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公開番号
2025100528
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024226742
出願日
2024-12-23
発明の名称
血糖値を非侵襲的に推定するための方法とコンピューティングデバイス及び、心電図信号を非侵襲的に測定するためのデバイス、並びに非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体
出願人
奇翼醫電股フン有限公司
,
SINGULAR WINGS MEDICAL CO., LTD.
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A61B
5/346 20210101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】コンピューティングデバイスによってユーザの血糖値を正確かつ非侵襲的に推定するのに適した、血糖値を非侵襲的に推定するための方法を提供する。
【解決手段】前記方法は、ユーザの複数の心電図波形を受信することと、ユーザの複数の心電図波形のそれぞれから少なくとも2つの第1心電図特徴を抽出することと、これらの第1心電図特徴のそれぞれに対応する第1特徴ピーク位置をそれぞれ決定することと、複数の第1特徴ピーク位置間の少なくとも1つのピーク距離を算出することと、ピーク距離に基づいてユーザの血糖値を推定することと、を含む。第1心電図特徴は、P波、Q波、R波、S波、T波、U波からなる群から選択される。さらに、前記方法に利用される、血糖値を非侵襲的に推定するためのコンピューティングデバイス、心電図信号を非侵襲的に測定するためのデバイス、及び非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピューティングデバイスによってユーザの血糖値を推定する、血糖値を非侵襲的に推定するための方法であって、
前記ユーザの複数の心電図(electrocardiogram,ECG)波形を受信することと、
前記ユーザの複数の心電図波形のそれぞれから少なくとも2つの第1心電図特徴を抽出することと、
これらの第1心電図特徴のそれぞれに対応する第1特徴ピーク位置をそれぞれ決定することと、
前記複数の心電図波形のそれぞれについて、これらの第1特徴ピーク位置間の少なくとも1つのピーク距離を算出することと、
前記少なくとも1つのピーク距離に基づいてユーザの血糖値を推定することと、
を含み、
これらの第1心電図特徴は、P波、Q波、R波、S波、T波、U波からなる群から選択される、血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つのピーク距離に基づいて前記ユーザの血糖値を推定することは、
前記少なくとも1つのピーク距離を正規化することと、
正規化された前記少なくとも1つのピーク距離を機械学習モデルに入力することと、
前記機械学習モデルによって前記ユーザの血糖値を出力することと、
を含み、
前記ユーザの血糖値は、正規化された前記少なくとも1つのピーク距離に基づいて前記機械学習モデルによって推定される、請求項1に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのピーク距離に基づいて前記ユーザの血糖値を推定することは、
前記少なくとも1つのピーク距離を正規化することと、
正規化された前記少なくとも1つのピーク距離をニューラルネットワークモデルに入力することと、
前記ニューラルネットワークモデルによって前記ユーザの血糖値を出力することと、
を含み、
前記ユーザの血糖値は、正規化された前記少なくとも1つのピーク距離に基づいて前記ニューラルネットワークモデルによって推定される、請求項1に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項4】
前記ユーザの血糖値に基づいて血糖値を補正する方程式により前記ユーザの補正血糖値を算出すること、
をさらに含む、請求項1に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項5】
前記複数の心電図波形のそれぞれについて、これらの第1特徴ピーク位置間の少なくとも1つのピークツーピーク傾きを算出すること、
をさらに含み、
前記ユーザの血糖値の推定は、さらに前記少なくとも1つのピークツーピーク傾きに基づいて行われる、請求項1に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項6】
前記ユーザの複数の心電図波形のそれぞれから少なくとも3つの第2心電図特徴を抽出することと、
これらの第2心電図特徴に基づいて少なくとも1つの発生率を算出することと、
をさらに含み、
前記ユーザの血糖値の推定は、さらに前記少なくとも1つの発生率に基づいて行われ、かつ
これらの第2心電図特徴は、P波、Q波、R波、S波、T波、U波からなる群から選択される、請求項1に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項7】
これらの第2心電図特徴に基づいて前記少なくとも1つの発生率を算出することは、
前記ユーザの複数の心電図波形のそれぞれの発生間隔を決定することと、
これらの第2心電図特徴に基づいて、前記複数の心電図波形のそれぞれについて、前記発生間隔内の第1ピークツーピークと第2ピークツーピークを算出することと、
前記複数の心電図波形のそれぞれについて、前記第2ピークツーピークに対する前記第1ピークツーピークのピークツーピークの比を算出することと、
前記複数の心電図波形のそれぞれについて、前記ピークツーピークの比を予め設定された比と比較し、比較結果を生成することと、
これらの比較結果に基づいて前記少なくとも1つの発生率を算出することと、
を含む、請求項6に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項8】
前記ユーザの血糖値を推定することは、
前記少なくとも1つのピーク距離を正規化することと、
正規化された前記少なくとも1つのピーク距離と前記少なくとも1つの発生率を機械学習モデルに入力することと、
前記機械学習モデルによって前記ユーザの血糖値を出力することと、
を含み、
前記ユーザの血糖値は、正規化された前記少なくとも1つのピーク距離と前記少なくとも1つの発生率に基づいて前記機械学習モデルによって推定される、請求項6に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項9】
