み、前記熱伝導性部位は、加熱アセンブリから前記熱伝導性部位への熱伝導を可能にするように、前記医療治療装置と関連付けられた水リザーバドックの加熱アセンブリと熱係合するように構成される、リザーバベースと;
前記リザーバベースの一側から外側に突出する少なくとも一つの突起であって、前記水リザーバドックの一側にある少なくとも一つのスロットへ完全に挿入されるように構成された少なくとも一つの突起と、
を備え、
前記少なくとも一つの突起は、前記リザーバベースの前記一側に沿って部分的にのみ延在し、
前記水リザーバは、挿入端および前記挿入端と反対側の把持可能端を含み、
前記挿入端は、前記把持可能端の少なくとも一部が前記患者により把持可能なままで、作動位置において前記水リザーバドックのキャビティへ挿入されるように構成され、
前記少なくとも一つの突起の少なくとも一部は、前記挿入端に向かって下方にテーパ状になっており、
前記少なくとも一つの突起は、前記水リザーバの前記挿入端上の前縁から後方に離間した前端を含む、水リザーバ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記水リザーバの前記前縁に設けられた、一対の上方に方向付けられるとともに離間した表面であって、前記水リザーバドックの後壁部に設けられた一対の離間した当接縁部それぞれの下で係合するように構成された、一対の上方に方向付けられるとともに離間した表面をさらに備え、前記一対の上方に方向付けられるとともに離間した表面は、前記一対の離間した当接縁部に係合して当該当接縁部により下方に強制移動するように構成され、これにより、前記熱伝導性部位と前記加熱アセンブリとの係合が向上する、請求項1に記載の水リザーバ。
【請求項3】
前記少なくとも一つの突起は、一対のガイドレールの一方であり、前記ガイドレールの各々は、上方に方向付けられた表面を提供する上側縁を含み、前記ガイドレールの各々の前記上方に方向付けられた表面は、一対のガイドスロットそれぞれの下方に方向付けられた表面に係合して当該表面により下方に強制移動するように構成され、これにより、前記熱伝導性部位と前記加熱アセンブリとの係合が向上する、請求項1に記載の水リザーバ。
【請求項4】
前記ガイドレールの各々は、前記ガイドスロットそれぞれの上側縁と係合するように構成された、前記上方に方向付けられた表面から延在する1以上の係合タブを含む、請求項3に記載の水リザーバ。
【請求項5】
前記水リザーバの上部および一側に沿って形成された移行ショルダをさらに備え、前記移行ショルダは、前記挿入端と前記把持可能端との間に形成され、前記少なくとも一つの突起は、前記移行ショルダから前記挿入端に向かって延在するように位置する後端を有し、前記少なくとも一つの突起の前記前端は、前記水リザーバの中心部で終端する、請求項1に記載の水リザーバ。
【請求項6】
前記熱伝導性部位は、前記挿入端の少なくとも一部および前記把持可能端の少なくとも一部にわたっており、前記熱伝導性部位は、前記挿入端上に形成された前端および前記把持可能端上に形成された後端を含み、鉛直下方の射影において、前記少なくとも一つの突起は、前記熱伝導性部位の前記前端と前記後端との間に位置する、請求項5に記載の水リザーバ。
【請求項7】
前記少なくとも一つの突起の前記後端は、前記熱伝導性部位の前記後端から水平方向にオフセットされており、前記少なくとも一つの突起の前記前端は、前記熱伝導性部位の前記後端と比較して前記挿入端の前記前縁のより近くに位置する、請求項6に記載の水リザーバ。
【請求項8】
前記水リザーバの前記上部は、前記移行ショルダと比較して前記挿入端の前記前縁側へさらに離れた第2ショルダを含み、前記移行ショルダと前記第2ショルダとの間の第1水平距離は、前記移行ショルダと前記少なくとも一つの突起の前記前端との間の第2水平距離より大きい、請求項5に記載の水リザーバ。
【請求項9】
前記少なくとも一つの突起の前記後端は、(1)前記水リザーバの入口開口および/または出口開口が前記水リザーバドックの前記キャビティ内で懸架されたシールに係合するとき、および(2)前記水リザーバの前記移行ショルダが前記水リザーバドックの前記キャビティの前縁に係合するときに、前記少なくとも一つのスロットへ完全に挿入されるように構成される、請求項5に記載の水リザーバ。
【請求項10】
