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公開番号
2025098990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2024224377
出願日
2024-12-19
発明の名称
電気油圧駆動システム
出願人
ハム アーゲー
,
Hamm AG
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
61/452 20100101AFI20250625BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】少なくとも1つの駆動ロールを有する土工機械のための電気油圧駆動システム。
【解決手段】作動液を移送するために駆動電動機によって駆動され得る少なくとも1つのトラクション油圧ポンプと、少なくとも1つのトラクション油圧ポンプによって作動液が供給される少なくとも2つのトラクション油圧モータと、各トラクション油圧モータに配設して、少なくとも1つの切替弁ユニットを含むバルブアセンブリと、基本駆動状態において、駆動トルクを生じさせるために、各トラクション油圧モータに、少なくとも1つのトラクション油圧ポンプから作動液が供給され、高圧駆動状態において、駆動トルクを生じさせないために、少なくとも1つのトラクション油圧モータに少なくとも1つのトラクション油圧ポンプから作動液が供給されるように、バルブアセンブリを動作させるための制御ユニットと、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つの駆動ロールを有する土工機械のための電気油圧駆動システムであって、
-作動液を移送するために駆動電動機(E
1
、E
2
)によって駆動され得る少なくとも1つのトラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)と、
-少なくとも1つの前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)によって作動液が供給される少なくとも2つのトラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)と、
-バルブアセンブリ(26)と、
-電気油圧駆動システム(24)の基本駆動状態において、駆動トルクを生じさせるために、前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)それぞれに、少なくとも1つの前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)から作動液が供給され、電気油圧駆動システム(24)の高圧駆動状態において、駆動トルクを生じさせないために、少なくとも1つの前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)に少なくとも1つの前記トラクション油圧ポンプから(P
1
、P
2
)作動液が供給されるように、バルブアセンブリ(26)を動作させるための制御ユニット(28)と、
を含む電気油圧駆動システム。
続きを表示(約 3,600 文字)
【請求項2】
少なくとも1つの前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)によって作動液を並行して供給される少なくとも2つの前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)を備えた少なくとも1つの油圧回路(K
1
、K
2
)が設けられていること、及び、前記バルブアセンブリ(26)が、少なくとも1つのトラクション油圧回路(K
1
、K
2
)の少なくとも2つの前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)に配設して、少なくとも1つの切替弁ユニット(S
1
、S
2
、S
3
、S
4
)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項3】
前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)に配設された少なくとも1つの前記切替弁ユニット(S
1
、S
2
、S
3
、S
4
)が基本駆動状態切替位置に切り替えられている場合、前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)には、少なくとも1つの前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)によって移送される作動液が、駆動トルクを生じさせるために供給され、次いで、前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)に配設された少なくとも1つの前記切替弁ユニット(S
1
、S
2
、S
3
、S
4
)が高圧駆動状態切替位置に切り替えられている場合、前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)に配設され、前記トラクション油圧モータに対して平行であるバイパス流路(B
1
、B
2
、B
3
、B
4
)が、貫流のために開放されていること、又は/及び、前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)の2つの流体接続部(30、32)間に流れの短絡を生じさせることを特徴とする、請求項2に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項4】
少なくとも2つのトラクション油圧回路(K
1
、K
2
)が設けられており、前記トラクション油圧回路(K
1
、K
2
)それぞれには、前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)と、前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)によって並行して作動液を供給される少なくとも2つの前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)と、が配設されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項5】
前記トラクション油圧ポンプ(P
1
、P
2
)それぞれに、電気駆動モータ(E
1
、E
2
)が配設されていることを特徴とする、請求項4に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項6】
バルブアセンブリ(26)が、トラクション油圧回路(K
1
、K
2
)のそれぞれにおいて、トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)それぞれに配設して、基本駆動状態切替位置では前記トラクション油圧モータに平行なバイパス流路(B
1
、B
2
、B
3
、B
4
)を遮断し、高圧駆動状態切替位置では貫流のために開放する切替弁ユニット(S
1
、S
2
、S
3
、S
4
)を含むことを特徴とする、請求項3を引用する場合の、請求項4又は5に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項7】
少なくとも1つのトラクション油圧回路(K
1
)が設けられており、少なくとも1つの前記トラクション油圧回路(K
1
)には、トラクション油圧ポンプ(P
1
)と、前記トラクション油圧ポンプ(P
1
)によって作動液を並行して供給される少なくとも2つ、好ましくは少なくとも4つの前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)と、が配設されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項8】
