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公開番号2025094882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2024098118
出願日2024-06-18
発明の名称断熱材
出願人マグ・イゾベール株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類E04B 1/80 20060101AFI20250618BHJP(建築物)
要約【課題】可変透湿気密シートを含む断熱材の施工の作業性を向上させるとともに、可変透湿気密シートの性能を確保することができる断熱材を提供する。
【解決手段】繊維系断熱材と、前記繊維系断熱材を収容した収容部を有し、可変透湿気密シートで形成される表皮体と、を含み、前記繊維系断熱材は、前記表皮体と未接着となっており、かつ自立性を有する、断熱材。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
繊維系断熱材と、
前記繊維系断熱材を収容した収容部を有し、可変透湿気密シートで形成される表皮体と、を含み、
前記繊維系断熱材は、前記表皮体と未接着となっており、かつ自立性を有する、断熱材。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記表皮体は、二枚の前記可変透湿気密シートを重ね合わせて形成される、請求項1に記載の断熱材。
【請求項3】
前記表皮体は、前記収容部の周りの周縁部を含み、前記周縁部は、前記可変透湿気密シートを接合した接合部を有する、請求項1に記載の断熱材。
【請求項4】
前記接合部は、前記可変透湿気密シートが熱融着によりを接合している部分である、請求項3に記載の断熱材。
【請求項5】
前記接合部は、前記可変透湿気密シートがホットメルト接着剤により接合されている部分である、請求項3に記載の断熱材。
【請求項6】
前記繊維系断熱材は、ガラス繊維の成形体であり、前記ガラス繊維は3次元的に配向されている、請求項1に記載の断熱材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年の省エネルギ需要の高まりから、建築物等において、断熱することが重要となっている。このような断熱材としては、繊維系断熱材、発泡プラスチック系断熱材等を含むものがある。断熱材は、建築物の構造躯体に嵌め込まれて使用され、断熱材により、建築物の室内外への熱の移動が抑制される。
【0003】
ところで、冬期においては、建築物の室内から壁等へ湿気が侵入して、断熱材で結露することがあり、夏期においては、建築物の断熱材や壁等に閉じ込められた湿気が結露することがあった。このような断熱材の内部に生じた結露により、断熱材が性能を十分発揮できないことがあった。さらに、結露による水滴が大きくなると水滴は断熱材から建築物の木材等に落下して、木材の腐食およびカビ発生の原因となることがあった。
【0004】
そこで、壁等の内部に浸入した湿気が断熱材で結露し蓄積しないように、断熱材本体に可変透湿気密シート等が貼り付けられている。可変透湿気密シートは、周辺環境の相対湿度に応じて、湿気の透過性を変更することができるものである。例えば、相対湿度の低い冬期においては、可変透湿気密シートが設けられた断熱材本体への湿気の侵入が抑制されて(防湿されて)、断熱材本体での結露の発生が防止され、相対湿度の高い夏期においては、可変透湿気密シートが設けられた断熱材本体から湿気が放出されて(透湿されて)、断熱材本体での結露の発生が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-199998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
可変透湿気密シートは、断熱材本体が建築物の構造躯体に嵌め込まれた後、断熱材本体の一方の主面を覆うように構造躯体に貼り付けられている。このような可変透湿気密シートの施工は、手間と時間がかかるため、可変透湿気密シートの施工作業の簡便化が望まれていた。一方、特許文献1は、無機繊維系断熱材の施工時の取扱いを容易にするために、無機繊維系断熱材を袋状の表皮体で覆った袋入り断熱材を開示している。そこで、断熱材本体を袋状の可変透湿気密シートで覆うことが検討された。しかしながら、そのよう袋入り断熱材を壁等に施工するときに、断熱材本体が袋内で移動してしまい、施工の作業性が低下することがあった。そこで、断熱材本体と袋状の可変透湿気密シートとを接着し、袋内で断熱材本体が移動することを抑制することが考えられるが、断熱材本体と可変透湿気密シートとの接着箇所で、可変透湿気密シートの性能が低下することをあった。
【0007】
本発明は、可変透湿気密シートを含む断熱材の施工の作業性を向上させるとともに、可変透湿気密シートの性能を確保することができる断熱材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、
繊維系断熱材と、
前記繊維系断熱材を収容した収容部を有し、可変透湿気密シートで形成される表皮体と、を含み、
前記繊維系断熱材は、前記表皮体と未接着となっており、かつ自立性を有する、断熱材が、提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、可変透湿気密シートを含む断熱材の施工の作業性を向上させるとともに、可変透湿気密シートの性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る断熱材の平面図。
本実施形態に係る断熱材のA-A’断面図。
本実施形態に係る断熱材のB-B’断面図。
繊維系断熱材が自立性を有するか否か決定する方法を示す概略図。
別の実施形態に係る断熱材の図1のA-A’断面図に相当する断面図。
さらに別の実施形態に係る断熱材の図1のA-A’断面図に相当する断面図。
さらに別の実施形態に係る断熱材の図1のB-B’断面図。
さらに別の実施形態に係る断熱材の図1のA-A’断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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