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公開番号2025095226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211089
出願日2023-12-14
発明の名称貸出管理システムおよび貸出管理方法
出願人IHI運搬機械株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/43 20240101AFI20250619BHJP(計算;計数)
要約【課題】 簡易なシステム構成で、機械式の格納庫に格納した物品の貸出処理を実行可能な、貸出管理システムおよび貸出管理方法を提供する。
【解決手段】 貸出管理システム1Aは、機械式駐車場100Aに関する管理を行う駐車場管理装置20Aと、機械式駐車場100Aに格納された貸出対象車両X1の貸出に関する管理を行う貸出管理装置40Aと、貸出対象車両X1の利用可否状態を切り替える車両鍵を制御する車載器Xa1とを備える。管理を行う貸出管理装置40Aは、予め貸出対象車両X1の利用を予約した駐車場登録者U1の識別情報を含む利用認証要求を取得すると、この駐車場登録者U1に対して貸出対象物品X1の利用を認証する。車載器Xa1は、貸出管理装置40Aで駐車場登録者U1に対して貸出対象物品X1の利用が認証されると、貸出対象車両X1の車両鍵を開錠させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置と、前記機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品の貸出に関する管理を行う貸出管理装置と、前記貸出対象物品の利用可否状態を切り替える鍵を制御する鍵制御器とを備え、
前記貸出管理装置は、
前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を記憶する予約情報記憶部と、
前記利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品の利用認証要求を取得すると、前記予約情報記憶部に記憶された予約情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証する認証部と、を有し、
前記鍵制御器は、
前記貸出対象物品が前記機械式物品格納庫に格納されているときには前記鍵を施錠させ、前記認証部で前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用が認証されると、前記鍵を開錠させるように切り替える切替制御部を有し、
前記物品格納庫管理装置は、
前記機械式物品格納庫の利用者により前記機械式物品格納庫に格納された物品の出庫要求操作が行われると、前記出庫要求操作に対応する物品の出庫処理を行う入出庫処理部を有する、貸出管理システム。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記物品格納庫管理装置は、
前記機械式物品格納庫を利用する利用者として予め登録された格納庫登録者の識別情報と、前記格納庫登録者が前記機械式物品格納庫に格納する物品を積載して前記機械式物品格納庫内で搬送する搬器の情報とを紐づけて記憶する登録情報記憶部をさらに有し、
前記入出庫処理部は、前記格納庫登録者により前記出庫要求操作が行われると、前記貸出対象物品を利用する貸出利用を行うか、または前記格納庫登録者の識別情報に紐づけられて情報が登録された搬器に積載されている登録物品を利用する通常利用を行うかを選択させるための画面情報を生成して所定の表示装置に出力させ、前記画面情報を出力させたことに応じて前記利用者により前記貸出利用を行うことが選択されると前記貸出対象物品の出庫処理を行い、前記通常利用を行うことが選択されると前記登録物品の出庫処理を行う、請求項1に記載の貸出管理システム。
【請求項3】
前記登録情報記憶部は、前記登録物品を利用する複数の格納庫登録者の識別情報を、前記搬器の情報と紐づけて記憶し、
前記入出庫処理部は、前記複数の格納庫登録者のいずれかの操作に基づいて前記貸出対象物品の出庫処理が行われると、この貸出対象物品が前記機械式物品格納庫に返却されるまでの間は、この格納庫登録者の操作に基づく前記登録物品の出庫処理を実行不可とし、
前記複数の格納庫登録者のいずれかの操作に基づいて前記貸出対象物品の出庫処理が行われたときに、他の格納庫登録者の操作により前記登録物品が出庫され利用されている場合は、この貸出対象物品の出庫処理を行った格納庫登録者の操作による登録物品の入庫処理を実行不可とし、また、この貸出対象物品の出庫処理を行った格納庫登録者以外の格納庫登録者の操作による貸出対象物品の入庫処理を実行不可とする、請求項2に記載の貸出管理システム。
【請求項4】
機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置と、前記物品格納庫管理装置に通信可能に接続され、前記機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品に関する管理を行う貸出管理装置とを備え、
前記貸出管理装置は、
前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を取得する予約処理部と、
前記予約処理部が取得した前記予約情報を、前記貸出対象物品の貸出利用開始要求に対する認証に用いる認証情報として前記物品格納庫管理装置に送信する送信制御部と、を有し、
前記物品格納庫管理装置は、
前記貸出管理装置から送信された前記認証情報を記憶する認証情報記憶部と、
