TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025096125
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024137038
出願日
2024-08-16
発明の名称
摺動部材、定着装置、及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250619BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供すること。
【解決手段】摺動面の幅方向中央部に、複数の第1の溝が、前記第1の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、前記第1の溝と摺動方向とのなす角が45°以上90°以下であり、摺動部材を前記第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、前記第1の溝における、摺動方向下流側の前記第1の溝の壁面と前記摺動方向との成す角度Aが21°以上45°以下である摺動部材。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
摺動面の幅方向中央部に、複数の第1の溝が、前記第1の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、
前記第1の溝と摺動方向とのなす角が45°以上90°以下であり、
摺動部材を前記第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、前記第1の溝における、摺動方向下流側の前記第1の溝の壁面と前記摺動方向との成す角度Aが21°以上45°以下である摺動部材。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記摺動部材を前記第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、前記第1の溝における、摺動方向上流側の前記第1の溝の壁面と前記摺動方向との成す角度Bが10°以上35°以下である請求項1に記載の摺動部材。
【請求項3】
前記第1の溝として、摺動面の幅方向に沿った複数の溝が、摺動方向に間隔をもって設けられている請求項1に記載の摺動部材。
【請求項4】
前記摺動面の幅方向中央部に、複数の第2の溝が、前記第2の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、
前記第1の溝と前記第2の溝とのなす角度が45°以上90°以下である、請求項1に記載の摺動部材。
【請求項5】
前記第1の溝は摺動方向と垂直方向に沿って連続的に設けられており、前記第2の溝は摺動方向に沿って断続的に設けられている請求項4に記載の摺動部材。
【請求項6】
前記第1の溝の断面積は、摺動方向上流側から摺動方向下流側に向けて次第に減少している請求項1に記載の摺動部材。
【請求項7】
前記第2の溝の断面積は、摺動方向上流側から摺動方向下流側に向けて次第に減少している請求項4に記載の摺動部材。
【請求項8】
前記角度Aが、23°以上40°以下である請求項1に記載の摺動部材。
【請求項9】
前記角度Bが、15°以上30°以下である請求項2に記載の摺動部材。
【請求項10】
前記角度Aと前記角度Bとの差は、絶対値で5°以上30°以下である請求項2に記載の摺動部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、摺動部材、定着装置、及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、「回転部材と、前記回転部材とともに回転するベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記回転部材との間でニップ部を形成するニップ形成部材とを有し、前記ニップ部に用紙を通過させる定着装置において、前記ベルト部材と前記ニップ形成部材との間に介在させる摺動部材であって、前記摺動部材は、前記ベルト部材の内周面と摺動する側の面である摺動面に、前記ベルト部材の内周面と摺接する摺接面と、該摺接面よりも凹んだ溝である凹溝とを有し、前記凹溝は、前記摺接面に対して前記ベルト部材の摺動下流方向が浅くなる傾斜した傾斜面を溝底に有することを特徴とする定着装置用摺動部材。」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-156529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、摺動面の幅方向中央部に、複数の第1の溝が、第1の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、第1の溝と摺動方向とのなす角度が45°以上90°以下であり、摺動部材を第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、複数の第1の溝における、摺動方向下流側の第1の溝の壁面と摺動方向との成す角度Aが21°未満又は45°超えである摺動部材に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段は、下記態様を含む。
<1>
摺動面の幅方向中央部に、複数の第1の溝が、前記第1の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、
前記第1の溝と摺動方向とのなす角が45°以上90°以下であり、
摺動部材を前記第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、前記第1の溝における、摺動方向下流側の前記第1の溝の壁面と前記摺動方向との成す角度Aが21°以上45°以下である摺動部材。
<2>
前記摺動部材を前記第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、前記第1の溝における、摺動方向上流側の前記第1の溝の壁面と前記摺動方向との成す角度Bが10°以上35°以下である<1>に記載の摺動部材。
<3>
前記第1の溝として、摺動面の幅方向に沿った複数の溝が、摺動方向に間隔をもって設けられている<1>又は<2>に記載の摺動部材。
<4>
前記摺動面の幅方向中央部に、複数の第2の溝が、前記第2の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、
前記第1の溝と前記第2の溝とのなす角度が45°以上90°以下である、<1>~<3>のいずれか1項に記載の摺動部材。
<5>
前記第1の溝は摺動方向と垂直方向に沿って連続的に設けられており、前記第2の溝は摺動方向に沿って断続的に設けられている<4>に記載の摺動部材。
<6>
前記第1の溝の断面積は、摺動方向上流側から摺動方向下流側に向けて次第に減少している<1>~<5>のいずれか1項に記載の摺動部材。
<7>
前記第2の溝の断面積は、摺動方向上流側から摺動方向下流側に向けて次第に減少している<4>に記載の摺動部材。
<8>
前記角度Aが、23°以上40°以下である<1>~<7>のいずれか1項に記載の摺動部材。
<9>
前記角度Bが、15°以上30°以下である<2>に記載の摺動部材。
