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公開番号
2025098989
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2024224376
出願日
2024-12-19
発明の名称
土工機械
出願人
ハム アーゲー
,
Hamm AG
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
61/44 20060101AFI20250625BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】構造的に単純で、使用されるエネルギーを効率的に利用する油圧駆動システムの態様において、1以上の駆動ロールセグメントのスリップ状態の発生を回避することができる土工機械を提供する。
【解決手段】第1のトラクション油圧ポンプP
1
の第1の流体接続部28は、第1の油圧ラインL
1
によって、第1のトラクション油圧モータM
1
の第1の流体接続部30及び第2のトラクション油圧モータM
2
の第1の流体接続部32に接続されている、又は接続可能であり、第2のトラクション油圧ポンプP
2
の第1の流体接続部34は、第2の油圧ラインL
2
によって、第3のトラクション油圧モータM
3
の第1の流体接続部36及び前記第4のトラクション油圧モータM
4
の第1の流体接続部38に接続されている、又は接続可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
機械の長手方向において連続して配置され、それぞれの回転軸(D
1
、D
2
)の周りに回転可能な2つの駆動ロール(12、14)であって、各駆動ロール(12、14)が、配設された前記回転軸(D
1
、D
2
)の方向において連続して配置された2つの駆動ロールセグメント(12a、12b、14a、14b)を含む駆動ロール(12、14)と、前記駆動ロール(12、14)のための油圧駆動システム(24)とを備えた土工機械であって、油圧駆動システム(24)は、
-2つの前記駆動ロール(12、14)の第1の駆動ロールセグメント(12a)に配設された、第1のトラクション油圧モータ(M
1
)と、
-2つの前記駆動ロール(12、14)の第2の駆動ロールセグメント(12b)に配設された、第2のトラクション油圧モータ(M
2
)と、
-2つの前記駆動ロール(12、14)の第3の駆動ロールセグメント(14a)に配設された、第3のトラクション油圧モータ(M
3
)と、
-2つの前記駆動ロール(12、14)の第4の駆動ロールセグメント(14b)に配設された、第4のトラクション油圧モータ(M
4
)と、
-第1のトラクション油圧ポンプ(P
1
)と、
-第2のトラクション油圧ポンプ(P
2
)と、
-トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)に作動液を移送するための、前記第1のトラクション油圧ポンプ(P
1
)及び前記第2のトラクション油圧ポンプ(P
2
)を駆動する少なくとも1つの駆動モータ(E)と、を含み、
-前記第1のトラクション油圧ポンプ(P
1
)の第1の流体接続部(28)は、第1の油圧ライン(L
1
)によって、前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の第1の流体接続部(30)及び前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の第1の流体接続部(32)に接続されている、又は接続可能であり、
-前記第2のトラクション油圧ポンプ(P
2
)の第1の流体接続部(34)は、第2の油圧ライン(L
2
)によって、前記第3のトラクション油圧モータ(M
3
)の第1の流体接続部(36)及び前記第4のトラクション油圧モータ(M
4
)の第1の流体接続部(38)に接続されている、又は接続可能であり、
-前記第1のトラクション油圧ポンプ(P
1
)の第2の流体接続部(40)は、第3の油圧ライン(L
3
)によって、前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の第2の流体接続部(42)及び第3のトラクション油圧モータ(M
3
)の第2の流体接続部(44)に接続されている、又は接続可能であり、
-前記第2のトラクション油圧ポンプ(P
2
)の第2の流体接続部(46)は、第4の油圧ライン(L
4
)によって、前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の第2の流体接続部(48)及び前記第4のトラクション油圧モータ(M
4
)の第2の流体接続部(50)に接続されている、又は接続可能である土工機械。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
両方のトラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)が、共通の前記駆動モータ(E)によって、作動液を移送するために駆動されていること、又は/及び、両方のトラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)が同じ吐出量を有すること、又は/及び、すべての前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)が同じ変位量を有すること、を特徴とする、請求項1に記載の土工機械。
【請求項3】
少なくとも1つの駆動モータ(E)が電動機であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の土工機械。
【請求項4】
各トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)が一定の吐出量を有するポンプであること、又は/及び、各トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)が一定の変位量を有するモータであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の土工機械。
【請求項5】
-第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の第2の流体接続部(48)に配設して、前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の第2の流体接続部(48)と第3の油圧ライン(L
