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公開番号
2025092411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2024174678
出願日
2024-10-04
発明の名称
レシーバ回路及びその動作方法
出願人
エスケーハイニックス株式会社
,
SK hynix Inc.
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
H04L
25/03 20060101AFI20250612BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】トレーニング動作でのシンボル間干渉の確認結果に応じてノーマル動作で適用される等化機能を調整する。
【解決手段】レシーバ回路1は、トレーニングモードで確認した結果に応じて第1のイネーブル信号EN1の活性化可否を決定し、該信号の活性化区間でのみ動作し、第1の受信ノーマル信号RV_NM1_t0の1番目の以前受信値RV_NM1_t1に基づき現在受信値RV_NM1_t0に対する直接的なキャリブレーションを介して第1の受信ノーマル信号に対する1番目のポスト-カーソル成分を除去する第1の決定フィードバック等化器103及び第1のイネーブル信号が活性化状態である場合、第1の受信ノーマル信号の2番目乃至N番目の以前受信値RV_NM1_t2:tNが有するパターンにより駆動力を調整し、第1の受信ノーマル信号に対する2番目~N番目のポスト-カーソル成分を除去する第2の決定フィードバック等化器104を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トレーニングモードで第1のパッドを介して印加される第1の入力パターン信号をトレーニング基準レベルによって第1の受信パターン信号として受信し、前記トレーニングモードの脱出以後に進入するノーマルモードで前記第1のパッドを介して印加される第1の入力ノーマル信号をノーマル基準レベルによって第1の受信ノーマル信号として受信する第1の入力部と、
前記トレーニングモードで前記第1の受信パターン信号の値を確認した結果に応じて第1のイネーブル信号の活性化可否を決定する第1のイネーブル制御部と、
前記第1のイネーブル信号の活性化区間でのみ動作し、前記第1の受信ノーマル信号の1番目の以前(post)受信値に基づいて現在受信値に対する直接的なキャリブレーション(calibration)を介して前記第1の受信ノーマル信号に対する1番目のポスト-カーソル(post-cursor)成分を除去する第1の決定フィードバック等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)と、
前記第1のイネーブル信号が活性化状態である場合、前記第1の受信ノーマル信号の2番目ないしN番目の以前受信値が有するパターンによって現在受信値が印加される第1の入力トランジスタの駆動力を調整し、前記第1の受信ノーマル信号に対する2番目からN番目までのポスト-カーソル成分を除去する第2の決定フィードバック等化器と、
を備え、
Nは、2以上の自然数であるレシーバ回路。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記第2の決定フィードバック等化器は、
前記第1のイネーブル信号が不活性化状態である場合、前記第1の受信ノーマル信号の1番目ないしN番目の以前受信値が有するパターンによって現在受信値が印加される第1の入力トランジスタの駆動力を調整し、前記第1の受信ノーマル信号に対する1番目からN番目までのポスト-カーソル成分を除去する請求項1に記載のレシーバ回路。
【請求項3】
前記第1のイネーブル制御部は、
前記トレーニングモードに進入することに応答して前記第1のイネーブル信号を活性化させた後、前記トレーニングモードの進入区間の間、前記第1の受信パターン信号の値が予定されたパターン値と確認されることに応答して前記第1のイネーブル信号を不活性化させる請求項2に記載のレシーバ回路。
【請求項4】
前記トレーニングモードで第2のパッドを介して印加される第2の入力パターン信号を前記トレーニング基準レベルによって第2の受信パターン信号として受信し、前記ノーマルモードで前記第2のパッドを介して印加される第2の入力ノーマル信号を前記ノーマル基準レベルによって第2の受信ノーマル信号として受信する第2の入力部と、
前記トレーニングモードで前記第2の受信パターン信号の値を確認した結果に応じて前記第2のイネーブル信号の活性化可否を決定する第2のイネーブル制御部と、
前記第2のイネーブル信号の活性化区間でのみ動作し、前記第2の受信ノーマル信号の1番目の以前受信値に基づいて現在受信値に対する直接的なキャリブレーションを介して前記第2の受信ノーマル信号に対する1番目のポスト-カーソル成分を除去する第3の決定フィードバック等化器と、
前記第2のイネーブル信号が活性化状態である場合、前記第2の受信ノーマル信号の2番目ないしN番目の以前受信値が有するパターンによって現在受信値が印加される第2の入力トランジスタの駆動力を調整し、前記第2の受信ノーマル信号に対する2番目からN番目までのポスト-カーソル成分を除去する第4の決定フィードバック等化器と、
をさらに備える請求項2に記載のレシーバ回路。
【請求項5】
前記第4の決定フィードバック等化器は、
前記第2のイネーブル信号が不活性化状態である場合、前記第2の受信ノーマル信号の1番目ないしN番目の以前受信値が有するパターンによって現在受信値が印加される前記第2の入力トランジスタの駆動力を調整し、前記第2の受信ノーマル信号に対する1番目からN番目までのポスト-カーソル成分を除去する請求項4に記載のレシーバ回路。