<10>
前記角度Aと前記角度Bとの差は、絶対値で5°以上30°以下である<2>に記載の摺動部材。
<11>
前記角度Aと前記角度Bとの差は、絶対値で7°以上25°以下である<10>に記載の摺動部材。
<12>
第1回転体と、
前記第1回転体に接して配設された第2回転体と、
前記第2回転体の内周面に配設され、前記第2回転体の内周面から前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第2回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在する、<1>~<11>のいずれか1項に記載の摺動部材と、
前記第2回転体の内周面と前記摺動部材との間に介在する潤滑剤と、
を備える定着装置。
<13>
像保持体と、
像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
現像剤を用いて前記潜像をトナー像に現像する現像装置と、
記録媒体に現像された前記トナー像を転写する転写装置と、
前記記録媒体上の前記トナー像を定着する、<12>に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
【発明の効果】
【0006】
<1>、又は<3>に係る発明によれば、摺動面の幅方向中央部に、複数の第1の溝が、第1の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、第1の溝と摺動方向とのなす角度が45°以上90°以下であり、摺動部材を第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、第1の溝における、摺動方向下流側の第1の溝の壁面と摺動方向との成す角度Aが21°未満又は45°超えである摺動部材に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供することである。
【0007】
<2>に係る発明によれば、摺動部材を前記第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、第1の溝における、摺動方向上流側の第1の溝の壁面と摺動方向との成す角度Bが10°未満又は35°超えである場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<4>に係る発明によれば、摺動面の幅方向中央部に、第1の溝とのなす角度が45°以上90°以下である複数の第2の溝が、前記第2の溝の幅方向に間隔をもって設けられていない場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<5>に係る発明によれば、第1の溝が摺動方向と垂直方向に沿って連続的に設けられている場合、又は第2の溝が摺動方向に沿って断続的に設けられている場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<6>に係る発明によれば、第1の溝の断面積は、摺動方向上流側から摺動方向下流側に向けて変化しない場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<7>に係る発明によれば、第2の溝の断面積は、摺動方向上流側から摺動方向下流側に向けて変化しない場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<8>に係る発明によれば、角度Aが、23°未満又は40°超えである場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<9>に係る発明によれば、角度Bが、15°未満又は30°超えである場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
【0008】
<10>に係る発明によれば、角度Aと角度Bとの差が絶対値で5°未満又は30°超えである場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
<11>に係る発明によれば、角度Aと角度Bとの差が絶対値で7°未満又は25°超えである場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を提供できる。
【0009】
<12>、又は<13>に係る発明によれば、摺動面の幅方向中央部に、複数の第1の溝が、第1の溝の幅方向に間隔をもって設けられ、第1の溝と摺動方向とのなす角度が45°以上90°以下であり、摺動部材を第1の溝に垂直方向かつ厚み方向に沿って切断した切断面を観察したとき、複数の第1の溝における、摺動方向下流側の第1の溝の壁面と摺動方向との成す角度Aが21°未満又は45°超えである摺動部材を適用した場合に比べ、低摺動抵抗、かつ低摺動抵抗の維持性に優れた摺動部材を備えた定着装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。
本実施形態に係る定着装置の一例を示す概略図である。
本実施形態に係る摺動部材の一例を示す概略平面図である。
本実施形態に係る摺動部材の他の一例を示す概略平面図である。
本実施形態に係る摺動部材の一例を示す概略断面図である。
本実施形態に係る摺動部材の他の一例を示す概略平面図である。
本実施形態に係る摺動部材の他の一例を示す概略平面図である。
本実施形態に係る摺動部材の他の一例を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
監視用カメラ
27日前
株式会社リコー
画像形成装置
21日前
株式会社イノン
接写補助装置
29日前
株式会社リコー
画像投射装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
29日前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
27日前
シャープ株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
27日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
22日前
シャープ株式会社
画像形成装置
13日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
ドラムユニット
27日前
キヤノン株式会社
静電捕集装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
シャープ株式会社
画像形成装置
14日前
株式会社リコー
投影装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
6日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
音診断システム
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
株式会社リコー
画像形成装置
29日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
22日前
株式会社リコー
現像装置及び画像形成装置
29日前
続きを見る
他の特許を見る