前記貸出対象物品の貸出利用開始要求を取得すると、前記認証情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証するか否かを判定し、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証すると、前記貸出対象物品の出庫処理を行う出庫処理部と、を有する貸出管理システム。
【請求項5】
機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置と、前記機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品に関する管理を行う貸出管理装置と、前記物品格納庫管理装置および前記貸出管理装置に通信可能に接続された入出力装置とを備え、
前記貸出管理装置は、
前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を記憶する予約情報記憶部と、
前記入出力装置から、前記利用者の識別情報を含む前記貸出対象物品の貸出利用開始要求を取得すると、前記予約情報記憶部に記憶された予約情報に基づいて前記貸出利用開始要求を認証するか否かを判定する認証部と、
前記認証部が前記貸出利用開始要求を認証すると判定すると、この要求に対する認証通知を前記入出力装置に送信する送信制御部と、を有し、
前記入出力装置は、
前記利用者の操作により入力された貸出利用開始要求を前記貸出管理装置に送信し、前記貸出利用開始要求を送信したことに応じて前記貸出管理装置から前記認証通知を取得すると、前記貸出対象物品の出庫指示を前記物品格納庫管理装置に送信する送信制御部を有し、
前記物品格納庫管理装置は、
前記入出力装置から送信された前記出庫指示を取得すると、前記貸出対象物品の出庫処理を行う出庫処理部と、を有する貸出管理システム。
【請求項6】
前記機械式物品格納庫に格納する物品は、車両、ドローン、ロボット、ポータブル電源装置、コンテナ、または収納ボックスである、請求項1~5いずれか1項に記載の貸出管理システム。
【請求項7】
機械式物品格納庫に貸出対象物品が格納されているときには、鍵制御器が、前記貸出対象物品の利用可否状態を切り替える鍵を施錠させ、
前記鍵制御器に通信可能に接続され、前記貸出対象物品の貸出に関する管理を行う貸出管理装置が、前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む前記貸出対象物品の利用認証要求を取得すると、予め記憶した前記貸出対象物品を利用するための予約情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証するか否かを判定し、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証すると、前記鍵制御器が前記鍵を開錠させる貸出管理方法。
【請求項8】
機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品に関する管理を行う貸出管理装置が、前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を取得すると、前記予約情報を、前記貸出対象物品の利用開始要求に対する認証に用いる認証情報として、前記機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置に送信し、
前記物品格納庫管理装置が、前記貸出管理装置から送信された前記認証情報を記憶し、前記貸出対象物品の利用開始要求を取得すると、記憶した情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証するか否かを判定し、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証すると、前記貸出対象物品の出庫処理を行う貸出管理方法。
【請求項9】
機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品に関する管理を行う貸出管理装置が、貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を記憶し、前記貸出管理装置に通信可能に接続された入出力装置から前記利用者の識別情報を含む前記貸出対象物品の貸出利用開始要求を取得すると、記憶した予約情報に基づいて前記貸出利用開始要求を認証して認証通知を前記入出力装置に送信し、
前記入出力装置が前記認証通知を取得すると、前記機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置に、前記貸出対象物品の出庫指示を送信し、
前記物品格納庫管理装置が、前記入出力装置から送信された前記出庫指示を取得すると、前記貸出対象物品の出庫処理を行う貸出管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、貸出管理システムおよび貸出管理方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、格納庫に格納された物品を利用者に貸し出すサービス、例えば駐車場に駐車された車両を利用者に貸し出すレンタカーサービスまたはカーシェアリングサービス等が広く普及している。利用者は、これらのサービスの提供者に対して予め利用予約手続きを行うことで、所望の日時に駐車場に駐車された車両を出庫させて利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-25630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機械式駐車場に格納した車両を貸し出す場合、利用者への車両鍵の受け渡しおよび車両の出庫操作等を管理者が行う必要があり、手間がかかるという問題があった。これに鑑み、貸出対象車両の車両鍵を管理する鍵管理装置を設置し、この鍵管理装置と駐車場の入出庫動作を管理する駐車場管理装置とを連携させることで、機械式駐車場に格納された車両に関し、無人で車両鍵の受け渡しを行って貸出処理を実行する技術がある(例えば、特許文献1)。