バルブアセンブリ(26)が、前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)それぞれに配設して、基本駆動状態切替位置では前記トラクション油圧モータに平行なバイパス流路(B
1
、B
2
、B
3
、B
4
)を遮断し、高圧駆動状態切替位置では貫流のために開放する切替弁ユニット(S
1
、S
2
、S
3
、S
4
)を含むことを特徴とする、請求項3を引用する場合の、請求項7に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項9】
前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)が、それぞれトラクション油圧ポンプ(P
1
)によって並行して供給を受ける少なくとも2つの前記トラクション油圧モータ(M
1
、M
2
、M
3
、M
4
)を備える、前記トラクション油圧ポンプ(P
1
)によって並行して供給を受ける少なくとも2つのトラクション油圧モータ群(G
1
、G
2
)を形成し、バルブアセンブリ(26)は、前記トラクション油圧モータ群(G
1
、G
2
)それぞれに配設して、前記トラクション油圧ポンプ(P
1
)によって移送される作動液の供給に対して前記トラクション油圧モータ群(G
1
、G
2
)を選択的に遮断し、前記トラクション油圧ポンプ(P
1
)によって移送される作動液の供給のために前記トラクション油圧モータ群(G
1
、G
2
)を開放するための、少なくとも1つの遮断弁ユニット(V
1
、V
2
、V
3
、V
4
)を含むことを特徴とする、請求項7又は8に記載の電気油圧駆動システム。
【請求項10】
バルブアセンブリ(26)が、トラクション油圧モータ群(G
1
、G
2
)それぞれに配設して、流体の流れ方向において前記トラクション油圧モータ群(G
1
、G
2
)の両側に配置された2つの遮断弁ユニット(S
1
、S
2
、S
3
、S
4
)を含むことを特徴とする、請求項9に記載の電気油圧駆動システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1つの駆動ロールを備えた土工機械、例えばソイルコンパクタのための電気油圧駆動システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ソイルコンパクタとして構成された土工機械は、例えば駆動ロールとして、ソイルコンパクタの長手方向において連続して配置され、互いに平行な回転軸の周りに回転可能な2つの土工ローラ、特にコンパクタローラを含み得る。それぞれ駆動ロールを供給する2つの土工ローラは、電気油圧駆動システムによって、それぞれ配設された回転軸の周りに回転するように駆動され得る。各土工ローラに配設して、電気油圧駆動システムは、1つ又は2つのトラクション油圧モータを含むことが可能であり、当該トラクション油圧モータには、駆動トルクを生じさせるために、1つ又は複数のトラクション油圧ポンプによって、それぞれ対を成して、又は共に、作動液が供給される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の課題は、土工機械のための電気油圧駆動システム、当該電気油圧駆動システムを用いて構成された土工機械、及び当該土工機械を動作させるための方法を提供することにあり、これによって、駆動のために使用される電気エネルギーの高い利用効率が達成される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によると、本課題は、少なくとも1つの駆動ロールを有する土工機械のための電気油圧駆動システムによって解決され、当該電気油圧駆動システムは、
-作動液を移送するために駆動電動機によって駆動され得る少なくとも1つのトラクション油圧ポンプと、
-少なくとも1つのトラクション油圧ポンプによって作動液が供給される少なくとも2つのトラクション油圧モータと、
-バルブアセンブリと、
-基本駆動状態において、駆動トルクを生じさせるために、各トラクション油圧モータに少なくとも1つのトラクション油圧ポンプから作動液が供給され、高圧駆動状態において、駆動トルクを生じさせないために、少なくとも1つのトラクション油圧モータに少なくとも1つのトラクション油圧ポンプから作動液が供給されるように、バルブアセンブリを動作させる、又は制御するための制御ユニットと、を含む。
【0005】
本発明は、油圧の圧力レベルを上げれば、油圧駆動システムの効率向上が達成できるという認識を利用している。圧力レベルの上昇を得るために、本発明に従って構築された電気油圧駆動システムは、並行して作動液が供給されるトラクション油圧モータのそれぞれの動作を停止する、又は非加圧状態に切り替えるように構成されている。駆動トルクを生じさせるために依然として作動液が供給されているトラクション油圧モータの圧力レベルは、対応して上昇するので、トラクション油圧モータはより高い効率で動作する。駆動トルクを生じさせるために依然として作動液が供給されているトラクション油圧モータの効率が増大することによって、動作を停止した、又は非加圧状態に切り替えられたトラクション油圧モータにおける流量損失が過度に補償される。
【0006】
駆動トルクを生じさせるためにトラクション油圧モータの一部のみに作動液が供給されるこのような状態では、例えば、ソイルコンパクタが略水平な基層でアスファルトフィニッシャの後方でアスファルトを締め固めるために使用される場合などに、作業の際に主要動作点に移行し得る。当該状態では、例えば、基本的に駆動ロールとして使用される2つのコンパクタローラのうちの一方のみを回転するように駆動することが可能であるか、又は、2つのコンパクタローラのそれぞれに配設された2つのトラクション油圧モータのうち、それぞれ一方のみを駆動トルクを生じさせるために使用することが可能である。
【0007】
異なるトラクション油圧モータに作動液を供給するために、少なくとも1つのトラクション油圧ポンプによって作動液を並行して供給される少なくとも2つのトラクション油圧モータを備えた少なくとも1つの油圧回路を設けること、及び、バルブアセンブリが、少なくとも1つのトラクション油圧回路の少なくとも2つのトラクション油圧モータに配設して、少なくとも1つの切替弁ユニットを含むことが提案される。
【0008】
この際、トラクション油圧モータを異なる運転モードに適するように調整するために、トラクション油圧モータに配設された少なくとも1つの切替弁ユニットが基本駆動状態切替位置に切り替えられている場合、当該トラクション油圧モータには、少なくとも1つのトラクション油圧ポンプによって移送される作動液が、駆動トルクを生じさせるために供給され、次いで、トラクション油圧モータに配設された少なくとも1つの切替弁ユニットが高圧駆動状態切替位置に切り替えられている場合、当該トラクション油圧モータに配設され、当該トラクション油圧モータに対して平行であるバイパス流路を、貫流のために開放すること、又は/及び、トラクション油圧モータの2つの流体接続部間に流れの短絡を生じさせることができる。
【0009】
トラクション油圧モータを動作状態と非動作状態との間で切り替えるための特に有利な実施形態では、少なくとも2つのトラクション油圧回路を設けることが可能であり、各トラクション油圧回路には、トラクション油圧ポンプと、トラクション油圧ポンプによって並行して作動液を供給される少なくとも2つのトラクション油圧モータとが配設されている。
【0010】
この際、各トラクション油圧ポンプには電気駆動モータを配設することが可能であり、各トラクション油圧ポンプは、各トラクション油圧ポンプに個別に配設された電気駆動モータによって、他のトラクション油圧ポンプから独立して動作し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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