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公開番号
2025096975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213009
出願日
2023-12-18
発明の名称
画像処理装置および画像処理方法
出願人
株式会社島津製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
6/46 20240101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】画像処理の操作性をより向上できる画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】
被検体Mの器官を映すX線画像10を取得する画像取得部3と、画像取得部3によって取得されたX線画像10を処理する画像処理部5と、を備え、画像処理部3は、被検体Mの器官における所定の位置を示す位置標識49をX線画像10に表示させる位置標識表示部29と、位置標識49に対応する操作用標識51を、X線画像10において位置標識49および器官のいずれとも重ならない領域に表示させる操作用標識表示部31と、X線画像10における操作用標識51の位置を移動させる、操作者の標識移動操作を受け付ける入力受付部25と、入力受付部25によって受け付けられた標識移動操作を反映するように、操作用標識51に対応する位置標識49がX線画像10に表示される位置を変更させる位置標識変更部33と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象の器官を映す放射線画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部によって取得された前記放射線画像を処理する画像処理部と、
を備え、
前記画像処理部は、
前記器官における所定の位置を示す位置標識を前記放射線画像に表示させる位置標識表示部と、
前記位置標識に対応する操作用標識を、前記放射線画像において前記位置標識および前記器官のいずれとも重ならない領域に表示させる操作用標識表示部と、
前記放射線画像における前記操作用標識の位置を移動させる、操作者の標識移動操作を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部によって受け付けられた前記標識移動操作を反映するように、前記操作用標識に対応する前記位置標識が前記放射線画像に表示される位置を変更させる位置標識変更部と、
を備える画像処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像処理装置において、
位置標識表示部は複数の前記位置標識を対応する複数の前記所定の位置にそれぞれ表示させ、
前記操作用標識表示部は、複数の前記位置標識の各々に対応する複数の前記操作用標識を、前記放射線画像に表示される複数の前記位置標識の位置関係に応じた位置に表示させる画像処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像処理装置において、
前記画像処理部は、
前記器官を前記放射線画像の中央部に表示させる中央表示処理部を備え、
前記操作用標識表示部は、
前記放射線画像の中心から前記位置標識までの距離および方向に応じて、前記位置標識に対応する前記操作用標識の各々が前記放射線画像に表示される位置を設定するように構成される画像処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記器官は椎体であり、
前記位置標識は、前記椎体における前端の上縁部を示す第1標識、前記椎体における前端の下縁部を示す第2標識、前記椎体における中央の上縁部を示す第3標識、前記椎体における中央の下縁部を示す第4標識、前記椎体における後端の上縁部を示す第5標識、および前記椎体における後端の下縁部を示す第6標識を含み、
前記第1標識と前記第2標識との距離に基づいて前記椎体における前端部の高さを算出し、前記第3標識と前記第4標識との距離に基づいて前記椎体における中央部の高さを算出し、前記第5標識と前記第6標識との距離に基づいて前記椎体における後端部の高さを算出する椎体高算出部と、
前記中央部の高さと前記前端部の高さとの比、前記中央部の高さと前記後端部の高さとの比、および前記後端部の高さと前記前端部の高さとの比のうち少なくとも1つのパラメータに基づいて前記椎体における骨折の有無を判定する椎体判定部と、
を備える画像処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の画像処理装置において、
前記器官は心臓および胸郭であり、
前記位置標識は、前記心臓の左端を示す第7標識と前記心臓の右端を示す第8標識と前記胸郭の左端を示す第9標識と前記胸郭の右端を示す第10標識とを含み、
前記第7標識と前記第8標識との距離、および前記第9標識と前記第10標識との距離に基づいて心胸郭比を算出する心胸郭比算出部を備える画像処理装置。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像処理装置と、放射線画像の第1画像ファイル、第1画像ファイルに基づいて生成されており前記第1画像ファイルより容量が小さいファイル形式である前記放射線画像の第2画像ファイル、および前記第2画像ファイルを識別可能な識別子を紐付けて記憶する画像サーバと、を用いた画像処理方法であって、
前記放射線画像のサムネイル画像を表示可能な第1ソフトウェアを前記画像処理装置の端末で起動させる第1起動ステップと、
前記画像サーバから前記第2画像ファイルおよび前記識別子を複数取得する第1取得ステップと、
前記第2画像ファイルに基づいて前記放射線画像のサムネイル画像を生成し、生成された前記サムネイル画像と前記識別子とを紐付けるサムネイル画像生成ステップと、
