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公開番号2025100003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217071
出願日2023-12-22
発明の名称粒子線治療装置、偏向磁石装置、及び粒子線調整方法
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61N 5/10 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】粒子線Bの偏向方向によらず、有効に偏向力を得ることができる粒子線治療装置、偏向磁石装置、及び粒子線調整方法を提供する。
【解決手段】粒子線治療装置1によれば、輸送部20の粒子線Bを偏向する偏向磁石45は、粒子線Bのビーム軸CL周りに回転可能である。この場合、所望の粒子線Bの偏向方向に合わせて、偏向磁石45をビーム軸CL周りに回転させることができる。従って、所望の粒子線Bの偏向方向に対して、偏向磁石45の偏向力を有効に得られる方向を合わせることができる。以上より、粒子線Bの偏向方向によらず、有効に偏向力を得ることができる。
【選択図】図4



特許請求の範囲【請求項1】
被照射体に対して粒子線を照射する照射部と、
前記粒子線を輸送する輸送部と、
前記輸送部の前記粒子線を偏向する偏向磁石を有する偏向磁石装置と、を備え、
前記偏向磁石は、前記粒子線のビーム軸周りに回転可能である、粒子線治療装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記偏向磁石装置は、一対の前記偏向磁石を有し、
一対の前記偏向磁石は、回転方向に互いに固定された状態で、前記粒子線のビーム軸周りに回転可能である、請求項1に記載された粒子線治療装置。
【請求項3】
前記偏向磁石装置は、一対の前記偏向磁石を有し、
一対の前記偏向磁石の一方は、他方から独立した状態で、前記粒子線のビーム軸周りに回転可能である、請求項1に記載された粒子線治療装置。
【請求項4】
前記偏向磁石装置は、一つの前記偏向磁石を有し、
一つの前記偏向磁石は、前記粒子線のビーム軸周りに回転可能である、請求項1に記載された粒子線治療装置。
【請求項5】
前記偏向磁石の前記ビーム軸に対する回転角度を調整する調整機構を備える、請求項1に記載された粒子線治療装置。
【請求項6】
前記調整機構は、前記偏向磁石を前記ビーム軸に対して回転させるための駆動部を備える、請求項5に記載された粒子線治療装置。
【請求項7】
前記ビーム軸は、水平方向に延びており、前記偏向磁石の磁場の向きが、鉛直方向に対して傾斜している、請求項2または4に記載された粒子線治療装置。
【請求項8】
前記偏向磁石装置を制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、前記偏向磁石を回転させることで、前記粒子線の第1の調整を行う、請求項1に記載された粒子線治療装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記偏向磁石を電気的に制御することで、前記粒子線の第2の調整を行う、請求項8に記載された粒子線治療装置。
【請求項10】
前記偏向磁石装置は、一対の前記偏向磁石を有し、
前記第1の調整において、前記制御部は、それぞれの前記偏向磁石を相対的に回転させる、請求項8に記載された粒子線治療装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粒子線治療装置、偏向磁石装置、及び粒子線調整方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、患者の患部に粒子線を照射することによって治療を行う粒子線治療装置として、例えば、特許文献1に記載された装置が知られている。特許文献1に記載の粒子線治療装置では、粒子線を照射部から照射している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-209372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、粒子線治療装置は、加速器から照射部へ粒子線を輸送する輸送部を有する。このような輸送部に対して、粒子線を偏向させる偏向磁石装置が設けられる。ここで、偏向磁石装置は、X軸方向に調整する偏向磁石と、Y軸方向に調整する偏向磁石を有する場合がある。このような二軸の偏向磁石による偏向力を重ね合わせることで、所望の方向へ粒子線を偏向して調整する。しかし、従来の粒子線治療装置においては、偏向させる角度によっては、重ね合わせに係る偏向力が小さくなる場合があった。そのため、角度によって有効な偏向力を得られない場合があった。
【0005】
従って、本発明は、粒子線の偏向方向によらず、有効に偏向力を得ることができる粒子線治療装置、偏向磁石装置、及び粒子線調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る粒子線治療装置は、被照射体に対して粒子線を照射する照射部と、粒子線を輸送する輸送部と、輸送部の粒子線を偏向する偏向磁石を有する偏向磁石装置と、を備え、偏向磁石は、粒子線のビーム軸周りに回転可能である。
【0007】
粒子線治療装置によれば、輸送部の粒子線を偏向する偏向磁石は、粒子線のビーム軸周りに回転可能である。この場合、所望の粒子線の偏向方向に合わせて、偏向磁石をビーム軸周りに回転させることができる。従って、所望の粒子線の偏向方向に対して、偏向磁石の偏向力を有効に得られる方向を合わせることができる。以上より、粒子線の偏向方向によらず、有効に偏向力を得ることができる。
【0008】
偏向磁石装置は、一対の偏向磁石を有し、一対の偏向磁石は、回転方向に互いに固定された状態で、粒子線のビーム軸周りに回転可能であってよい。一対の偏向磁石の偏向力を重ね合わせる場合、重ね合わせに係る偏向力を大きく確保できる角度と、偏向力が小さくなる角度ができる。一対の偏向磁石を粒子線のビーム軸周りに回転させることで、所望の粒子線の偏向方向に対して、偏向力を大きく確保できる方向を合わせることができる。従って、粒子線の偏向方向がビーム軸周りのどの方向であっても、一対の偏向磁石の偏向力を大きく確保することができる。ここで、一対の偏向磁石は、回転方向に互いに固定された状態であるため、一対の偏向磁石の回転角度を個別で調整する場合に比して、回転角度の調整を容易に行うことができる。
【0009】
偏向磁石装置は、一対の偏向磁石を有し、一対の偏向磁石の一方は、他方から独立した状態で、粒子線のビーム軸周りに回転可能であってよい。一対の偏向磁石の偏向力を重ね合わせる場合、重ね合わせに係る偏向力を大きく確保できる角度と、偏向力が小さくなる角度ができる。一対の偏向磁石を粒子線のビーム軸周りに回転させることで、所望の粒子線の偏向方向に対して、偏向力を大きく確保できる方向を合わせることができる。従って、粒子線の偏向方向がビーム軸周りのどの方向であっても、一対の偏向磁石の偏向力を大きく確保することができる。ここで、一方の偏向磁石の偏向力と、他方の偏向磁石の偏向力を重ね合わせるとき、両者の偏向力が互いに打ち消し合うような方向成分が存在する。これに対し、一対の偏向磁石の一方は、他方から独立した状態で、粒子線のビーム軸周りに回転可能である。そのため、互いに打ち消し合う方向成分が少なくなるように、互いの偏向磁石の相対的な回転角度を調整することができる。これにより、偏向磁石装置に対するエネルギーを有効に利用することができる。
【0010】
偏向磁石装置は、一つの偏向磁石を有し、一つの偏向磁石は、粒子線のビーム軸周りに回転可能であってよい。この場合、偏向磁石装置の磁石の数を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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