TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025108184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001942
出願日
2024-01-10
発明の名称
燃料電池用貼合治具および燃料電池用貼合方法
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
8/1004 20160101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】燃料電池の製造段階において、ガス拡散層と中間層とを簡単かつ効率的に貼り合わせ易くする。
【解決手段】燃料電池用貼合治具は、上面に中間層を配置可能に構成された下側治具と、下面にガス拡散層を配置可能に構成された上側治具と、を含む。燃料電池用貼合治具は、上側治具の下面にガス拡散層が配置され、且つ下側治具の上面に中間層が配置されると共に、中間層の上面およびガス拡散層の下面のうちの少なくとも一方に接着剤が塗布された状態としての貼合用状態に、セット可能に構成されている。その貼合用状態から、上側治具を降下させてガス拡散層を前記中間層に押圧すると、ガス拡散層が中間層に接着剤で貼り合わされる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記ガス拡散層を前記中間層に貼り合わせるための燃料電池用貼合治具であって、
上面に前記中間層を配置可能に構成された下側治具と、下面に前記ガス拡散層を配置可能に構成された上側治具と、を含み、
前記上側治具の下面に前記ガス拡散層が配置され、且つ前記下側治具の上面に前記中間層が配置されると共に、前記中間層の上面および前記ガス拡散層の下面のうちの少なくとも一方に接着剤が塗布された状態としての貼合用状態に、セット可能に構成されており、
前記貼合用状態から、前記上側治具を降下させて前記ガス拡散層を前記中間層に押圧すると、前記ガス拡散層が前記中間層に前記接着剤で貼り合わされる、
燃料電池用貼合治具。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記上側治具は、前記下側治具に対して、上下方向に延在するガイド軸を介して上下方向に変位可能に取り付けられる、
請求項1に記載の燃料電池用貼合治具。
【請求項3】
前記上側治具は、前記ガス拡散層を吸着可能に構成された吸着機構を備え、
前記上側治具は、前記吸着機構による吸着によって、前記ガス拡散層を前記上側治具の下面に配置可能に構成されている、
請求項1又は2に記載の燃料電池用貼合治具。
【請求項4】
前記下側治具には、前記ガス拡散層を位置決めするための位置決め凹部が設けられており、
前記上側治具は、前記位置決め凹部に位置決めされた前記ガス拡散層を、吸着可能に構成されている、
請求項3に記載の燃料電池用貼合治具。
【請求項5】
前記下側治具には、前記中間層を位置決めするための位置決め部が設けられている、
請求項1又は2に記載の燃料電池用貼合治具。
【請求項6】
前記ガス拡散層よりも前記中間層の方が大きく、
前記貼合用状態において、前記中間層の上面における前記ガス拡散層と対峙しない部分の上に取り付け可能に構成されたガバリを備える、
請求項1又は2に記載の燃料電池用貼合治具。
【請求項7】
中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記ガス拡散層を前記中間層に貼り合わせる燃料電池用貼合方法であって、
上面に前記中間層を配置可能に構成された下側治具と、下面に前記ガス拡散層を配置可能に構成された上側治具と、を含む治具を用意し、
前記上側治具の下面に前記ガス拡散層が配置され、且つ前記下側治具の上面に前記中間層が配置されると共に、前記中間層の上面および前記ガス拡散層の下面のうちの少なくとも一方に接着剤が塗布された状態としての貼合用状態に、セットし、
前記貼合用状態から、前記上側治具を降下させて前記ガス拡散層を前記中間層に押圧することによって、前記ガス拡散層を前記中間層に前記接着剤で貼り合わせる、
燃料電池用貼合方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池を構成する部材どうしを貼り合わせるための治具および方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池の中には、一方側から順に、アノード側のガス拡散層と、中間層と、カソード側のガス拡散層とを含むものがある。この燃料電池は、アノード側のガス拡散層に、水素を含むガスとしての燃料ガスが供給されると共に、カソード側のガス拡散層に、酸素を含むガスとしての酸化ガスが供給されると、発電を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-161181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、このような燃料電池の製造段階において、以下に示す課題がある点に着目した。燃料電池の中には、構造的に、一方のガス拡散層については、中間層に対して熱プレスによって接合できるが、他方のガス拡散層については、中間層に対して熱プレスによる接合ができない場合がある。