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公開番号2025093456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209115
出願日2023-12-12
発明の名称ガスレンジの汚れ防止キット
出願人東洋アルミエコープロダクツ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24C 15/14 20060101AFI20250617BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】開口予定部として複数の切断予定線が設けられたガスレンジマットについて、そのガスレンジに対する位置合わせを容易とする。
【解決手段】ガスレンジの汚れ防止キットは、透明の位置合わせシート10とガスレンジマットからなる。位置合わせシート10は、位置合わせシート本体11と、ガスバーナーBに対応する位置に設けられた位置確認部12とを有する。位置確認部12は、中心がずれて重なり合う複数の位置合わせ線12aから12cからなり、線種が異なっている。ガスレンジマットの切断予定線と、位置および線種が一対一に対応している。位置合わせシート10をトッププレートTに載せて、ガスバーナーBに対応する位置合わせ線12aを確認し、ガスレンジマットの対応する切断予定線を切り抜く。開口が形成されたガスレンジマットをトッププレートTに載せると、開口とガスバーナーBの位置が合致する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガスバーナーを複数有するガスレンジのトッププレートを覆うためのガスレンジマットと、
前記ガスレンジマットで前記トッププレートを覆うのに先立ち前記トッププレートに敷かれ、前記ガスバーナーの位置を確認するための位置合わせシートと、からなり、
前記位置合わせシートは、
前記トッププレート上に敷かれる位置合わせシート本体と、
前記位置合わせシート本体の前記ガスバーナーに対応する位置に設けられた位置確認部と、を有し、
この位置確認部は、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジに対して、それぞれの位置に合致可能なように、中心がずれて重なり合うそれぞれ環状の第1の位置合わせ線および第2の位置合わせ線を含み、
前記ガスレンジマットは、
前記トッププレート上に敷かれるガスレンジマット本体と、
前記ガスレンジマット本体の前記ガスバーナーに対応する位置に設けられ、開けることで前記ガスバーナーが挿通可能な開口予定部と、を有し、
この開口予定部は、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジに対応可能なように、中心がずれて重なり合うそれぞれ環状の第1の切断予定線および第2の切断予定線を含み、
前記位置合わせシートの第1の位置合わせ線と前記ガスレンジマットの第1の切断予定線とは対応付けられており、
前記位置合わせシートの第2の位置合わせ線と前記ガスレンジマットの第2の切断予定線とは対応付けられている、ガスレンジの汚れ防止キット。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記位置合わせシートの第1の位置合わせ線と第2の位置合わせ線は線種が異種であり、
前記ガスレンジマットの第1の切断予定線と第2の切断予定線は線種が異種であり、
前記位置合わせシートの第1の位置合わせ線と前記ガスレンジマットの第1の切断予定線は線種が同種であり、
前記位置合わせシートの第2の位置合わせ線と前記ガスレンジマットの第2の切断予定線は線種が同種である、請求項1に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項3】
前記位置合わせシートの位置確認部は、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジに対して、それぞれの位置に合致可能なように、前記第1の位置合わせ線および第2の位置合わせ線と中心がずれて重なり合う環状の第3の位置合わせ線をさらに含み、
前記ガスレンジマットの開口予定部は、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジに対応可能なように、前記第1の切断予定線および第2の切断予定線と中心がずれて重なり合う環状の第3の切断予定線をさらに含み、
前記第1の位置合わせ線と前記第1の切断予定線は太実線であり、
前記第2の位置合わせ線と前記第2の切断予定線は細実線であり、
前記第3の位置合わせ線と前記第3の切断予定線は破線である、請求項2に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項4】
前記位置合わせシートの位置確認部は、前記第1の位置合わせ線から前記第3の位置合わせ線のそれぞれが、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジのそれぞれのバーナーリングの縁と一致しており、
前記ガスレンジマットの開口予定部は、前記第1の切断予定線から前記第3の切断予定線のそれぞれが、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジのそれぞれのバーナーリングの縁と一致している請求項3に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項5】
前記位置合わせシートは、透明である請求項1または2に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項6】
