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公開番号
2025094678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210382
出願日
2023-12-13
発明の名称
植物性乳、飲料、植物性乳の製造方法、及び、飲料の製造方法
出願人
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
A23L
2/00 20060101AFI20250618BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】起泡性、気泡安定性、気泡のきめの細かさに優れた植物性乳、飲料、植物性乳の製造方法、及び、飲料の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る植物性乳は、タンパク質の含有量が0.4~6.0w/v%であり、油脂の含有量が1.3~5.0w/v%であり、乳化剤の含有量が0.20w/v%以下である。本発明に係る植物性乳の製造方法は、タンパク質の含有量を0.4~6.0w/v%とし、油脂の含有量を1.3~5.0w/v%とし、乳化剤の含有量を0.20w/v%以下とする工程を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
タンパク質の含有量が0.4~6.0w/v%であり、
油脂の含有量が1.3~5.0w/v%であり、
乳化剤の含有量が0.20w/v%以下である植物性乳。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記タンパク質の含有量が0.6~2.0w/v%である請求項1に記載の植物性乳。
【請求項3】
前記乳化剤が、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくとも1つである請求項1又は請求項2に記載の植物性乳。
【請求項4】
上側に気泡層が形成された飲料であって、
前記気泡層が、請求項1又は請求項2に記載の植物性乳からなる飲料。
【請求項5】
タンパク質の含有量を0.4~6.0w/v%とし、油脂の含有量を1.3~5.0w/v%とし、乳化剤の含有量を0.20w/v%以下とする工程を含む植物性乳の製造方法。
【請求項6】
タンパク質の含有量が0.4~6.0w/v%であり、油脂の含有量が1.3~5.0w/v%であり、乳化剤の含有量が0.20w/v%以下である植物性乳によって気泡層を形成させる工程を含む飲料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物性乳、飲料、植物性乳の製造方法、及び、飲料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
牛乳は、栄養面や嗜好性などの観点で優れており、日本でも多く消費されている。また、近年では健康志向や環境意識の高まりなどから、植物性乳への関心も高まりつつある。そうした中で、植物性乳に対して牛乳などの動物性乳と同様の嗜好性も求められてきている。
【0003】
牛乳は温めて泡立てることによって、きめ細かく安定した気泡を作ることができ、飲料の上面にその気泡を気泡層として形成させて喫飲することができる。さらに、この気泡層を用いてラテアートを作り、視覚の面でも楽しめる飲料とすることもできる。
一方、植物性乳は、泡立ちが弱いため、牛乳によって形成した気泡層のように、しっかりとした気泡層を形成させることが困難であった。
【0004】
そのため、気泡層を形成させるためのフォーミング用の植物性乳に関して、様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、リン酸架橋澱粉、リン酸モノエステル化リン酸架橋澱粉、酢酸澱粉、酸化澱粉、ヒドロキシプロピル澱粉、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、リン酸化澱粉、及びそれらの澱粉分解物からなる群から選ばれる1種以上の加工澱粉を含むことを特徴とするフォーミング用ナッツミルクが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/200163号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に係る発明は、特定の澱粉をナッツミルクに含有させる発明であって、特許文献1には起泡性などが優れると説明されている。
しかしながら、特許文献1に係る発明によると、植物性乳には本来含まれないような澱粉を必須の原料とする必要がある。
【0007】
本発明者は、特許文献1に記載されているような澱粉を必須の原料とすることなく、つまり、特許文献1とは全く異なる技術的思想に基づいて、泡立ちのよいフォーミング用の植物性乳を創出し、市場に提供したいと考えた。
そして、本発明者が飲料の上面に形成させる気泡層について詳細に検討したところ、「起泡性」(気泡層を高く形成できるかの指標)、「気泡安定性」(形成した気泡層が安定であるかの指標)、「気泡のきめの細かさ」(気泡層を構成する気泡のサイズの細かさの指標)の3つの指標が重要であることを確認した。
【0008】
そこで、本発明は、起泡性、気泡安定性、気泡のきめの細かさに優れた植物性乳、飲料、植物性乳の製造方法、及び、飲料の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は、以下の手段により解決することができる。
(1)タンパク質の含有量が0.4~6.0w/v%であり、油脂の含有量が1.3~5.0w/v%であり、乳化剤の含有量が0.20w/v%以下である植物性乳。
(2)前記タンパク質の含有量が0.6~2.0w/v%である前記1に記載の植物性乳。
(3)前記乳化剤が、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくとも1つである前記1又は前記2に記載の植物性乳。
(4)上側に気泡層が形成された飲料であって、前記気泡層が、前記1又は前記2に記載の植物性乳からなる飲料。
(5)タンパク質の含有量を0.4~6.0w/v%とし、油脂の含有量を1.3~5.0w/v%とし、乳化剤の含有量を0.20w/v%以下とする工程を含む植物性乳の製造方法。
(6)タンパク質の含有量が0.4~6.0w/v%であり、油脂の含有量が1.3~5.0w/v%であり、乳化剤の含有量が0.20w/v%以下である植物性乳によって気泡層を形成させる工程を含む飲料の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る植物性乳は、起泡性、気泡安定性、気泡のきめの細かさに優れる。
本発明に係る飲料は、上側に形成された気泡層が、起泡性、気泡安定性、気泡のきめの細かさに優れる。
本発明に係る植物性乳の製造方法は、起泡性、気泡安定性、気泡のきめの細かさに優れる植物性乳を製造することができる。
本発明に係る飲料の製造方法は、上側に形成された気泡層が、起泡性、気泡安定性、気泡のきめの細かさに優れる飲料を製造することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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