この場合には、当該他方のガス拡散層を接着剤で中間層に貼り合わせる必要がある。このとき、当該ガス拡散層を中間層に、なるべく効率的に貼り合わせられることが好ましい。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池の製造段階において、ガス拡散層を中間層に効率的に貼り合わせ易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、所定の治具を用いれば、ガス拡散層を中間層に効率的に貼り合わせ易くなることを見出して、本発明に至った。本発明は、以下の(1)~(6)の燃料電池用貼合治具および(7)の燃料電池用貼合方法である。
【0007】
(1)中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記ガス拡散層を前記中間層に貼り合わせるための燃料電池用貼合治具であって、
上面に前記中間層を配置可能に構成された下側治具と、下面に前記ガス拡散層を配置可能に構成された上側治具と、を含み、
前記上側治具の下面に前記ガス拡散層が配置され、且つ前記下側治具の上面に前記中間層が配置されると共に、前記中間層の上面および前記ガス拡散層の下面のうちの少なくとも一方に接着剤が塗布された状態としての貼合用状態に、セット可能に構成されており、
前記貼合用状態から、前記上側治具を降下させて前記ガス拡散層を前記中間層に押圧すると、前記ガス拡散層が前記中間層に前記接着剤で貼り合わされる、
燃料電池用貼合治具。
【0008】
本構成によれば、上記の貼合用状態にセットしてから、上側治具を降下させてガス拡散層を中間層に押圧するだけで、ガス拡散層を中間層に接着剤で貼り合わせることができる。そのため、このような燃料電池用貼合治具を用いない場合に比べて、ガス拡散層と中間層とを効率的に貼り合わせ易くなる。
【0009】
(2)前記上側治具は、前記下側治具に対して、上下方向に延在するガイド軸を介して上下方向に変位可能に取り付けられる、
前記(1)に記載の燃料電池用貼合治具。
【0010】
本構成によれば、ガイド軸によって、下側治具に対して上側治具を正しく合わせ易くなる。この点でも、ガス拡散層を中間層に効率的に貼り合わせ易くなる。さらに、精度良くガス拡散層を中間層に、正しい相対位置で貼り合わせ易くなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
本田技研工業株式会社
制御装置
15日前
本田技研工業株式会社
回転電機
21日前
本田技研工業株式会社
制御装置
15日前
本田技研工業株式会社
車両構造
17日前
本田技研工業株式会社
鞍乗型車両
8日前
本田技研工業株式会社
固体二次電池
今日
本田技研工業株式会社
鞍乗り型車両
15日前
本田技研工業株式会社
着座部材構造
15日前
本田技研工業株式会社
蓄電システム
2日前
本田技研工業株式会社
非水電解質電池
14日前
本田技研工業株式会社
鞍乗り型電動車両
14日前
本田技研工業株式会社
鞍乗り型電動車両
22日前
本田技研工業株式会社
カメラの取付構造
14日前
本田技研工業株式会社
通話サポート装置
14日前
本田技研工業株式会社
接着剤塗布システム
1日前
本田技研工業株式会社
燃料電池用貼合方法
1日前
本田技研工業株式会社
動力伝達装置及び車両
21日前
本田技研工業株式会社
外界センサの保持構造
1日前
本田技研工業株式会社
鞍乗型車両の排気装置
15日前
本田技研工業株式会社
通信システム及びFPGA
今日
本田技研工業株式会社
回転電機用コイルの製造方法
21日前
本田技研工業株式会社
運転支援装置及び運転支援方法
16日前
本田技研工業株式会社
運転支援装置及び運転支援方法
16日前
本田技研工業株式会社
回転電機用コイル、及び、回転電機
21日前
本田技研工業株式会社
車両用通信システム及び車両用通信装置
24日前
本田技研工業株式会社
シート材の治具及びシート材の製造方法
14日前
ソニー・ホンダモビリティ株式会社
車両
16日前
本田技研工業株式会社
コンテンツ出力装置及びコンテンツ出力方法
16日前
本田技研工業株式会社
外界センサの取付構造及びこれを有する車両
22日前
本田技研工業株式会社
硫黄含有酸化物系正極活物質及びその製造方法
24日前
本田技研工業株式会社
燃料電池用貼合治具および燃料電池用貼合方法
1日前
本田技研工業株式会社
燃料電池用貼合治具および燃料電池用貼合方法
2日前
本田技研工業株式会社
画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
17日前
本田技研工業株式会社
画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
17日前
本田技研工業株式会社
車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
15日前
本田技研工業株式会社
車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
15日前
続きを見る
他の特許を見る