3
)との接続を選択的に確立及び遮断するための第1のバルブユニット(V
1
)と、前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の第2の流体接続部(48)と第4の油圧ライン(L
4
)との接続を選択的に確立及び遮断するための第2のバルブユニット(V
2
)とが設けられていること、並びに、
-第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の第2の流体接続部(42)に配設して、前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の第2の流体接続部(42)と第3の油圧ライン(L
3
)との接続を選択的に確立及び遮断するための第3のバルブユニット(V
3
)と、前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の第2の流体接続部(42)と第4の油圧ライン(L
4
)との接続を選択的に確立及び遮断するための第4のバルブユニット(V
4
)とが設けられていること、
を特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の土工機械。
【請求項6】
第1のバルブユニット(V)、第2のバルブユニット(V
2
)、第3のバルブユニット(V)及び第4のバルブユニット(V
4
)を制御するための制御装置(52)が設けられており、前記制御装置(52)は、
-第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の第2の流体接続部(48)と第3の油圧ライン(L
3
)との接続を確立するための前記第1のバルブユニット(V
1
)と、第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の第2の流体接続部(42)と第4の油圧ライン(L
4
)との接続を確立するための前記第4のバルブユニット(V
4
)とが動作する場合に、前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の前記第2の流体接続部(48)と前記第4の油圧ライン(L
4
)との接続を遮断するための前記第2のバルブユニット(V
2
)と、前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の前記第2の流体接続部(42)と前記第3の油圧ライン(L
3
)との接続を遮断するための前記第3のバルブユニット(V
3
)と、を動作させ、
-前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の前記第2の流体接続部(48)と前記第3の油圧ライン(L3)との接続を遮断するための前記第1のバルブユニット(V)と、前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の前記第2の流体接続部(42)と前記第4の油圧ライン(L
4
)との接続を遮断するための前記第4のバルブユニット(V
4
)とが動作する場合に、前記第1のトラクション油圧モータ(M
1
)の前記第2の流体接続部(48)と前記第4の油圧ライン(L
4
)との接続を確立するための前記第2のバルブユニット(V
2
)と、前記第2のトラクション油圧モータ(M
2
)の前記第2の流体接続部(42)と前記第3の油圧ライン(23)との接続を確立するための前記第3のバルブユニット(V
3
)と、を動作させるように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の土工機械。
【請求項7】
第1の流体ライン(L
1
)、第2の流体ライン(L
2
)、第3の流体ライン(L
3
)及び第4の流体ライン(L
4
)のうちの少なくとも1つの流体ラインに流体を供給するために、流体供給装置(53)が設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の土工機械。
【請求項8】
2つの駆動ロール(12、14)の第1の駆動ロール(12)が、第1の駆動ロールセグメント(12a)と第2の駆動ロールセグメント(12b)とを含み、2つの前記駆動ロール(12、14)の第2の駆動ロール(14)が、第3の駆動ロールセグメント(14a)と第4の駆動ロールセグメント(14b)とを含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の土工機械。
【請求項9】
機械の長手方向(R)に関して、第1の駆動ロールセグメント(12a)及び第3の駆動ロールセグメント(14a)が、土工機械(10)の第1の側に配置され、第2の駆動ロールセグメント(12b)及び第4の駆動ロールセグメント(14b)が、土工機械(10)の第2の側に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の土工機械。
【請求項10】
2つの駆動ロール(12、14)の少なくとも1つの駆動ロール(12、14)が土工ローラであり、少なくとも1つの駆動ロール(12、14)の各駆動ロールセグメント(12a、12b、14a、14b)は、ローラセグメントによって供給されていること、又は/及び、2つの駆動ロール(12、14)の少なくとも1つの駆動ロール(14)が、少なくとも2つの車輪(16、18、20、22)を含み、少なくとも1つの駆動ロール(14)の各駆動ロールセグメント(14a、14b)は、少なくとも1つの車輪(16、18、20、22)を含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の土工機械。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械の長手方向に連続して配置され、それぞれの回転軸の周りに回転可能な2つの駆動ロールであって、各駆動ロールが、配設された回転軸の方向において連続して配置された2つの駆動ロールセグメントを含む駆動ロールと、当該駆動ロールのための油圧駆動システムとを備えた土工機械に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
