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公開番号2025095218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211077
出願日2023-12-14
発明の名称車両用映像表示装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員の映像酔いを抑制する。
【解決手段】車両用映像表示装置100は、車両に搭載され、映像コンテンツを表示する表示部2と、車両の乗員の状態に関する乗員情報を取得する情報取得部11と、情報取得部11により取得された乗員情報に基づいて乗員が映像酔いをしているか否かを判定し、乗員が映像酔いをしていると判定されると映像コンテンツの表示サイズを小さくするように表示部2を制御する制御部12と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、映像コンテンツを表示する表示部と、
前記車両の乗員の状態に関する乗員情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得された前記乗員情報に基づいて前記乗員が映像酔いをしているか否かを判定し、前記乗員が映像酔いをしていると判定されると前記映像コンテンツの表示サイズを小さくするように前記表示部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする車両用映像表示装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用映像表示装置において、
前記情報取得部は、さらに、前記車両の走行状態に関する走行情報を取得し、
前記制御部は、前記情報取得部により取得された前記乗員情報と前記走行情報とに基づいて、前記車両の走行開始前または前記映像コンテンツの表示開始前の前記乗員の状態と、前記車両の走行開始後かつ前記映像コンテンツの表示開始後の前記乗員の状態とを比較し、比較結果に基づいて前記乗員が映像酔いをしているか否かを判定することを特徴とする車両用映像表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用映像表示装置において、
前記乗員情報は、前記乗員の視線の方向に関する情報を含み、
前記制御部は、前記乗員の視線の方向に基づいて、前記乗員が前記映像コンテンツから視線を逸らす時間または頻度が増加すると、前記乗員が映像酔いをしていると判定することを特徴とする車両用映像表示装置。
【請求項4】
請求項2に記載の車両用映像表示装置において、
前記乗員情報は、前記乗員の顔色に関する情報を含み、
前記制御部は、前記乗員の顔色が白色に近付くと、前記乗員が映像酔いをしていると判定することを特徴とする車両用映像表示装置。
【請求項5】
請求項2に記載の車両用映像表示装置において、
前記乗員情報は、前記乗員の表情に関する情報を含み、
前記制御部は、前記乗員の表情が苦痛を表す表情になると、または、無表情の状態が所定時間以上継続すると、前記乗員が映像酔いをしていると判定することを特徴とする車両用映像表示装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の車両用映像表示装置において、
前記表示部は、前記乗員の上方空間に向けて前記映像コンテンツを投影するプロジェクタを有することを特徴とする車両用映像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車内で映像コンテンツを表示する車両用映像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置として、従来、プロジェクタから車両の壁面に映像を投影するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、映像を視聴する乗員が着座するリアシートの倒れ角度に応じてプロジェクタによる映像の投射角度が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-174048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、車内において大画面で映像コンテンツを楽しむニーズが高まっている。しかしながら、車内の限られた空間において大画面で映像コンテンツを視聴すると、乗員が映像酔いをしやすくなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である車両用映像表示装置は、車両に搭載され、映像コンテンツを表示する表示部と、車両の乗員の状態に関する乗員情報を取得する情報取得部と、情報取得部により取得された乗員情報に基づいて乗員が映像酔いをしているか否かを判定し、乗員が映像酔いをしていると判定されると映像コンテンツの表示サイズを小さくするように表示部を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、乗員の映像酔いを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る車両用映像表示装置が搭載された車両の乗員が映像コンテンツを視聴する状態を、車両の一部を切り欠いて示す模式図。
本発明の実施形態に係る車両用映像表示装置の要部構成を示すブロック図。
図2のコントローラにより実行される処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図3を参照して本発明の実施形態について説明する。近年、車内において大画面で映像コンテンツを楽しむニーズが高まっている。しかしながら、車内の限られた空間において大画面で映像コンテンツを視聴すると、乗員が映像酔いをしやすくなる。すなわち、一般に、視聴者から画面までの最適な距離(最適視聴距離)は、画面の高さの3倍程度とされているが、車内の限られた空間において大画面で映像コンテンツを視聴する場合には、最適視聴距離を確保することが難しい。そこで、本実施形態では、車内の限られた空間において大画面で映像コンテンツを視聴する場合でも乗員の映像酔いを抑制することができるよう、以下のように車両用映像表示装置を構成する。
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る車両用映像表示装置が搭載された車両1の乗員が映像コンテンツを視聴する状態を、車両1の一部を切り欠いて示す模式図である。なお、以下では、便宜上、図示のような前後方向および上下方向を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。図1に示すように、車両1は、車両前方に位置する前部座席と、前部座席の後方に位置する後部座席とを有する2列シートの車両であり、前部座席は、運転席および助手席により構成される。なお、図1には、便宜上、1つの前部座席(運転席または助手席)が示されている。
【0010】
車両1の車内には、大画面で映像コンテンツを表示可能な表示部2が設けられる。図1の例では、表示部2は、プロジェクタ2aとスクリーン2bとを含むプロジェクタシステムとして構成される。プロジェクタ2aは、パンチルト機構とズーム機構とを有し、投影範囲を変更可能に構成される。スクリーン2bは、クリップ等の固定具3を用いて、車内の任意の場所、例えば車両1の天井1aに取り付けられる。スクリーン2bを車両1の天井1aに取り付ける場合、広い投影範囲を確保し、大画面で映像コンテンツを視聴することができる。なお、表示部2は、インストルメントパネルや前部座席の背面、天井等に取り付けられた液晶ディスプレイ等として構成されてもよく、車内空間に映像を空中結像させる空中ディスプレイとして構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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