前記位置合わせシートは、前記位置確認部の第1の位置合わせ線と第2の位置合わせ線よりも内側にスリットが形成されており、このスリットを押し広げることで前記ガスバーナーを挿通可能となっている、請求項1または2に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項7】
前記位置合わせシートは、前記位置確認部の第1の位置合わせ線と第2の位置合わせ線よりも内側が開口している請求項1または2に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項8】
前記ガスレンジマットは、前記開口予定部の内側に、前記開口予定部をカットする際のきっかけとなる小孔または切れ目を有する請求項1または2に記載のガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項9】
前記位置合わせシートの位置確認部および前記ガスレンジマットの開口予定部は、二等辺三角形の頂点に対応する位置にそれぞれ3つ設けられている、請求項1または2に記載の三口タイプのガスレンジの汚れ防止キット。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載のガスレンジの汚れ防止キットが用いられ、
前記位置合わせシートで前記ガスレンジのトッププレートを覆い、前記ガスバーナーの位置が前記位置確認部のどの位置合わせ線に合致するかを目視により確認する工程と、
前記位置合わせシートを前記ガスレンジのトッププレートから取り除く工程と、
前記ガスレンジマットの前記開口予定部のうち、前記位置合わせシートのガスバーナーの位置に合致した位置合わせ線と対応付けられた切断予定線をカットして開口を形成する工程と、
前記ガスレンジマットを、前記開口に前記ガスバーナーを挿通させつつ前記トッププレートに載せることでトッププレートを覆う工程と、を備える、ガスレンジの汚れ防止方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスレンジの汚れ防止キットおよび汚れ防止方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ガスレンジのトッププレートは、食材の屑や煮汁などで汚れやすいため、このトッププレートを覆い、トッププレートへの汚れの付着を防止するためのガスレンジマットが市販されている。
【0003】
この種のガスレンジマットは、ガスレンジのトッププレート上に配置された複数のガスバーナーを挿通させるために、開口が必要となるため、当該開口があらかじめ設けられていたり、開口予定部が表示され、この開口予定部を各家庭でカットして開口を形成したりすることが行われている。
【0004】
ところが、トッププレート上に配置された複数のガスバーナーは、ガスレンジのメーカー各社によって位置関係が微妙に異なっており、ガスレンジマットの開口や開口予定部をどのメーカーのガスレンジにも対応できるようにしようとすると、開口や開口予定部をガスバーナーの外径に比べて、かなり大きく設定する必要がある。
その場合、ガスバーナーの外縁と開口縁との間に、大きな隙間ができてしまい、トッププレートのこの隙間から露出した箇所が汚れてしまったり、この隙間を通じて煮汁等がガスレンジマットの裏側に回り込んでしまい、トッププレートの露出した箇所以外の箇所までもが汚れてしまうおそれもある。
【0005】
そこで特許文献1のように、不燃紙の両面にアルミニウム箔を積層したもので構成されるガスレンジマットにおいて、その開口予定部について、ガスバーナーの位置が異なる複数種のガスレンジに対応可能なように、ガスレンジマットに中心がずれて重なり合うそれぞれ環状の複数の切断予定線をハーフカットやミシン目に予め形成したものからなるものとする試みもなされている。
【0006】
このように構成すると、実際にガスレンジマットが用いられるガスレンジとの関係で、そのガスバーナーの配置に対応した切断予定線を手や備えつけの樹脂製ナイフでカットすることで、開口の大きさを必要最小限のものとできる。
このため、ガスバーナーと開口の間に隙間が生じにくく、トッププレートに対する汚れの付着を一層防止することができる。
【0007】
他方で、特許文献2のように、個々のガスバーナーのバーナーリング周辺を覆うことができる開口を備えた小さな円形状の第1カバーとトッププレート全体を覆うことができる個々のガスバーナーのバーナーリングよりも大きい開口を備えた矩形状の第2カバーにより構成されるガスレンジマットもある。
この技術によると個々のガスバーナーのバーナーリング毎に第1カバーを設置した後、その上から第2カバーを設置することでトッププレート全面を覆うことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2012-57901号公報
特開2021-188838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、ガスレンジマットは、ガスレンジ周りの非常に高温の場所で使用されることから、高い耐熱性が要求され、金属箔、不撚紙、ガラス繊維等の不透明または透明性の低い半透明の素材から形成されている。
【0010】
このため、特許文献1のようなガスレンジマットをガスレンジのトッププレートに設置する場合、ガスレンジマットを載せた状態で開口予定部とガスバーナーのバーナーリングとの位置合わせを行う必要があり、この場合、ガスバーナーが隠れてしまってその位置が視認できず、ガスバーナーと開口予定部の特定の切断予定線との正確な位置合わせが難しいときがある。
したがって、位置合わせに手間や時間がかかったり、位置の合っていない切断予定線を誤ってカットしてしまい、ガスレンジマットが使えなくなってしまうなどして、不便であった。
(【0011】以降は省略されています)

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