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公開番号
2025099895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216876
出願日
2023-12-22
発明の名称
抗癌剤キット
出願人
株式会社日本トリム
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
A61K
33/00 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】抗癌剤の投与量を増大させずに、抗癌剤の抗癌作用を増強することができる抗癌剤キットを提供する。
【解決手段】抗癌剤キットは、オートファジー抑制活性を有し、抗癌剤作用増強物質として分子状水素を含有する抗癌作用増強剤と抗癌剤とを備える。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
オートファジー抑制活性を有し、抗癌剤作用増強物質として分子状水素を含有する抗癌作用増強剤と抗癌剤とを備えることを特徴とする抗癌剤キット。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記抗癌作用増強剤が電解水素水であることを特徴とする請求項1に記載の抗癌剤キット。
【請求項3】
前記抗癌剤の有効成分がオートファジー活性化作用を有することを特徴とする請求項1に記載の抗癌剤キット。
【請求項4】
前記抗癌剤の有効成分がドキソルビシン、ボスチニブ、ポナチニブ、シスプラチン、ビンクリスチン、パクリタキセル、ダサチニブ、ボサチニブ、ニロテニブ及びフルオロウラシルからなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の抗癌剤キット。
【請求項5】
前記抗癌剤の基準有効成分濃度(1μM)に対する前記分子状水素の濃度が105ppb以上2160ppb以下であることを特徴とする請求項1に記載の抗癌剤キット。
【請求項6】
前記抗癌剤の有効成分濃度が0.5μM以上10μM以下程度であることを特徴とする請求項1に記載の抗癌剤キット。
【請求項7】
前記抗癌剤の有効成分濃度が0.5μM以上10μM以下であり、前記分子状水素の濃度が1056ppb以上1080ppb以下であることを特徴とする請求項1に記載の抗癌剤キット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗癌剤キットに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
本出願人は、電解水素水等の各種水素水やそれを含む混合物等の新たな用途や作用機能について種々検討している。例えば、特許文献1では、エタノール溶液と水素水とが混和され、エタノールの濃度が1~4%であり、溶存水素濃度が550~5600ppbであるアルコール性肝障害抑制用の水素水混合物を提案している。この水素水混合物は、安全性が高く、調製が容易かつ安価であり、さらにアルコール性肝障害を効果的に抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-126128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来、癌の治療法として、癌細胞のDNAに作用して、癌細胞の増殖を抑制することにより抗癌作用を示す抗癌剤を使用した薬物療法(化学療法)が用いられている。
【0005】
従来の抗癌剤においては、優れた抗癌作用を有するものの、吐き気や嘔吐、脱毛等の副作用が強いものがあり、また抗癌剤の投与量が増大すると、患者の経済的負担も増大するため、抗癌剤の継続使用ができない場合があるという問題がある。患者の副作用や経済的負担を軽減するために、抗癌剤の投与量は少しでも減少させたいという要望がある。
【0006】
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、抗癌剤の投与量を増大させずに、抗癌剤の抗癌作用を増強することができる抗癌剤キットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、本発明者らは、電解水素水(それに溶存する分子状水素)がオートファジーを抑制する活性を有すること、当該活性を利用して抗癌剤の抗癌作用を増強できることを見出し、本発明の抗癌剤キットを完成するに至った。
【0008】
本発明の抗癌剤キットは、オートファジー抑制活性を有し、抗癌剤作用増強物質として分子状水素を含有する抗癌作用増強剤と抗癌剤とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、抗癌剤の投与量を増大させずに、抗癌剤の抗癌作用を増強することができる抗癌剤キットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、マウス胎児線維芽細胞(MEF細胞)を用いた、Bafilomycin A1(Baf.A1)によるフラックスアッセイを利用したBaf.A1の存在下または非存在下におけるLC3タンパク質(LC3-II)の発現量を示す図である。
図2は、MEF細胞を用いた、Baf.A1の存在下におけるLC3-IIの発現量とBaf.A1の非存在下におけるLC3-IIの発現量との差分を示す図である。
図3は、MEF細胞を用いた、mRFP-GFP-LC3 tandem fluorescent probeを利用した蛍光顕微鏡観察による電解水素水のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図4は、ヒト子宮頸癌細胞(HeLa細胞)を用いた、GFP-LC3-RFP-LC3ΔG probeを利用したGFP/RFP比による電解水素水のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図5は、HeLa細胞を用いた、GFP-LC3-RFP-LC3ΔG probeを利用したGFP/RFP比によるドキソルビシン(Doxorubicin、抗癌剤)のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図6は、HeLa細胞を用いた、ドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図7は、HeLa細胞を用いた、ドキソルビシンのアポトーシス誘導の検証結果を示す図である。
図8は、HeLa細胞(ATG7 WT)を用いた、電解水素水と併用したときのドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図9は、HeLa細胞においてATG7(オートファジー関連遺伝子)を欠損させた細胞(ATG7 KO)を用いた、電解水素水と併用したときのドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図10は、HeLa細胞を用いた、電解水素水と併用したときのドキソルビシンのアポトーシス誘導の検証結果を示す図である。
図11は、HeLa細胞を用いた、GFP-LC3-RFP-LC3ΔG probeを利用したGFP/RFP比による、電解水素水と併用したときのドキソルビシンのオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図12は、ヒト結腸癌細胞(Caco-2細胞)を用いた、無血清培地又はBaf.A1を含む培地でのドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図13は、Caco-2細胞を用いた、浄水培地又は電解水素水培地でのドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図14は、Caco-2細胞を用いた、電解水素水の細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図15は、Caco-2細胞を用いた、無血清培地又はBaf.A1を含む培地での電解水素水と併用したときのドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図16は、Caco-2細胞を用いた、電解水素水と併用したときのドキソルビシンのアポトーシス誘導の検証結果を示す図である。
図17は、Caco-2細胞を用いた、GFP-LC3-RFP probeを利用したGFP/RFP比による、電解水素水と併用したときのドキソルビシンのオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図18は、Caco-2細胞を用いた、GFP-LC3-RFP probeを利用したGFP/RFP比による、各種水のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図19は、Caco-2細胞を用いた、各種水と併用したときのドキソルビシンの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図20は、HeLa細胞(ATG7 WT)を用いた、生成水素水と併用したときのドキソルビシンの細胞増殖の検証結果を示す図である。
図21は、HeLa細胞においてATG7を欠損させた細胞(ATG7 KO)を用いた、生成水素水と併用したときのドキソルビシンの細胞増殖の検証結果を示す図である。
図22は、ヒト大腸癌細胞(HCT116細胞)を用いた、GFP-LC3-RFP probeを利用したGFP/RFP比による電解水素水のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図23は、HeLa細胞を用いた、GFP-LC3-RFP-LC3ΔG probeを利用したGFP/RFP比によるパクリタキセル(Paclitaxel、抗癌剤)のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図24は、HeLa細胞を用いた、パクリタキセルの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図25は、HCT116細胞を用いた、GFP-LC3-RFP probeを利用したGFP/RFP比によるフルオロウラシル(Fluorouracil、5-FU、抗癌剤)のオートファジー活性の解析結果を示す図である。
図26は、HeLa細胞(ATG7 WT)を用いた、電解水素水と併用したときのパクリタキセルの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図27は、HeLa細胞においてATG7(オートファジー関連遺伝子)を欠損させた細胞(ATG7 KO)を用いた、電解水素水と併用したときのパクリタキセルの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
図28は、HCT116細胞を用いた、電解水素水と併用したときのフルオロウラシルの細胞増殖抑制効果の検証結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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