前記少なくとも一つの突起の前記前端は、前記水リザーバが前記水リザーバドックの前記キャビティへ部分的に挿入された後にのみ、前記少なくとも一つのスロットへ挿入されるように構成される、請求項1に記載の水リザーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本特許文書の開示の一部は、著作権保護が与えられる内容を含む。著作権所有者は、何者かが本特許文書または本特許開示をファックスにより再生しても、特許庁の特許ファイルまたは記録に記載されるものであれば目的のものであれば異論は無いが、その他の目的については全ての著作権を保持する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
1 関連出願の相互参照
本出願は、2019年4月17日に出願された米国仮出願第62/835,094号および2019年9月9日に出願された米国仮出願第62/897,558号の恩恵を主張する。本明細書中、同文献それぞれの全体を参考のため援用する。
【0003】
2 技術の背景
2.1 技術の分野
本技術は、呼吸関連疾患のスクリーニング、診断、監視、治療、予防および改善のうち1つ以上に関する。本技術はまた、医療デバイスまたは装置と、その使用とに関する。
【背景技術】
【0004】
2.2 関連技術の説明
2.2.1 ヒトの呼吸器系およびその疾患
身体の呼吸器系は、ガス交換を促進させる。鼻および口は、患者の気道への入口を形成する。
【0005】
これらの気道は、一連の分岐する管を含み、これらの管は、肺の奥深くに進むほど狭く、短くかつ多数になる。肺の主要な機能はガス交換であり、空気から酸素を静脈血中へ取り入れさせ、二酸化炭素を退出させる。気管は、右および左の主気管支に分かれ、これらの主気管支はさらに分かれて、最終的に終末細気管支となる。気管支は、伝導のための気道を構成するものであり、ガス交換には関与しない。気道がさらに分割されると呼吸細気管支となり、最終的には肺胞となる。肺の肺胞領域においてガス交換が行われ、この領域を呼吸領域と呼ぶ。以下を参照されたい:「Respiratory Physiology」, by John B. West, Lippincott Williams & Wilkins, 9th edition published 2012。
【0006】
一定範囲の呼吸器疾患が存在している。特定の疾患は、特定の発症(例えば、無呼吸、呼吸低下および過呼吸)によって特徴付けられ得る。
【0007】
呼吸器疾患の例には、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、チェーン・ストークス呼吸(CSR)、呼吸不全、肥満過換気症候群(OHS)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、神経筋疾患(NMD)および胸壁疾患が含まれる。
【0008】
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、睡眠呼吸障害(SDB)の1つの形態であり、睡眠時の上通気道の閉鎖または閉塞などの発症によって特徴付けられる。これは異常に小さい上気道と、舌の領域の筋緊張の通常の喪失、睡眠時の軟口蓋および後口咽頭壁の正常損失の組み合わせの結果である。このような状態に起因して、罹患患者の呼吸停止が典型的には30~120秒にわたり、ときには一晩に200~300回も呼吸が停止する。その結果、日中の眠気が過度になり、心血管疾患および脳損傷の原因になり得る。この症候は一般的な疾患であり、特に中年の過体重の男性に多いが、患者に自覚症状は無い。特許文献1(米国特許第4,944,310号:Sullivan)を参照されたい。
【0009】
チェーン・ストークス呼吸(CSR)は、別の形態の睡眠呼吸障害である。CSRは、患者の呼吸調節器の疾患であり、CSRサイクルとして知られる換気の漸増および漸減が交互に周期的に続く。CSRは、動脈血の脱酸素および再曝気の繰り返しによって特徴付けられる。反復低酸素症のため、CSRは有害であり得る。患者によっては、CSRは、重症不眠、交感神経活動の増加、および後負荷の増加の原因となる、反復性睡眠覚醒を随伴する。特許文献2(米国特許第6,532,959号:Berthon-Jones)を参照されたい。
【0010】
呼吸不全とは、呼吸器障害の総称であり、患者の需要を満たすための充分な酸素吸気または充分なCO2呼気を肺が行うことができていないことを指す。呼吸不全は、以下の疾患のうちいくつかまたは全てを包含し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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