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公開番号
2025098711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215036
出願日
2023-12-20
発明の名称
防水シート施工システム及び防水シート施工方法
出願人
アーキヤマデ株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
E04B
1/66 20060101AFI20250625BHJP(建築物)
要約
【課題】低コストで作業の自動化が可能な防水シート施工システム及び防水シート施工方法を提供すること。
【解決手段】誘導加熱によって防水シートSHを固定部材FXに固定する加熱装置3と、防水シートSHの上を走行する走行装置2と、を備える走行体1と、走行体1が走行する経路を示す誘導部材6と、誘導部材6を検出するセンサと、走行体1を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、センサの検出結果に基づいて経路に沿って走行体1を走行させ、加熱装置3が固定部材FXの上に位置する状態で走行体1を停止させ、加熱装置3を作動させて防水シートSHを固定部材FXに固定させる、防水シート施工システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
防水シートを防水下地に固定された固定部材に固定する防水シート施工システムであって、
誘導加熱によって前記防水シートを前記固定部材に固定する加熱装置と、前記防水シートの上を走行する走行装置と、を備える走行体と、
前記走行体が走行する経路を示す誘導部材と、
前記誘導部材を検出するセンサと、
前記走行体を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記センサの検出結果に基づいて前記経路に沿って前記走行体を走行させ、前記加熱装置が前記固定部材の上に位置する状態で前記走行体を停止させ、前記加熱装置を作動させて前記防水シートを前記固定部材に固定させる、防水シート施工システム。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記センサは前記誘導部材を撮像するカメラを含んでいる請求項1に記載の防水シート施工システム。
【請求項3】
前記誘導部材は、前記防水シート上に配置される帯状のテープである請求項1に記載の防水シート施工システム。
【請求項4】
前記誘導部材は、前記走行装置が停止する停止位置を更に示し、
前記制御装置は、前記センサの検出結果に基づいて前記停止位置で前記走行体を停止させる請求項1に記載の防水シート施工システム。
【請求項5】
誘導加熱によって防水シートを防水下地に固定された固定部材に固定する加熱装置と、前記防水シートの上を走行する走行装置と、を備える走行体によって、前記防水シートを前記固定部材に固定する防水シート施工方法であって、
前記防水シート及び前記固定部材を前記防水下地に配置する配置工程と、
前記走行体が走行する経路を示す誘導部材を配置する誘導部材配置工程と、
前記走行体を前記経路に沿って走行させ、前記加熱装置が前記固定部材の上に位置する状態で前記走行体を停止させて、前記加熱装置に前記防水シートを前記固定部材に固定させる固定工程と、を含む防水シート施工方法。
【請求項6】
前記誘導部材を取り外す取り外し工程を含む請求項5に記載の防水シート施工方法。
【請求項7】
前記防水下地は、内側に位置する走行領域と前記走行領域の周囲に位置する周囲領域とに分かれており、
前記周囲領域において、前記防水シートが前記固定部材に人為的に固定される周囲固定工程を含み、
前記固定工程は、前記走行領域において、前記加熱装置に前記防水シートを前記固定部材に固定させる工程である請求項5に記載の防水シート施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防水シートを防水下地に固定された固定部材に固定する防水シート施工システム及び防水シート施工方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定部材を覆っている防水シートに接当可能な押圧パッドを有する加熱コイルユニットと、この加熱コイルユニットに収納されている加熱コイルにケーブルを介して電流を供給する給電制御装置とを備えた誘導加熱溶着装置が開示されている。この誘導加熱溶着装置を用いた防水シートの接着固定施工では、作業者は誘導加熱溶着装置を持って、防水シートの固定部材の上となる箇所に移動し、この箇所に加熱コイルユニットの押圧面を接当させながら加熱コイルを励磁する。加熱コイルによる誘導加熱によって固定部材が加熱され、防水シートと固定部材とが溶着する。その後に押圧パッドで固定部材に防水シートを押しつけることにより、防水シートが固定部材に固定される。
【0003】
特許文献2には、防水下地上に点在した固定部材に防水シートを被せた状態で、防水下地上を自動走行する探査機と誘導加熱機とを備える誘導加熱溶着システムが開示されている。この誘導加熱溶着システムにおいて、探査機は、GNSSユニットからの位置信号と金属探知器とに基づいて固定部材の位置座標を算出している。また、誘導加熱機は、探査機から取得した位置座標に基づいて固定部材を巡回する加熱走行経路を作成する。誘導加熱機は加熱走行経路に沿って自律走行しながら防水シートを固定部材に溶着させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-200847号公報
特開2022-24365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたような誘導加熱溶着装置を用いた防水シートの溶着作業では、作業者は、固定部材の付近に給電制御装置を移動させ、防水シートの上から加熱コイルユニットを固定部材に位置合わせする必要がある。1平方メートルのシート面積に数か所の固定部材が設けられるので、大きなビルの屋上に防水シートを敷設する場合、作業者の肉体的かつ精神的負担が大きい。炎天下や寒冷下での作業では、さらに、その負担は大きくなる。
【0006】
特許文献2に記載の誘導加熱溶着システムは、GNSSユニットは高価である上、GNSSユニットから位置信号を受信できない場合、探査機が加熱走行経路を作成することができず、誘導加熱機は自律走行を行えない場合がある。
【0007】
本発明の目的は、低コストで作業の自動化が可能な防水シート施工システム及び防水シート施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決する手段として、本発明の防水シート施工システムは、防水シートを防水下地に固定された固定部材に固定する防水シート施工システムであって、誘導加熱によって前記防水シートを前記固定部材に固定する加熱装置と、前記防水シートの上を走行する走行装置と、を備える走行体と、前記走行体が走行する経路を示す誘導部材と、前記誘導部材を検出するセンサと、前記走行体を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記センサの検出結果に基づいて前記経路に沿って前記走行体を走行させ、前記加熱装置が前記固定部材の上に位置する状態で前記走行体を停止させ、前記加熱装置を作動させて前記防水シートを前記固定部材に固定させることを特徴とする。
【0009】
本構成によれば、走行体は誘導部材によって示された経路に沿って走行しながら、防水シートを固定部材に固定させる。つまり、高価なGNSSユニットを備えなくとも、予め設定された経路に基づいて走行体を走行させることができる。これにより、低コストで作業の自動化が可能な防水シート施工システムを実現することができる。
【0010】
本発明において、前記センサは前記誘導部材を撮像するカメラを含んでいると好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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