このような、例えばソイルコンパクタとして構成された土工機械において、1以上の駆動ロールセグメントでスリップが生じた場合に、他の駆動ロールセグメントを通じてトルクを伝達し続けることができるようにするために、駆動ロールセグメントのスリップ状態において、このような駆動ロールセグメントに配設された油圧駆動モータを通じて過度の流体流出が生じた場合に、当該駆動ロールセグメントへの流体供給を遮断又は制限し、その結果、スリップしていない駆動ロールへの流体の十分な供給を維持する分流器を使用することが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、構造的に単純で、使用されるエネルギーを効率的に利用する油圧駆動システムの態様において、1以上の駆動ロールセグメントのスリップ状態の発生を回避することができる土工機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によると、本課題は、機械の長手方向に連続して配置され、それぞれの回転軸の周りに回転可能な2つの駆動ロールであって、各駆動ロールが、配設された回転軸の方向に連続して配置された2つの駆動ロールセグメントを含む駆動ロールと、駆動ロールのための油圧駆動システムとを備えた土工機械によって解決され、当該油圧システムは、
-2つの駆動ロールの第1の駆動ロールセグメントに配設された、第1のトラクション油圧モータと、
-2つの駆動ロールの第2の駆動ロールセグメントに配設された、第2のトラクション油圧モータと、
-2つの駆動ロールの第3の駆動ロールセグメントに配設された、第3のトラクション油圧モータと、
-2つの駆動ロールの第4の駆動ロールセグメントに配設された、第4のトラクション油圧モータと、
-第1のトラクション油圧ポンプと、
-第2のトラクション油圧ポンプと、
-トラクション油圧モータに作動液を移送するために、第1のトラクション油圧ポンプ及び第2のトラクション油圧ポンプを駆動する少なくとも1つの駆動モータと、を含み、
-第1のトラクション油圧ポンプの第1の流体接続部は、第1の油圧ラインによって、第1のトラクション油圧モータの第1の流体接続部及び第2のトラクション油圧モータの第1の流体接続部に接続されている、又は接続可能であり、
-第2のトラクション油圧ポンプの第1の流体接続部は、第2の油圧ラインによって、第3のトラクション油圧モータの第1の流体接続部及び第4のトラクション油圧モータの第1の流体接続部に接続されている、又は接続可能であり、
-第1のトラクション油圧ポンプの第2の流体接続部は、第3の油圧ラインによって、第2のトラクション油圧モータの第2の流体接続部及び第3のトラクション油圧モータの第2の流体接続部に接続されている、又は接続可能であり、
-第2のトラクション油圧ポンプの第2の流体接続部は、第4の油圧ラインによって、第1のトラクション油圧モータの第2の流体接続部及び第4のトラクション油圧モータの第2の流体接続部に接続されている、又は接続可能である。
【0005】
本発明に従って構成された土工機械では、異なる駆動ロールセグメントに配設されたトラクション油圧モータは、流体の流れ方向とは無関係に、したがってトラクション油圧モータがいずれの回転方向において動作するかとも無関係に、流出側において交差して2つのトラクション油圧ポンプに接続されている。これは、流入側で2つのトラクション油圧ポンプのうちの1つに接続された2つのトラクション油圧モータが、流出側において、当該トラクション油圧ポンプに両方は接続されていないことを意味する。流入側において同じトラクション油圧ポンプに接続されている2つのトラクション油圧モータのうちの一方は、流出側において、他方のトラクション油圧ポンプに、トラクション油圧モータのうちの他方と共に接続されている。
【0006】
この結果、駆動ロールセグメントのうちの1つにスリップが生じた場合、当該駆動ロールセグメントに配設されたトラクション油圧モータを通じた比較的大量の流体の流出は、当該トラクション油圧モータの流出側に接続されたトラクション油圧ポンプが、スリップ状態にあっても、その回転速度によって決定される量の流体のみを受容し、したがって、スリップしている駆動ロールセグメントのトラクション油圧モータを通じて流出する流体の量は、当該トラクション油圧モータと共に流出側で同じトラクション油圧ポンプに接続されたトラクション油圧モータによって排出される流体の量によって概ね制限されていることによって防止される。
【0007】
スリップしている駆動ロールセグメントに配設されたトラクション油圧モータを通じた流体の過度の流出は、分流器を設ける必要なく、トラクション油圧モータとトラクション油圧ポンプとのこの流出側における交差する接続によって防止される。これによって、油圧駆動システムの構成が明らかにより単純になり、一般に分流器はエネルギー損失をもたらすので、トラクション油圧ポンプを駆動するために供給されるエネルギーをより効率的に使用することができる。これは特に、トラクション油圧ポンプが少なくとも1つの電気駆動モータによって駆動され、エネルギー貯蔵装置に受容可能である電気エネルギーの量、したがって土工機械の使用範囲又は使用時間も制限されている電気油圧駆動システムにおいて有利である。
【0008】
すべてのトラクション油圧モータで同じ回転速度を達成可能にすべく、単純な構造の油圧駆動システムにおいて、2つのトラクション油圧ポンプが略同じ量の流体を移送することを保証するために、2つのトラクション油圧ポンプは、作動液を移送するために共通の駆動モータによって駆動されていてよく、又は/及び、2つのトラクション油圧ポンプが同じ吐出量を有することができる。さらに、すべてのトラクション油圧モータが同じ変位量を有することができる。この際、トラクション油圧ポンプの吐出量は、例えば、トラクション油圧ポンプの1回転当たりに排出される流体量であってよく、トラクション油圧モータの変位量は、トラクション油圧モータの1回転当たりに受容される流体量であってよい。
【0009】
土工機械を電気油圧によって動作させることを可能にするために、少なくとも1つの駆動モータが電動機であってよい。
【0010】
特に電気油圧駆動システムにおいて、すなわち1以上の駆動モータが電動機として構成されている場合、単純な構造の油圧駆動システムを得るためには、各トラクション油圧ポンプが固定吐出量を有するポンプであり、又は/及び各トラクション油圧モータが固定変位量を有するモータであれば有利である。これは、土工機械の異なる回転速度、したがって異なる走行速度をも得るためには、動作中に、トラクション油圧ポンプ又はトラクション油圧モータの位置を調節する必要がないことを意味する。これは、単に駆動モータの回転速度を変えることによって達成され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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