【請求項6】
前記第2のイネーブル制御部は、
前記トレーニングモードに進入することに応答して前記第2のイネーブル信号を活性化させた後、前記トレーニングモードの進入区間の間、前記第2の受信パターン信号の値が前記予定されたパターン値と確認されることに応答して前記第2のイネーブル信号を不活性化させる請求項5に記載のレシーバ回路。
【請求項7】
前記第1及び第2の入力パターン信号の各々は、前記トレーニングモードの第1の区間で第1のパターンに設定されて前記第1及び第2のパッドの各々を介して並列に印加され、続く前記トレーニングモードの第2の区間で前記第1のパターンとは異なる第2のパターンに設定されて前記第1及び第2のパッドの各々を介して並列に印加され、
前記トレーニングモードの第1の区間で前記第1及び第2の入力部の各々は、前記第1及び第2の入力パターン信号の各々を第1のトレーニング基準レベルによって前記第1及び第2の受信パターン信号の各々として受信し、
前記トレーニングモードの第2の区間で前記第1及び第2の入力部の各々は、前記第1及び第2の入力パターン信号の各々を前記第1のトレーニング基準レベルとは異なる第2のトレーニング基準レベルによって前記第1及び第2の受信パターン信号の各々として受信する請求項5に記載のレシーバ回路。
【請求項8】
前記第1のパターンは、複数の「0」値の間に少なくとも1個の「1」値が含まれるパターンであり、
前記第2のパターンは、複数の「1」値の間に少なくとも1個の「0」値が含まれるパターンであり、
前記第1のトレーニング基準レベルは、前記ノーマル基準レベルより予定されたレベルだけ高いレベルを有し、
前記第2のトレーニング基準レベルは、前記ノーマル基準レベルより前記予定されたレベルだけ低いレベルを有する請求項7に記載のレシーバ回路。
【請求項9】
前記第1のイネーブル制御部は、
前記トレーニングモードに進入することに応答して前記第1のイネーブル信号を活性化させた後、前記トレーニングモードの第1の区間で前記第1の受信パターン信号に含まれた「1」値の個数をカウンティングした値と、前記トレーニングモードの第2の区間で前記第1の受信パターン信号の「0」値の個数をカウンティングした値とを加えた第1の確認個数が予定された個数である場合、前記第1のイネーブル信号を不活性化させる請求項8に記載のレシーバ回路。
【請求項10】
前記第2のイネーブル制御部は、
前記トレーニングモードに進入することに応答して前記第2のイネーブル信号を活性化させた後、前記トレーニングモードの第1の区間で前記第2の受信パターン信号に含まれた「1」値の個数をカウンティングした値と、前記トレーニングモードの第2の区間で前記第2の受信パターン信号の「0」値の個数をカウンティングした値とを加えた第2の確認個数が前記予定された個数である場合、前記第2のイネーブル信号を不活性化させる請求項9に記載のレシーバ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体回路に関し、具体的に、等化機能を有するレシーバ回路及びその動作方法に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子装置は、多くの電子構成要素を含んでおり、そのうち、コンピュータシステムは、半導体から構成された多くの半導体装置を含むことができる。半導体を利用して実現される種々の半導体装置のうち、メモリシステム(memory system)を格納媒体として使用する装置、例えば、デジタルカメラとスマートフォン及びタブレットPCなどのような移動型デジタル電子装置では、データを格納するために揮発性メモリ装置(Volatile memory device)と不揮発性メモリ装置(Non volatile memory device)とを備えることができる。揮発性メモリ装置は、電源供給が遮断されれば、格納していたデータが消滅されるメモリ装置である。揮発性メモリ装置には、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)などがある。不揮発性メモリ装置は、電源供給が遮断されても、格納していたデータが維持されるメモリ装置である。不揮発性メモリ装置には、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Electrically Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ装置(Flash Memory Device)、PRAM(Phase-change RAM)、MRAM(Magnetic RAM)、RRAM(登録商標)(Resistive RAM)、FRAM(登録商標)(Ferroelectric RAM)などがある。フラッシュメモリは、大別して、NORフラッシュメモリとNANDフラッシュメモリとに区分されることができる。
【0003】
このようなメモリ装置は、クロック信号とデータとを送信及び受信して互いに通信することができる。メモリ装置は、データバスのような信号バスを介してデータに対応する情報を有する信号を送信できる。メモリ装置は、信号バスを介して信号を送信するために信号送信回路を備えることができ、信号送信回路は、信号バスを介してアナログ電圧を送信することによって信号を送信できる。一般に、信号送信回路は、ハイロジックレベルに対応するアナログ電圧及びローロジックレベルに対応するアナログ電圧を送信できる。
【0004】
