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公開番号2025094136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2025045944,2024046769
出願日2025-03-19,2020-05-29
発明の名称画像復号装置及び記録媒体
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04N 19/12 20140101AFI20250617BHJP(電気通信技術)
要約【課題】より好適にマルチ変換選択(MTS)による変換およびセカンダリ変換を適用する画像復号装置及びその関連技術を提供する。
【解決手段】動画像復号装置31は、変換ユニット復号部3024と、セカンダリ変換部、コア変換部及び逆量子化部を含む逆量子化・逆変換部を備え、コア変換部では、MTS設定部および暗黙的MTS設定部を含み、MTS設定部が、明示的MTSが有効である場合、水平変換タイプおよび垂直変換タイプを導出し、暗黙的MTS設定部が、セカンダリインデックスの値が0に等しくない場合、水平変換タイプおよび垂直変換タイプを0に設定し、コア変換部は、垂直変換タイプに基づいて逆変換を行い、かつ、水平変換タイプに基づいて逆変換を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
変換ユニット毎に変換係数を変換する画像復号装置であって、
符号化データから(i)逆セカンダリ変換の利用の有無および変換基底を示すセカンダリインデックスと、(ii)逆コア変換の変換基底を選択するための切り替えインデックスであるマルチ変換選択インデックスと、を復号する変換ユニット復号部と、
量子化変換係数を逆量子化し、変換係数を計算する逆量子化部と、
前記逆セカンダリ変換が有効な場合、変換行列を用いて前記変換係数に対して前記逆セカンダリ変換を適用することによって修正変換係数を導出するセカンダリ変換部と、
前記変換係数または前記修正変換係数に対して垂直変換および水平変換を含む前記逆コア変換を適用するコア変換部と、を備え、
前記コア変換部は、MTS設定部および暗黙的MTS設定部を含み、
前記MTS設定部は、明示的MTSが有効である場合、前記マルチ変換選択インデックスに基づいて水平変換タイプおよび垂直変換タイプを導出し、
前記暗黙的MTS設定部は、前記セカンダリインデックスの値が0に等しくない場合、前記水平変換タイプおよび前記垂直変換タイプを0に設定し、
前記コア変換部は、前記垂直変換タイプに基づいて逆変換を行い、前記水平変換タイプに基づいて逆変換を行うことを特徴とする画像復号装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記暗黙的MTS設定部は、イントラサブ分割モードが利用される場合、イントラ予測モードおよび前記変換ユニットのサイズに基づいて前記水平変換タイプおよび前記垂直変換タイプに0または1を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項3】
コンピュータに変換ユニット毎に変換係数を変換させるプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
符号化データから逆セカンダリ変換の利用の有無および変換基底を示すセカンダリインデックスを復号するステップと、
前記符号化データから逆コア変換の変換基底を選択するための切り替えインデックスであるマルチ変換選択インデックスを復号するステップと、
量子化変換係数を逆量子化し、変換係数を計算するステップと、
前記逆セカンダリ変換が有効な場合、変換行列を用いて前記変換係数に対して前記逆セカンダリ変換を適用することによって修正変換係数を導出するステップと、
明示的MTSが有効である場合、前記マルチ変換選択インデックスに基づいて水平変換タイプおよび垂直変換タイプを導出するステップと、
前記セカンダリインデックスの値が0に等しくない場合、前記水平変換タイプおよび前記垂直変換タイプを0に設定するステップと、
前記変換係数または前記修正変換係数に対して前記垂直変換タイプに基づいて垂直変換を適用し、前記水平変換タイプに基づいて水平変換を適用するステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、画像復号装置及び画像符号化装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
画像を効率的に伝送又は記録するために、画像を符号化することによって符号化データを生成する画像符号化装置、及び、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやHEVC(High-Efficiency VideoCoding)等が挙げられる。
【0004】
このような画像符号化方式においては、画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」又は「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、及び、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、近年の画像符号化及び復号技術として非特許文献1、非特許文献2が挙げられる。非特許文献1には、変換行列を符号化データ中の明示的シンタックスもしくは暗黙的なブロックサイズに応じて切り替えるマルチ変換選択(Multiple Transform Selection、MTS)と呼ばれる技術が開示されている。非特許文献2には、変換ユニット毎に予測誤差の変換後の各係数をRST(Reduced Secondary Transform)変換、すなわち、セカンダリ変換によって変換して変換係数を導出する画像符号化装置が開示されている。また、非特許文献2には、変換ユニット毎に変換係数をセカンダリ変換によって逆変換する画像復号装置が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
"Versatile Video Coding (Draft 5)", JVET-N1001-v6, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019-05-23
"CE12: Mapping functions (test CE12-1 and CE12-2)", JVET-M0427-v2, Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11 13th Meeting: Marrakech, MA, 9-18 Jan. 2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1のようなセカンダリ変換及びセカンダリ変換に関する技術において、セカンダリ変換とMTSによる変換を組み合わせた場合の性能が十分ではないという課題がある。特に、暗黙的MTSの性能がセカンダリ変換と組み合わせた場合にロスとなるというという課題がある。
【0009】
本発明は、より好適にMTSによる変換およびセカンダリ変換を適用することができる画像復号装置及びその関連技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る画像復号装置は、変換ユニット毎に変換係数を変換する画像復号装置であって、符号化データから(i)逆セカンダリ変換の利用の有無および変換基底を示すセカンダリインデックスと、(ii)逆コア変換の変換基底を選択するための切り替えインデックスであるマルチ変換選択インデックスと、を復号する変換ユニット復号部と、量子化変換係数を逆量子化し、変換係数を計算する逆量子化部と、前記逆セカンダリ変換が有効な場合、変換行列を用いて前記変換係数に対して前記逆セカンダリ変換を適用することによって修正変換係数を導出するセカンダリ変換部と、前記変換係数または前記修正変換係数に対して垂直変換および水平変換を含む前記逆コア変換を適用するコア変換部と、を備え、前記コア変換部は、MTS設定部および暗黙的MTS設定部を含み、前記MTS設定部は、明示的MTSが有効である場合、前記マルチ変換選択インデックスに基づいて水平変換タイプおよび垂直変換タイプを導出し、前記暗黙的MTS設定部は、前記セカンダリインデックスの値が0に等しくない場合、前記水平変換タイプおよび前記垂直変換タイプを0に設定し、前記コア変換部は、前記垂直変換タイプに基づいて逆変換を行い、前記水平変換タイプに基づいて逆変換を行うことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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