TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025098747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215095
出願日2023-12-20
発明の名称外界センサの取付構造及びこれを有する車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B62D 25/06 20060101AFI20250625BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両のルーフに配置される外界センサの取付構造及びこれを有する車両において、外界センサの雰囲気温度の上昇を抑制することで、外界センサに掛かる熱負荷を抑制する。
【解決手段】車両1のルーフ2上に配置される外界センサの取付構造17は、外界センサ14と、外界センサが載置されるルーフレール19と、外界センサに被せられるカバー20と、を有する。カバーの前部には、カバーの内部と外部とを連通する第1通気口53が設けられている。カバーの後部には、カバーの内部と外部とを連通する第2通気口55が設けられている。カバーの内部には、第1通気口と第2通気口とを連通する通気路57が設けられている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両のルーフ上に配置される外界センサの取付構造であって、
外界センサと、
前記外界センサが載置される載置部と、
前記外界センサに被せられるカバーと、を有し、
前記カバーの前部には、前記カバーの内部と外部とを連通する第1通気口が設けられ、
前記カバーの後部には、前記カバーの前記内部と前記外部とを連通する第2通気口が設けられ、
前記カバーの前記内部には、前記第1通気口と前記第2通気口とを連通する通気路が設けられている、外界センサの取付構造。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記載置部は、上方を向いた主面を有するルーフレールであり、
前記ルーフレールは、前方に向けて下方に傾斜する第1傾斜部を有し、
前記第1傾斜部は、前記第2通気口の下方から前記第1通気口の下方まで連続している請求項1に記載の外界センサの取付構造。
【請求項3】
前記ルーフレールは、前記第1傾斜部から左右外方に向けて下方に傾斜する一対の第2傾斜部を更に有する請求項2に記載の外界センサの取付構造。
【請求項4】
前記車両は、前記ルーフレールの左右外方から前記車両のボンネットまで前方に向けて下方に傾斜する一対のサイドレールを更に有し、
前記各第2傾斜部の左右外方の端部は、対応する前記サイドレールに接続される請求項3に記載の外界センサの取付構造。
【請求項5】
前記各サイドレールは、前記ルーフレールの左右外方から前記ボンネットまで連続する溝部を画定し、
前記各第2傾斜部の左右外方の端部は、前記溝部に接続される請求項4に記載の外界センサの取付構造。
【請求項6】
前記第1傾斜部の前端部は、前記車両のフロントガラスの上端部に接続される請求項2に記載の外界センサの取付構造。
【請求項7】
前記通気路は、前記第1通気口から前記第2通気口まで前後方向に沿って延在している請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の外界センサの取付構造。
【請求項8】
前記外界センサは、LiDARである請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の外界センサの取付構造。
【請求項9】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の外界センサの取付構造を有する車両であって、
車速を検出する車速センサと、
前記外界センサ及び前記車速センサに接続される制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記車速センサの検出結果に基づいて前記車両が停止しているか否かを判定し、
前記車両が停止していると判定した場合に、前記外界センサの稼働を停止する車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される外界センサの取付構造及びこれを有する車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて予防安全技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。例えば、特許文献1には、ブラケットを介して車両のルーフに取り付けられたセンサ(外界センサ)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0212609号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の外界センサは、車両のルーフに配置されているため、直射日光の影響を受けやすく、外界センサの雰囲気温度が上昇しやすい。そのため、外界センサが熱負荷を受けやすい。
【0005】
以上の背景を鑑み、本発明は、車両のルーフに配置される外界センサの取付構造及びこれを有する車両において、外界センサの雰囲気温度の上昇を抑制することで、外界センサに掛かる熱負荷を抑制することを課題とする。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、車両(1)のルーフ(2)上に配置される外界センサの取付構造(17)であって、外界センサ(14)と、前記外界センサが載置される載置部(19)と、前記外界センサに被せられるカバー(20)と、を有し、前記カバーの前部には、前記カバーの内部と外部とを連通する第1通気口(53)が設けられ、前記カバーの後部には、前記カバーの前記内部と前記外部とを連通する第2通気口(55)が設けられ、前記カバーの前記内部には、前記第1通気口と前記第2通気口とを連通する通気路(57)が設けられている。
【0007】
この態様によれば、第1通気口及び第2通気口により、カバーの内部は外部に連通する。したがって、例えば車両が走行しているとき、車両の走行に起因する走行風が通気路を通過し、カバーの内部に配置された外界センサ及びその周辺部を冷却する。したがって車両のルーフに配置される外界センサの取付構造において、外界センサの雰囲気温度の上昇が抑制されるため、外界センサに掛かる熱負荷が抑制される。
【0008】
上記の態様において、前記載置部は、上方を向いた主面を有するルーフレールであり、前記ルーフレールは、前方に向けて下方に傾斜する第1傾斜部(41)を有し、前記第1傾斜部は、前記第2通気口の下方から前記第1通気口の下方まで連続してよい。
【0009】
この態様によれば、降雨等により第1通気口又は第2通気口を介して外部からカバーの内部に侵入した水は、第1傾斜部に沿ってルーフレールの前側に排出される。そのため、外界センサの周辺に水が溜まるのを抑制することができる。
【0010】
上記の態様において、前記ルーフレールは、前記第1傾斜部から左右外方に向けて下方に傾斜する一対の第2傾斜部(42)を更に有してよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カート
19日前
個人
走行装置
1か月前
個人
乗り物
2か月前
個人
電動走行車両
1か月前
個人
発音装置
4か月前
個人
折り畳み自転車
7か月前
個人
閂式ハンドル錠
1か月前
個人
電動モビリティ
4か月前
個人
自転車用傘捕捉具
8か月前
個人
ルーフ付きトライク
2日前
個人
体重掛けリフト台車
8か月前
個人
自由方向乗車自転車
4か月前
個人
アタッチメント
9か月前
個人
自転車用荷物台
8か月前
個人
キャンピングトライク
6か月前
個人
ステアリングの操向部材
11か月前
個人
ステアリングの操向部材
6か月前
株式会社CPM
駐輪機
9か月前
三甲株式会社
台車
11か月前
個人
フロントフットブレーキ。
1か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
7か月前
三甲株式会社
台車
11か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
個人
ホイールハブ駆動構造
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
学校法人千葉工業大学
車両
7か月前
豊田鉄工株式会社
小型車両
16日前
ダイハツ工業株式会社
車両
10か月前
学校法人千葉工業大学
車両
7か月前
学校法人千葉工業大学
車両
7か月前
株式会社オカムラ
搬送用什器
5か月前
コンビ株式会社
乳母車
3か月前
続きを見る