複数の前記第2画像ファイルの各々について生成された複数の前記放射線画像のサムネイル画像を前記第1ソフトウェアに表示させるサムネイル表示ステップと、
前記位置標識変更部を用いて前記位置標識の位置を変更させる画像処理を前記第1画像ファイルに対して実行可能な第2ソフトウェアを、前記画像処理装置の端末で起動させる第2起動ステップと、
前記第1ソフトウェアに表示されている複数の前記サムネイル画像から、一の前記サムネイル画像を選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択された、前記サムネイル画像に紐付けられている前記識別子を前記画像サーバに送信する送信ステップと、
前記画像サーバに記憶されている複数の前記第1画像ファイルから、送信ステップにおいて前記画像サーバに送信された前記識別子と紐付けられている前記第1画像ファイルを特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された前記第1画像ファイルを前記画像サーバから前記画像処理装置の端末へ送信して前記第1画像ファイルを取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップで取得された前記放射線画像の前記第1画像ファイルに対して前記位置標識表示部、前記操作用標識表示部、前記入力受付部、および前記位置標識変更部を用いた画像処理を行う画像処理ステップと、
を備える画像処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
医療現場では被検体の椎体における骨折の有無を判定する場合、被検体の胸椎および腰椎を撮影したX線画像を用いる。X線画像を用いた椎体の判定方法としては定量的評価法または半定量的評価法が用いられる。定量的評価法の例として、QM法(QM:Quantitative Measurement)が挙げられる。
【0003】
QM法による椎体の判定を行う場合、X線撮影装置を用いて被検体の胸椎および腰椎を側面から撮影する。そして画像処理装置を用いて、当該撮影によって得られたX線画像に映る椎体の前端部、中央部、および後端部の各々の高さを計測する。最後に、椎体前端部の高さ(A)、椎体中央部の高さ(C)、および椎体後端部の高さ(P)の比を基準として、椎体における骨折の有無を判定する。一例として、椎体中央部の高さCと椎体前端部の高さAとの比(C/A)または椎体中央部の高さCと椎体後端部の高さPとの比(C/P)が0.8未満である場合、被検体の椎体が骨折していると判定される。
【0004】
画像処理装置を用いて椎体前端部の高さを計測する場合、椎体における所定の位置を表示する計測標識をX線画像内に表示させる。すなわち椎体前端部の上縁部分の位置を示す第1の計測標識をX線画像内に表示させるとともに、椎体前端部の下縁部分の位置を示す第2の計測標識をX線画像内に表示させる。X線画像内における第1の計測標識と第2の計測標識との距離に基づいて、椎体前端部の高さAを計測できる。
【0005】
同様に、椎体中央部の上縁部分の位置を示す第3の計測標識、椎体中央部の下縁部分の位置を示す第4の計測標識、椎体後端部の上縁部分の位置を示す第5の計測標識、および椎体後端部の下縁部分の位置を示す第6の計測標識をX線画像内に表示させる。第3の計測標識と第4の計測標識との距離に基づいて、椎体中央部の高さCを計測できる。第5の計測標識と第6の計測標識との距離に基づいて、椎体後端部の高さPを計測できる(例えば、特許文献1)。これら6つの計測標識は、所定の大きさ、色および形状を有する点(ポイント)としてX線画像内に表示される。一例として各々の計測標識は、白塗りされた円形状の点としてX線画像内に表示される。
【0006】
当該画像処理装置は、X線画像内における各々の計測標識の位置を修正できるように構成されている。一例として計測標識の位置を修正する場合、操作者はX線画像を表示するディスプレイ上に表示されているカーソルを計測標識に合わせ、ドラッグアンドドロップ操作を行うことでX線画像内における計測標識の位置を修正できる。計測標識の位置を修正する操作を行うことにより、X線画像内における椎体の所定位置に対して計測標識の位置を精度良く一致させることができる。そして位置が修正された計測標識に基づいて画像処理操作を実行させることにより、各部位における椎体の高さをより正確に計測することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2023/195242号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
【0009】
従来の画像処理装置においてX線画像上における計測標識の位置を修正する場合、操作者はX線画像に映る椎体の像を確認しつつ計測標識にカーソルを合わせてドラッグアンドドロップ操作を行う必要がある。計測標識は所定の大きさおよび色を有する点としてX線画像上に表示されるので、X線画像において計測標識が椎体の像の少なくとも一部を覆い隠すことがある。すなわちドラッグアンドドロップ操作を行う際において、計測標識またはカーソルが、椎体の像を確認する作業の妨げとなる。その結果、計測標識またはカーソルに起因して、計測標識の位置を修正する画像処理の操作に要する時間が長期化するとともに、操作者の疲労が増大する。
【0010】
計測標識などが椎体の確認作業の妨げとなる事態を回避する手段の例として、X線画像上に表示される計測標識の大きさを縮小させることが挙げられる。しかしながら、計測標識の表示範囲を小さくすると、カーソルを計測標識へ正確に合わせる操作がより困難となる。すなわち、計測標識にカーソルを合わせてドラッグアンドドロップ操作を行うことが困難となるので、計測標識の位置を修正する画像処理の操作に要する時間が長期化するとともに、操作者の疲労が増大する。
(【0011】以降は省略されています)
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