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公開番号2025094836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210611
出願日2023-12-13
発明の名称分注プローブ装置及び自動分析装置
出願人日本電子株式会社
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類G01N 35/10 20060101AFI20250618BHJP(測定;試験)
要約【課題】一定時間内に処理する分注数の低下を抑制できる分注プローブ装置及び自動分析装置を提供する。
【解決手段】分注プローブ装置の第1駆動機構は、第1支持アーム114を上下方向に移動させると共に水平方向に回転させる。第2駆動機構は、第2支持アーム124を上下方向に移動させると共に水平方向に回転させる。第1支持アーム114の回転中心から第2試薬プローブ24Aまでの水平方向の距離は、第2支持アーム124の回転中心から第2試薬プローブ24Bまでの水平方向の距離よりも長い。第2支持アーム124の回転中心から遠い一端が描く軌跡を円弧とする扇形は、第2試薬プローブ24Aの軌道を円弧とする扇形に内包されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延びる第1分注プローブ及び第2分注プローブと、
前記第1分注プローブの上端を支持する第1支持アームと、
前記第1支持アームを上下方向に移動させると共に水平方向に回転させる第1駆動機構と、
前記第2分注プローブの上端を支持する第2支持アームと、
前記第2支持アームを上下方向に移動させると共に水平方向に回転させる第2駆動機構と、を備え、
前記第1支持アームの回転中心から前記第1分注プローブまでの水平方向の距離は、前記第2支持アームの回転中心から前記第2分注プローブまでの水平方向の距離よりも長く、
前記第2支持アームの回転中心から遠い一端が描く軌跡を円弧とする扇形は、前記第1分注プローブの軌道を円弧とする扇形に内包されている
分注プローブ装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1支持アームを水平方向に回転させるときの前記第1支持アームの上下方向の位置である第1回転高さは、前記第2支持アームを水平方向に回転させるときの前記第2支持アームの上下方向の位置である第2回転高さよりも高く、
前記第1回転高さに位置する前記第1支持アームは、前記第2回転高さに位置する前記第2支持アームに接触しない
請求項1に記載の分注プローブ装置。
【請求項3】
前記第1分注プローブは、軌道上に配置された第1プローブ洗浄装置の洗浄槽内で上下動作させて洗浄され、
前記第2分注プローブは、軌道上に配置された第2プローブ洗浄装置の洗浄槽内で上下動作させて洗浄され、
前記第1回転高さに位置する前記第1支持アームと前記第2回転高さに位置する前記第2支持アームとの間の上下方向の距離は、前記第1分注プローブを洗浄する際の前記第1支持アームと前記第2分注プローブを洗浄する際の前記第2支持アームが互いに干渉しない距離に設定されている
請求項2に記載の分注プローブ装置。
【請求項4】
前記第1プローブ洗浄装置と前記第2プローブ洗浄装置との上下方向の位置の差は、前記第1回転高さに位置する前記第1支持アームと前記第2回転高さに位置する前記第2支持アームとの間の上下方向の距離に等しい
請求項3に記載の分注プローブ装置。
【請求項5】
前記第1分注プローブ及び前記第2分注プローブは、水平方向に回転する第1ターンテーブルに保持された複数の第1容器内の液体を吸引して、水平方向に回転する第2ターンテーブルに保持された複数の第2容器内に吐出し、
前記第1支持アームの回転中心と前記第2支持アームの回転中心は、前記第1ターンテーブルの回転中心と前記第2ターンテーブルの回転中心を結ぶ仮想線に略垂直な垂線上に配置されている
請求項1に記載の分注プローブ装置。
【請求項6】
前記垂線は、第1支持アーム及び第2支持アームの回転範囲の両端とそれぞれの回転中心を結ぶ線が二等辺三角形を形成する位置に配置する
請求項5に記載の分注プローブ装置。
【請求項7】
前記第1支持アームが回転移動時に占有する空中の区域である第1支持アーム空域は、第2支持アームが回転移動時に占有する空中の区域である第2支持アーム空域の上方に設定されている
請求項1に記載の分注プローブ装置。
【請求項8】
液体が収容された複数の容器を有する収容ユニットと、
前記液体を分注する分注プローブ装置と、
前記分注プローブ装置により分注された液体を計測する計測部と、を備え、
前記分注プローブ装置は、