前記ユーザの血糖値を推定することは、
前記少なくとも1つのピーク距離を正規化することと、
正規化された前記少なくとも1つのピーク距離と前記少なくとも1つの発生率をニューラルネットワークモデルに入力することと、
前記ニューラルネットワークモデルによって前記ユーザの血糖値を出力することと、
を含み、
前記ユーザの血糖値は、正規化された前記少なくとも1つのピーク距離と前記少なくとも1つの発生率に基づいて前記ニューラルネットワークモデルによって推定される、請求項6に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
【請求項10】
前記ユーザの複数の心電図波形のそれぞれから少なくとも4つの第3心電図特徴を抽出することと、
これらの第3心電図特徴に基づいて少なくとも1つの振幅比を算出することと、
をさらに含み、
前記ユーザの血糖値の推定は、前記少なくとも1つの振幅比にさらに基づいて行われ、かつ
これらの第3心電図特徴は、P波、Q波、R波、S波、T波、U波からなる群から選択される、請求項1に記載の血糖値を非侵襲的に推定するための方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、推定するための方法とコンピューティングデバイス及び、測定するためのデバイス、並びに非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、具体的には、血糖値を非侵襲的に推定するための方法とコンピューティングデバイス及び、心電図(electrocardiogram,ECG)信号を非侵襲的に測定するためのデバイス、並びに非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
世界保健機関(World Health Organization,WHO)によると、糖尿病患者の数は、1980年の1.08億人から2014年には4.22億人に増加した。米国だけでも、3,000万人の成人が糖尿病に苦しんでおり、そのうち720万人は、自分が糖尿病であることに気づいていない。そのため、血糖値の測定とモニタリングは、医療分野において重要な課題となる。
【0003】
従来の血糖値の測定は、持続的に測定するかどうかにかかわらず、侵襲的測定である。例えば、ユーザは、血糖計や持続血糖モニターを用いて血糖値を測定する場合、針を体内に刺す必要がある。ユーザが肉体的な痛みを伴い、多大な不快感を引き起こすことは、侵襲的測定の問題の1つとなる。そのため、血糖値測定デバイスのユーザは、しばしば、血糖値を管理する必要がある糖尿病患者に限られている。治療薬の費用に加えて、試験紙や、測定デバイスや、リーダーの費用も総費用に加算される必要がある。したがって、血糖値を非侵襲的に推定するための方法とデバイスを開発することは、糖尿病患者にとって大いに役立つ。
【0004】
従来の非侵襲的血糖値測定では、シングルリード心電図信号を取得するために、ユーザの両手は電極として測定デバイスに接触してV1リード(V1 lead)を形成する必要がある。心電図信号を取得するために、食事している人が食事中に15分ごとに食器を置き、1分間費やして両手で心電図信号を取得しなければならない。この期間に信号の品質が満足できない場合、信号の品質が十分に向上するまで、ユーザはさらに1分間費やして信号を測定する必要がある。非侵襲的に測定することになるが、持続的に測定するという目的を達成できないため、血糖値の変化の傾向を詳しく知ることができない。
【0005】
また、心電図信号を用いてユーザの血糖値を推定する方法には、信号の品質に非常に高い要求が課されており、正確な結果が得られるために、P波、Q波、R波、S波、T波を正確に検出して特徴抽出を行うことがさらに必要である。
【0006】
心電図信号に基づいて血糖値の変化を測定することには、主に2つの方法がある。その1つは、心電図波形の形態から例えばQTインターバルの特徴を抽出する方法であり、そして、分析方法としては、統計解析と機械学習がよく使用されている。統計解析の結果では、QTインターバルとSTインターバルは低血糖と高い相関があり、PRインターバルとSTインターバルは高血糖と高い相関があることが認められた。もう1つは、心電図信号自体を特徴として用いる方法である。ただし、このような方法では、パフォーマンスが個人によって大きく異なることが示されている。したがって、心電図信号の形態を特徴として用いる方が、心電図信号を直接使用するよりもパフォーマンスが安定している。
【0007】
心電図波形の形態から特徴を抽出することに基づく方法は優れた方法であるが、低血糖とQTインターバル(及び/又はSTインターバル)との関係及び、高血糖とPRインターバル(及び/又はSTインターバル)との関係を示すだけのものである。つまり、STインターバルが低血糖と高血糖の両方に高い相関があるため、この方法でもユーザの血糖値を推定することはできない。
【0008】
したがって、心電図波形から抽出された心電図の特徴に基づいてユーザの血糖値を推定するために、非侵襲的血糖値測定方法の向上が期待されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示の目的は、複数の心電図(electrocardiogram,ECG)波形を用いてユーザの血糖値を非侵襲的に推定するのに有利な技術を提供することである。この技術では、複数の心電図を用いてユーザの血糖値を正確かつ非侵襲的に推定することを改善した。
【課題を解決するための手段】
【0010】
少なくとも上記した目的を達成するために、本開示は、コンピューティングデバイスによってユーザの血糖値を推定する、血糖値を非侵襲的に推定するための方法を提供する。前記方法は、ユーザの複数の心電図(electrocardiogram,ECG)波形を受信することと、ユーザの複数の心電図波形のそれぞれから少なくとも2つの第1心電図特徴を抽出することと、これらの第1心電図特徴のそれぞれに対応する第1特徴ピーク位置をそれぞれ決定することと、複数の心電図波形のそれぞれについて、これらの第1特徴ピーク位置間の少なくとも1つのピーク距離を算出することと、少なくとも1つのピーク距離に基づいてユーザの血糖値を推定することと、を含む。これらの第1心電図特徴は、P波、Q波、R波、S波、T波、U波からなる群から選択される。
(【0011】以降は省略されています)
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