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公開番号2025099963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216993
出願日2023-12-22
発明の名称トルクリミッタ及び動力伝達装置
出願人株式会社エクセディ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F16D 7/02 20060101AFI20250626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】均一に摩擦材に荷重を掛けることのできるトルクリミッタを提供する。
【解決手段】トルクリミッタは、支持プレート、皿バネ、及び第1摩擦材を備えている。支持プレートは、環状である。支持プレートは、複数の凹部を有する。各凹部は、外周面から径方向内側に延びる。各凹部は、周方向において互いに間隔をあけて配置される。皿バネは、ベース部及び複数の凸部を有する。ベース部は、環状である。各凸部は、ベース部から径方向内側に突出する。第1摩擦材は、軸方向において支持プレートと皿バネとの間に配置される。第1摩擦材は、軸方向視において、各凸部及び支持プレートと重複する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外周面から径方向内側に延び且つ周方向において互いに間隔をあけて配置される複数の凹部、を有する環状の支持プレートと、
環状のベース部、及び前記ベース部から径方向内側に突出する複数の凸部、を有する皿バネと、
軸方向において前記支持プレートと前記皿バネとの間に配置される第1摩擦材と、
を備え、
前記第1摩擦材は、軸方向視において、前記各凸部及び前記支持プレートと重複する、
トルクリミッタ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
少なくとも一つの前記凹部の先端部は、前記第1摩擦材の内周縁に対して径方向内側に配置される、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項3】
軸方向において前記第1摩擦材と前記皿バネとの間に配置されるプレッシャプレートをさらに備え、
前記各凸部は、前記プレッシャプレートと当接する当接部を有し、
前記当接部は、前記凸部の先端部に対して径方向外側に配置される、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項4】
前記当接部は、前記凸部を軸方向に屈曲することによって構成される、
請求項3に記載のトルクリミッタ。
【請求項5】
前記ベース部の内径は、前記支持プレートの外径以上である、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項6】
環状の第1サイドプレートと、
前記第1サイドプレートとの間において、前記支持プレート、前記皿バネ、及び前記第1摩擦材が配置されるように配置される環状の第2サイドプレートと、
軸方向において前記皿バネと前記第1摩擦材との間に配置されるプレッシャプレートと、
軸方向において前記支持プレートと前記第2サイドプレートとの間に配置される第2摩擦材と、
をさらに備える、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項7】
環状の第1サイドプレートと、
前記第1サイドプレートとの間において、前記支持プレート、前記皿バネ、及び前記第1摩擦材が配置されるように配置される環状の第2サイドプレートと、
軸方向において前記皿バネと前記第1摩擦材との間に配置されるプレッシャプレートと、
軸方向において前記支持プレートと前記第2サイドプレートとの間に配置される第2摩擦材と、
をさらに備え、
前記第1摩擦材は、軸方向に貫通する第1貫通孔を有し、
前記第2摩擦材は、軸方向に貫通する第2貫通孔を有し、
前記支持プレートは、前記第1摩擦材側に突出して前記第1貫通孔に係合する第1突出部と、前記第2摩擦材側に突出して前記第2貫通孔に係合する第2突出部と、周方向において隣り合う一対の前記凹部によって画定され前記第1突出部が形成される第1領域と、周方向において隣り合う一対の凹部によって画定され前記第2突出部が形成される第2領域と、を有し、
前記第1領域は、前記第1摩擦材側に折り曲げられたものが前記プレッシャプレートと前記第2サイドプレートとによって挟まれることによって直線状に延び、
前記第2領域は、前記第2摩擦材側に折り曲げられたものが前記プレッシャプレートと前記第2サイドプレートとによって挟まれることによって直線状に延びる、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項8】
前記皿バネは、前記支持プレートと同じ板厚である、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項9】
前記各凸部は、前記支持プレートの外周縁に対して径方向内側に配置される、
請求項1に記載のトルクリミッタ。
【請求項10】
請求項1から8のいずれかに記載のトルクリミッタと、
前記支持プレートと一体的に回転するように構成される入力回転体、出力回転体、及び前記入力回転体と前記出力回転体とを弾性的に連結する弾性部材、を有するダンパユニットと、
を備える、動力伝達装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トルクリミッタ及び動力伝達装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
過大なトルクの伝達を防止するために、トルクリミッタを有する動力伝達装置が提案されている。例えば、特許文献1に開示された動力伝達装置は、ダンパユニットとトルクリミッタとを備えている。トルクリミッタは、複数のプレートから構成されるクラッチを有しており、このクラッチが滑ることによって過大なトルクの伝達を防止する。トルクリミッタは、摩擦材を支持するための支持プレートと、クラッチを押圧するための皿バネと、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-55616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
低コスト化の観点から、支持プレートと皿バネとを同じ一枚のプレートから取り出すこと、いわゆる共取りすることが好ましい。しかしながら、支持プレート及び皿バネは共に環状であるため、共取りによって支持プレートと皿バネとを一枚のプレートから取り出すと、軸方向視において支持プレートと皿バネとは互いに重複しない。このため、支持プレートと皿バネとの間に配置される摩擦材に均一に荷重を掛けることができない。
【0005】
本発明の課題は、均一に摩擦材に荷重を掛けることのできるトルクリミッタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係るトルクリミッタは、支持プレート、皿バネ、及び第1摩擦材を備えている。支持プレートは、環状である。支持プレートは、複数の凹部を有する。各凹部は、外周面から径方向内側に延びる。各凹部は、周方向において互いに間隔をあけて配置される。皿バネは、ベース部及び複数の凸部を有する。ベース部は、環状である。各凸部は、ベース部から径方向内側に突出する。第1摩擦材は、軸方向において支持プレートと皿バネとの間に配置される。第1摩擦材は、軸方向視において、各凸部及び支持プレートと重複する。
【0007】
この構成によれば、皿バネの凸部と支持プレートとによって、第1摩擦材を挟み込むことができる。この結果、第1摩擦材に均一に荷重を掛けることができる。
【0008】
第2態様に係るトルクリミッタは、第1態様に係るトルクリミッタにおいて、次のように構成される。少なくとも一つの凹部の先端部は、第1摩擦材の内周縁に対して径方向内側に配置される。この構成によれば、第1摩擦材の内周面上に水が溜まった場合であって、凹部を介して排水することができる。
【0009】
第3態様に係るトルクリミッタは、第1又は第2態様に係るトルクリミッタにおいて、プレッシャプレートをさらに備える。プレッシャプレートは、軸方向において第1摩擦材と皿バネとの間に配置される。各凸部は、プレッシャプレートと当接する当接部を有する。当接部は、凸部の先端部に対して径方向外側に配置される。
【0010】
第4態様に係るトルクリミッタは、第3態様に係るトルクリミッタにおいて、次のように構成される。当接部は、凸部を軸方向に屈曲することによって構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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