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公開番号2025097149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213268
出願日2023-12-18
発明の名称医薬組成物
出願人興和株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 31/454 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ビタミンB₂を高温で保存した際に発生する変色を抑制する技術の提供。
【解決手段】次の成分(A)及び(B):
(A)ビタミンB₂;
(B)ビラスチン及びその塩並びにそれらの溶媒和物よりなる群から選ばれる1種以上;
を含有する医薬組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
次の成分（Ａ）及び（Ｂ）：
（Ａ）ビタミンＢ
２
；
（Ｂ）ビラスチン及びその塩並びにそれらの溶媒和物よりなる群から選ばれる１種以上；
を含有する医薬組成物。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
成分（Ａ）が、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル及びリボフラビンリン酸エステル並びにそれらの塩よりなる群から選ばれる１種以上である、請求項１に記載の医薬組成物。
【請求項３】
医薬組成物が、固形製剤である、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
【請求項４】
医薬組成物の剤形が、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤又は丸剤である、請求項１又は２に記載の医薬組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、医薬組成物等に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンリン酸エステル等のビタミンＢ
２
は、ビタミンＢ
２
欠乏症、湿疹、皮膚炎等の治療に用いられている（非特許文献１）。
【０００３】
一方、ビラスチン（化学名：2-［4-（2-{4-［1-（2-Ethoxyethyl）-1H-benzimidazol-2-yl］piperidin-1-yl}ethyl）phenyl］-2-methylpropanoic acid）は、下記式
【０００４】
TIFF
2025097149000001.tif
59
170
【０００５】
で表される化合物であり、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患（湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症）に伴うそう痒の治療に用いられている（非特許文献２）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００６】
第十七改正日本薬局方解説書医薬品各条［は行］～［わ行］生薬等、２０１６年、廣川書店
添付文書「ビラノア錠２０ｍｇ」大鵬薬品工業株式会社，２０２１年７月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明者は、ビタミンＢ
２
を高温で保存すると変色することを発見した。そこで、本発明の課題は、ビタミンＢ
２
の高温保存時における変色を抑制する新たな手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
そこで本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、驚くべきことに、ビタミンＢ
２
を含有する医薬組成物にビラスチン及びその塩並びにそれらの溶媒和物よりなる群から選ばれる１種以上を含有せしめて保存すると変色が抑制されることを発見し、本発明を完成した。
【０００９】
すなわち、本発明は、次の成分（Ａ）及び（Ｂ）：
（Ａ）ビタミンＢ
２
；
（Ｂ）ビラスチン及びその塩並びにそれらの溶媒和物よりなる群から選ばれる１種以上；
を含有する医薬組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、ビタミンＢ
２
を高温保存した際の変色を抑制できる。従って、保存安定性に優れた医薬を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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