【0005】
しかし、利用者が貸出対象車両を利用するための予約処理を行う貸出管理装置と機械式駐車場の管理を行う駐車場管理装置とが別個に設けられている場合、この技術を用いるにはシステム構成が煩雑になり、設置に手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易なシステム構成で、機械式の格納庫に格納した物品の貸出処理を実行可能な、貸出管理システムおよび貸出管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の貸出管理システムは、機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置と、前記機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品の貸出に関する管理を行う貸出管理装置と、前記貸出対象物品の利用可否状態を切り替える鍵を制御する鍵制御器とを備え、前記貸出管理装置は、前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を記憶する予約情報記憶部と、前記利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品の利用認証要求を取得すると、前記予約情報記憶部に記憶された予約情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証する認証部と、を有し、前記鍵制御器は、前記貸出対象物品が前記機械式物品格納庫に格納されているときには前記鍵を施錠させ、前記認証部で前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用が認証されると、前記鍵を開錠させるように切り替える切替制御部を有し、前記物品格納庫管理装置は、前記機械式物品格納庫の利用者により前記機械式物品格納庫に格納された物品の出庫要求操作が行われると、前記出庫要求操作に対応する物品の出庫処理を行う出庫処理部を有する。
【0008】
また本発明の他の形態の貸出管理システムは、機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置と、前記物品格納庫管理装置に通信可能に接続され、前記機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品に関する管理を行う貸出管理装置とを備え、前記貸出管理装置は、前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を取得する予約処理部と、前記予約処理部が取得した前記予約情報を、前記貸出対象物品の貸出利用開始要求に対する認証に用いる認証情報として前記物品格納庫管理装置に送信する送信制御部と、を有し、前記物品格納庫管理装置は、前記貸出管理装置から送信された前記認証情報を記憶する認証情報記憶部と、前記貸出対象物品の貸出利用開始要求を取得すると、前記認証情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証するか否かを判定し、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証すると、前記貸出対象物品の出庫処理を行う出庫処理部と、を有する。
【0009】
また本発明の他の形態の貸出管理システムは、機械式物品格納庫に関する管理を行う物品格納庫管理装置と、前記機械式物品格納庫に格納された貸出対象物品に関する管理を行う貸出管理装置と、前記物品格納庫管理装置および前記貸出管理装置に通信可能に接続された入出力装置とを備え、前記貸出管理装置は、前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む、前記貸出対象物品を利用するための予約情報を記憶する予約情報記憶部と、前記入出力装置から、前記利用者の識別情報を含む前記貸出対象物品の貸出利用開始要求を取得すると、前記予約情報記憶部に記憶された予約情報に基づいて前記貸出利用開始要求を認証するか否かを判定する認証部と、前記認証部が前記貸出利用開始要求を認証すると判定すると、この要求に対する認証通知を前記入出力装置に送信する送信制御部と、を有し、前記入出力装置は、前記利用者の操作により入力された貸出利用開始要求を前記貸出管理装置に送信し、前記貸出利用開始要求を送信したことに応じて前記貸出管理装置から前記認証通知を取得すると、前記貸出対象物品の出庫指示を前記物品格納庫管理装置に送信する送信制御部を有し、前記物品格納庫管理装置は、前記入出力装置から送信された前記出庫指示を取得すると、前記貸出対象物品の出庫処理を行う出庫処理部と、を有する。
【0010】
また本発明の貸出管理方法は、機械式物品格納庫に貸出対象物品が格納されているときには、鍵制御器が、前記貸出対象物品の利用可否状態を切り替える鍵を施錠させ、前記鍵制御器に通信可能に接続され、前記貸出対象物品の貸出に関する管理を行う貸出管理装置が、前記貸出対象物品の利用者の識別情報を含む前記貸出対象物品の利用認証要求を取得すると、予め記憶した前記貸出対象物品を利用するための予約情報に基づいて、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証するか否かを判定し、前記利用者に対して前記貸出対象物品の利用を認証すると、前記鍵制御器が前記鍵を開錠させる。
(【0011】以降は省略されています)

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