メモリ装置に備えられた信号入出力インターフェースにおいてデータ信号は、チャネルを介して受信機に伝達されることができる。データレート(data rate)が増加するにつれてチャネル影響による干渉信号が増加し、信号品質の低下が問題になることがあり、悪化するSI(signal integrity)特性を改善するために、等化機能を使用している。等化機能を提供するいろいろな種類の等化器(equalizer)のうち1つである決定フィードバック等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)は干渉信号を相殺して、すなわち、シンボル間干渉(ISI:Inter-Symbol Interference)を誘発するポストカーソルを相殺してSI特性を改善できる。
【0005】
一方、DFEの等化機能のうち、ダイレクトフィードバック(Direct Feedback)方式を使用するDFEには、Current-summer DFEとGm-control DFEとがありうる。ここで、Current-summer DFEは、以前(post)に受信された信号の値を使用して現在受信される信号に対して直接的にキャリブレーション(calibration)を行う方式で等化機能を行うダイレクトフィードバックDFEを意味することができる。また、Gm-control DFEは、以前に受信された信号の値が有するパターンによって現在受信される信号が入力されるトランジスタの駆動力を調整する方式、すなわち、間接的な方式で等化機能を行うダイレクトフィードバックDFEを意味することができる。Current-summer DFEは、Gm-control DFEに比べて電流消費量が大きいが、より効果的に受信される信号のSI特性を改善できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、パワー-アップ(power-up)以後、ノーマル動作以前に行われるトレーニング動作を介して入力される信号に発生するシンボル間干渉(ISI:Inter-Symbol Interference)を確認し、確認結果に応じてノーマル動作で適用される等化機能を調整するレシーバ回路及びその動作方法を提供できる。
【0007】
本発明においてなそうとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していないさらに他の技術的課題は、下記の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態に係るレシーバ回路は、トレーニングモードで第1のパッドを介して印加される第1の入力パターン信号をトレーニング基準レベルによって第1の受信パターン信号として受信し、前記トレーニングモードの脱出以後に進入するノーマルモードで前記第1のパッドを介して印加される第1の入力ノーマル信号をノーマル基準レベルによって第1の受信ノーマル信号として受信する第1の入力部と、前記トレーニングモードで前記第1の受信パターン信号の値を確認した結果に応じて第1のイネーブル信号の活性化可否を決定する第1のイネーブル制御部と、前記第1のイネーブル信号の活性化区間でのみ動作し、前記第1の受信ノーマル信号の1番目の以前(post)受信値に基づいて現在受信値に対する直接的なキャリブレーション(calibration)を介して前記第1の受信ノーマル信号に対する1番目のポスト-カーソル(post-cursor)成分を除去する第1の決定フィードバック等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)と、前記第1のイネーブル信号が活性化状態である場合、前記第1の受信ノーマル信号の2番目ないしN番目の以前受信値が有するパターンによって現在受信値が印加される第1の入力トランジスタの駆動力を調整し、前記第1の受信ノーマル信号に対する2番目からN番目までのポスト-カーソル成分を除去する第2の決定フィードバック等化器とを備えることができる。
【0009】
本発明のさらに他の実施形態に係るレシーバ回路の動作方法は、トレーニングモードで第1のパッドを介して印加される第1の入力パターン信号をトレーニング基準レベルによって第1の受信パターン信号として受信し、前記トレーニングモードの脱出以後に進入するノーマルモードで前記第1のパッドを介して印加される第1の入力ノーマル信号をノーマル基準レベルによって第1の受信ノーマル信号として受信する第1の受信ステップと、前記第1の受信パターン信号の値を確認した結果に応じて第1のイネーブル信号の活性化可否を決定する第1のイネーブル制御ステップと、前記ノーマルモードで前記第1のイネーブル信号が活性化状態である場合、前記第1の受信ノーマル信号の、1番目の以前(post)受信値に基づいて現在受信値に対する直接的なキャリブレーション(calibration)を介して前記第1の受信ノーマル信号に対する1番目のポスト-カーソル(post-cursor)成分を除去した後、2番目ないしN番目の以前受信値が有するパターンによって現在受信値が印加される第1の入力トランジスタの駆動力を調整し、前記第1の受信ノーマル信号に対する2番目からN番目までのポスト-カーソル成分を除去するステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
本技術は、パワー-アップ(power-up)以後、ノーマル動作以前に行われるトレーニング動作を介して入力される信号に発生するシンボル間干渉(ISI:Inter-Symbol Interference)を確認し、確認結果に応じてノーマル動作で適用される等化機能を調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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