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公開番号2025098511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214690
出願日2023-12-20
発明の名称設定システム及び設定方法
出願人株式会社ニコン・エシロール
代理人個人
主分類A61B 3/11 20060101AFI20250625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】個人差による色相の明るさの差を軽減することができる。
【解決手段】瞳孔の対光反射を誘発させる複数色の光刺激を発生させる光刺激発生部と、各色の光刺激によって誘発された前記対光反射による瞳孔の変化を撮像するカメラと、カメラによって撮像された画像から利用者の視感度特性を作成し、作成した視感度特性を用いて、眼鏡レンズにおける前記各色光の透過率を示すデータを出力する処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
眼鏡レンズの設定システムであって、
瞳孔の対光反射を誘発させる複数色の光刺激を発生させる光刺激発生部と、
各色の前記光刺激によって誘発された前記対光反射による利用者の瞳孔の変化を撮像するカメラと、
前記カメラによって撮像された画像から前記利用者の視感度特性を作成し、作成した前記視感度特性を用いて、前記眼鏡レンズにおける前記各色光の透過率を示すデータを出力する処理部と、
を備える設定システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記光刺激発生部は、
前記複数の単色光のいずれか1つの前記単色光を選択的に照射する光源部と、
前記光源部から照射された前記単色光の輝度、色度空間周波数及び色度時間周波数のうちの1つ以上のパラメータを変更することで前記光刺激を発生させる光学フィルタと、
を備える、請求項1に記載の設定システム。
【請求項3】
前記光源部は、互いに異なる波長の前記単色光を発光する複数の単色光源を備え、
複数の単色光源は、
第1波長を中心に波長帯域が分布する第1単色光源と、
前記第1波長とは異なる第2波長を中心に前記波長帯域が分布する第2単色光源と、を備え、
前記第1波長と前記第2波長とは、380nmから780nmの間の可視光領域に含まれている、
請求項2に記載の設定システム。
【請求項4】
前記光学フィルタは、前記光源部と前記利用者との間に設置されている、
請求項2に記載の設定システム。
【請求項5】
前記光学フィルタは、液晶素子である、
請求項4に記載の設定システム。
【請求項6】
前記利用者に前記光刺激を注視させるタイミングを知らせる表示部を備える、
請求項2に記載の設定システム。
【請求項7】
前記表示部は、前記光源部と前記利用者との間に設置されている、
請求項6に記載の設定システム。
【請求項8】
前記カメラは、前記利用者の少なくとも左右どちらかの眼の瞳孔の画像を取得する、
請求項1に記載の設定システム。
【請求項9】
前記光源部は、液晶素子の背後に配置され、前記液晶素子のバックライトとしての機能と、前記光刺激を生成するための光源としての機能とを有し、
前記液晶素子の前面の表示画面は、前記光刺激を表示させる所定領域を有する、
請求項7に記載の設定システム。
【請求項10】
前記光刺激発生部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記表示画面に利用者に前記光刺激を注視させるタイミングを知らせる情報を表示させ、前記タイミングにおいて前記表示画面に前記光刺激を発光させる、
請求項9に記載の設定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、設定システム及び設定方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
加齢効果による視感度特性を補償するフィルタが装着された眼鏡が知られている(例えば、特許文献1参照)。視感度特性は、年齢による影響も一つの要因であるが、同じ年齢においても、個々人の様々な要因によって異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-251641号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様に従えば、眼鏡レンズの設定システムであって、瞳孔の対光反射を誘発させる複数色の光刺激を発生させる光刺激発生部と、各色の光刺激によって誘発された対光反射による瞳孔の変化を撮像するカメラと、カメラによって撮像された画像から利用者の視感度特性を作成し、作成した視感度特性を用いて、眼鏡レンズにおける各色光の透過率を示すデータを出力する処理部と、を備える。
【0005】
本開示の第2の態様に従えば、眼鏡レンズの設計方法であって、瞳孔の対光反射を誘発させる複数色の光刺激を発生させることと、各色の光刺激によって誘発された対光反射による瞳孔の変化をカメラで撮像することと、カメラによって撮像された画像から利用者の視感度特性を作成することと、作成した視感度特性を用いて、眼鏡レンズにおける各色光の透過率を示すデータを出力することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態に係る設定システムの概略構成図である。
本実施形態に係る青色光の波長帯域を示す図である。
本実施形態に係る緑色光の波長帯域を示す図である。
本実施形態に係る赤色光の波長帯域を示す図である。
本実施形態に係る光刺激を注視させるタイミングを知らせる表示例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
本実施形態に係るプロセッサの機能ブロック図である。
本実施形態に係る第1設定方法のフローチャートである。
本実施形態に係る第1設定方法での青色光刺激を説明する図である。
本実施形態に係る第1設定方法での緑色光刺激を説明する図である。
本実施形態に係る第1設定方法での赤色光刺激を説明する図である。
本実施形態に係る光刺激を3回実行する場合を模式的に示す図である。
本実施形態に係る瞳孔径の経時変化をグラフにプロットした図である。
本実施形態に係るフィルタリング後の瞳孔径の経時変化をグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る1つのフラッシュ光に対する瞳孔径の変化を拡大した図である。
本実施形態に係る図15の点線で囲まれた領域を切り取った図である。
本実施形態に係る各輝度の最小瞳孔径の計測結果を示す図である。
本実施形態に係る関数fBをグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る関数fGをグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る関数fRをグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る3つの関数fB,関数fG及び関数fRを1つのグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る透過率の設定方法を説明する図である。
本実施形態に係る第2設定方法のフローチャートである。
本実施形態に係る第2設定方法での青色光刺激を説明する図である。
本実施形態に係る第2設定方法での緑色光刺激を説明する図である。
本実施形態に係る第2設定方法での赤色光刺激を説明する図である。
本実施形態に係る青色光刺激によって変化した瞳孔径の経時変化をグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る青色光における各輝度の最小瞳孔径の算出結果を示す図である。
本実施形態に係る緑色光における各輝度の最小瞳孔径の算出結果を示す図である。
本実施形態に係る赤色光における各輝度の最小瞳孔径の算出結果を示す図である。
本実施形態に係る関数モデルDbをグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る関数モデルDgをグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る関数モデルDrをグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る3つの関数モデルDb,Dg,Drを1つのグラフにプロットした図である。
本実施形態に係る透過率の設定方法を説明する図である。
本実施形態に係る透過率の設定方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
光が、目に入射し、瞳孔に到達するまでに、角膜、前房水、水晶体、硝子体の順に眼内媒質を通過する。そして、瞳孔に到達した光の情報は、視細胞により電気信号に変更され、脳内で大きく分けて二通りの経路で処理され、生理作用を引き起こす。
【0009】
水晶体は、加齢に伴い光透過率が減衰し、その減衰の程度は光の波長(色)に依存することが知られている。具体的には、水晶体における光透過率は、短波長(青色光)領域で顕著に減衰する。また、水晶体の前側(角膜側)に位置する瞳孔は、入射する光の量を調節する役割があるが、この瞳孔の大きさも加齢によって収縮することが知られている(老人性縮瞳)。
【0010】
これにより、瞳孔に到達する光の量や質は、加齢により変化するが、個々人の遺伝による差やライフスタイルでの差による影響もある。また、眼光学系の年齢による違いは、個人差によりさまざまである。
(【0011】以降は省略されています)

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