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公開番号
2025099297
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215848
出願日
2023-12-21
発明の名称
極低温装置の昇温方法および極低温装置
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25B
9/00 20060101AFI20250626BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】極低温装置の昇温の時間短縮に役立つ技術を提供する。
【解決手段】極低温装置10の昇温方法が提供される。極低温装置10は、開閉可能な挿入口34を有する真空容器30と、挿入口34から真空容器30内に延び、挿入口34とは反対側の端部で真空容器30内の被冷却物例えば超伝導コイル12と接続された気密筒50とを備える。方法は、挿入口34を開放することと、挿入口34から気密筒50に加熱器70を挿入することと、加熱器70により被冷却物を加熱することと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
極低温装置の昇温方法であって、前記極低温装置は、開閉可能な挿入口を有する真空容器と、前記挿入口から前記真空容器内に延び、前記挿入口とは反対側の端部で前記真空容器内の被冷却物と接続された気密筒とを備え、前記方法は、
前記挿入口を開放することと、
前記挿入口から前記気密筒に加熱器を挿入することと、
前記加熱器により前記被冷却物を加熱することと、を備えることを特徴とする方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記極低温装置は、前記挿入口を気密に閉じる取り外し可能な蓋を備え、
前記挿入口を開放することは、前記取り外し可能な蓋を前記挿入口から取り外すことを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記気密筒は、その内部に取り外し可能な対流抑制器を備え、
前記挿入口を開放することは、前記対流抑制器を前記気密筒から取り外すことを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記極低温装置は、前記被冷却物を冷却する極低温冷凍機を備え、前記極低温冷凍機は、前記挿入口とは別の場所で前記真空容器に設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記気密筒は、前記被冷却物と熱的に結合された外筒と、前記外筒内に配置された内筒とを備え、前記内筒は、前記挿入口とは反対側の端部で前記外筒と接触し又は離間するように前記外筒に対し移動可能であり、
前記加熱器により前記被冷却物を加熱することは、前記内筒が前記挿入口とは反対側の端部で前記外筒と接触している間に行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記極低温装置は、前記被冷却物を冷却する極低温冷凍機を備え、前記内筒は、前記極低温冷凍機の一部を構成することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記加熱器により前記被冷却物を加熱することは、前記加熱器から前記気密筒内に温風を供給することを備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
開閉可能な挿入口を有する真空容器と、
前記挿入口とは別の場所で前記真空容器に設置され、前記真空容器内の被冷却物を冷却する極低温冷凍機と、
前記挿入口から前記真空容器内に延び、前記挿入口とは反対側の端部で前記被冷却物と接続された気密筒と、を備えることを特徴とする極低温装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、極低温装置の昇温方法および極低温装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、極低温装置は定期的に運用が停止されメンテナンスが施される。その際、極低温に冷却されている被冷却物は、運用中の極低温より高い温度、例えば室温まで昇温される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-89088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、極低温装置の昇温には、実際のところ、相当の時間がかかる。とくに、大型の超伝導機器では、周囲環境からの自然の入熱により極低温装置を昇温する場合、例えば数日から一週間というように、かなり長い期間を昇温に要しうる。
【0005】
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、極低温装置の昇温の時間短縮に役立つ技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によると、極低温装置の昇温方法が提供される。極低温装置は、開閉可能な挿入口を有する真空容器と、挿入口から真空容器内に延び、挿入口とは反対側の端部で真空容器内の被冷却物と接続された気密筒とを備える。方法は、挿入口を開放することと、挿入口から気密筒に加熱器を挿入することと、加熱器により被冷却物を加熱することと、を備える。
【0007】
本発明のある態様によると、極低温装置は、開閉可能な挿入口を有する真空容器と、挿入口とは別の場所で真空容器に設置され、真空容器内の被冷却物を冷却する極低温冷凍機と、挿入口から真空容器内に延び、挿入口とは反対側の端部で被冷却物と接続された気密筒と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、極低温装置の昇温の時間短縮に役立つ技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施の形態に係る極低温装置を概略的に示す図である。
第1の実施の形態に係る極低温装置の昇温方法を示す概略的に示す図である。
第1の実施の形態に係り、気密筒の他の配置例を概略的に示す図である。
第2の実施の形態に係る極低温装置を概略的に示す図である。
第2の実施の形態に係る極低温装置を概略的に示す図である。
第2の実施の形態に係り、メンテナンス中の極低温冷凍機のコールドヘッドを概略的に示す図である。
第2の実施の形態に係り、メンテナンス中の極低温冷凍機のコールドヘッドを概略的に示す図である。
第2の実施の形態に係る極低温装置の昇温方法を示す概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。説明および図面において同一または同等の構成要素、部材、処理には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。図示される各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。実施の形態は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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