上下方向に延びる第1分注プローブ及び第2分注プローブと、
前記第1分注プローブの上端を支持する第1支持アームと、
前記第1支持アームを上下方向に移動させると共に水平方向に回転させる第1駆動機構と、
前記第2分注プローブの上端を支持する第2支持アームと、
前記第2支持アームを上下方向に移動させると共に水平方向に回転させる第2駆動機構と、を備え、
前記第1支持アームの回転中心から前記第1分注プローブまでの水平方向の距離は、前記第2支持アームの回転中心から前記第2分注プローブまでの水平方向の距離よりも長く、
前記第2支持アームの回転中心から遠い一端が描く軌跡を円弧とする扇形は、前記第1分注プローブの軌道を円弧とする扇形に内包されている
自動分析装置。
【請求項9】
前記第1駆動機構及び前記第2駆動機構の駆動を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1支持アームと前記第2支持アームを、それぞれの原点位置に配置する原点復帰処理を行い、
前記第1支持アームの上下方向の原点位置は、前記第2支持アームの上下方向の原点位置よりも高い
請求項8に記載の自動分析装置。
【請求項10】
前記原点復帰処理では、前記第1支持アームを上下方向の原点位置に配置した後に、当該第1支持アームを水平方向の原点位置に配置し、前記第2支持アームを上下方向の原点位置に配置した後に、当該第2支持アームを水平方向の原点位置に配置する
請求項9に記載の自動分析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分注プローブ装置及び自動分析装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
自動分析装置は、生化学検査、輸血検査などさまざまな分野での検査に用いられ、多数の検体に対する分析処理を同時に行う。また、自動分析装置は、検体や試薬等の液体を吸引及び吐出、すなわち分注する分注プローブ装置を有している。
【0003】
分注プローブ装置を備えた自動分析装置は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された自動分析装置は、2つの試薬分注アーム5,6を備える。2つの試薬分注アーム5,6は、それぞれ垂直方向に延びる回転軸を中心に同一平面上を回転する。
【0004】
試薬トレイ10は、外側軌道1と内軌道2に沿って複数の試剤ビット3を回転させる。また、反応ディスク20は、外周21と内周22に沿って複数の反応容器を回転させる。2つの試薬分注アーム5,6は、試薬トレイ10複数の試剤ビット3から試剤を吸引し、反応ディスク20の複数の反応容器に試剤を分注する。
【0005】
2つの試薬分注アーム5,6が試薬トレイ10に接近する場合は、試薬トレイ10側に位置する試薬分注アーム5が先に回転し、それに続いて試薬分注アーム6が回転する。そして、各試薬分注アーム5,6は、吸引位置において、外側軌道1及び内軌道2の試剤ビット3から試剤を吸引する。
【0006】
2つの試薬分注アーム5,6が反応ディスク20に接近する場合は、反応ディスク20側に位置する試薬分注アーム6が先に回転し、それに続いて試薬分注アーム5が回転する。そして、各試薬分注アーム5,6は、分注位置において、外周21と内周22の反応容器に試剤を分注する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
中国特許出願公開第103376331号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載され自動分析装置では、2つの試薬分注アーム5,6が同一平面上を回転するため、回転動作の後行となる試薬分注アームが、先行する試薬分注アームを追い越すことはできない。
【0009】
試薬分注アームは、洗浄槽において1サイクルを超える時間が経過するまで洗浄動作を行うことがある。例えば、試薬分注アーム5の洗浄動作が完了していない場合は、試薬分注アーム6は分注動作が可能であっても、試薬分注アーム5の洗浄動作の完了を待つ必要がある。したがって、特許文献1に記載され自動分析装置は、一定時間内に処理する分注数が低下するという問題があった。
【0010】
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、一定時間内に処理する分注数の低下を抑制することができる分注プローブ装置及び自動分析装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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