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公開番号2025094002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2025038824,2021148858
出願日2025-03-11,2021-09-13
発明の名称光電変換モジュールの解体方法、切断補助具及び切断システム
出願人ソーラーフロンティア株式会社
代理人個人
主分類B09B 3/35 20220101AFI20250617BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】より小さな力でフレームを取り外すことが可能な光電変換モジュールの解体方法を提供する。
【解決手段】光電変換モジュール10は、パネル100と、パネルの側部に沿って設けられた複数のフレーム220と、互いに隣接するフレームどうしを連結する連結具300と、を有する。光電変換モジュールの解体方法は、連結具を切断する切断ステップと、切断ステップの実施後にフレームに外力を加えることによってパネルからフレームを外すフレーム分離ステップと、を有する。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
パネルと、前記パネルの側部に沿って設けられた複数のフレームと、互いに隣接する前記フレームどうしを連結する連結具と、を有する光電変換モジュールの解体方法であって、
前記連結具を切断する切断ステップと、
前記切断ステップの実施後に前記フレームに外力を加えることによって前記パネルから前記フレームを外すフレーム分離ステップと、を有する、光電変換モジュールの解体方法。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記切断ステップにおいて、前記パネルを切断することなく前記連結具を切断する、請求項1に記載の光電変換モジュールの解体方法。
【請求項3】
前記フレームは、前記パネルから離れる方に向かって延びた脚部を有し、
前記連結具は、前記脚部に設けられており、
前記切断ステップは、前記脚部の、前記パネルから最も遠い端部から前記連結具に向かってカッターを移動させることを含む、請求項1又は2に記載の光電変換モジュールの解体方法。
【請求項4】
カッターを互いに隣接する前記フレームどうしの間の境界に沿わせつつ、前記カッターを前記光電変換モジュールの高さ方向に移動させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の光電変換モジュールの解体方法。
【請求項5】
光電変換モジュールにおける互いに隣接するフレームどうしを連結する連結具の切断に用いられる切断補助具であって、
前記連結具を切断可能なカッターを前記連結具の位置に合わせるガイド部を有する、切断補助具。
【請求項6】
互いに隣接する前記フレームどうしの連結部を下から支える板面を有し、
前記ガイド部は、前記板面に交差する高さ方向に延びた隙間であってカッターを導入可能な隙間によって構成されている、請求項5に記載の切断補助具。
【請求項7】
前記隙間は、前記高さ方向において、前記板面よりも上方の位置で終端している、請求項6に記載の切断補助具。
【請求項8】
前記光電変換モジュールを前記板面に向けて押圧可能な押圧機構を有する、請求項6又は7に記載の切断補助具。
【請求項9】
前記板面に交差する方向に延びた一対の側板を有し、
前記一対の側板は、互いに隣接する前記フレームどうしの角度に合わせた角度で設けられている、請求項5から8のいずれか1項に記載の切断補助具。
【請求項10】
請求項5から8のいずれか1項に記載の切断補助具と、カッターと、を含む、切断システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換モジュールの解体方法、切断補助具及び切断システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
二酸化炭素の排出量の削減の施策に伴い、再生可能エネルギーの一つである、太陽電池モジュールのような光電変換モジュールの普及の増加が見込まれている。現在、太陽電池モジュールは、廃棄の際に解体されてリサイクルされることが検討されている。
【0003】
太陽電池モジュールは、一般的に、光エネルギーを電気エネルギーに変換する平板状の太陽電池パネル(光電変換パネル)と、太陽電池パネルの外周端部に設けられたフレームと、を含む(下記の特許文献1及び特許文献2参照)。フレームは、太陽電池パネルの外周端部が嵌合される嵌合部を有する。太陽電池パネルの外周部が嵌め込まれたフレームの嵌合部内に接着材(シール材)が充填されることによって、太陽電池パネルは、フレームに強固に接着されている。
【0004】
複数のフレームが太陽電池パネルの外周端部を取り囲んでいる。互いに隣接するフレームは、ボルトのような締結部材や、フレームの中空部内に圧入されるコーナーピースのような連結具によって、互いに連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-116363号公報
特開2010-199147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、光電変換モジュールの解体時にフレームに強い押圧力が加えられ、これにより、フレームは無理矢理パネルから引き剥がされる。しかしながら、フレームどうしを連結する連結具の連結力に抗ってフレームをパネルから取り外す必要があるため、フレームに非常に大きな力を加える必要がある。この場合、フレームに固定されたパネルの端部にも強い力が加わり、パネルの端部が解体中に割れることもある。パネルの端部が解体中に割れると、パネルの端部がフレームに固着したまま残存することがある。
【0007】
したがって、より小さな力でフレームを取り外すことが可能な光電変換モジュールの解体方法、切断補助具及び切断システムが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様に係る光電変換モジュールの解体方法は、パネルと、前記パネルの側部に沿って設けられた複数のフレームと、互いに隣接する前記フレームどうしを連結する連結具と、を有する光電変換モジュールの解体方法に関する。当該解体方法は、前記連結具を切断する切断ステップと、前記切断ステップの実施後に前記フレームに外力を加えることによって前記パネルから前記フレームを外すフレーム分離ステップと、を有する。
【0009】
一態様に係る切断補助具は、光電変換モジュールにおける互いに隣接するフレームどうしを連結する連結具の切断に用いられる切断補助具である。当該切断補助具は、前記連結具を切断可能なカッターを前記連結具の位置に合わせるガイド部を有する。
【0010】
一態様に係る切断システムは、上記の切断補助具と、カッターと、を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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