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公開番号
2025091992
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207599
出願日
2023-12-08
発明の名称
半導体装置及びそれを備えた半導体システム
出願人
ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人
個人
主分類
H03K
19/00 20060101AFI20250612BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】低消費電力化を実現することが可能な半導体装置及びそれを備えた半導体システムを提供すること。
【解決手段】本開示にかかる半導体装置は、電源電圧が供給される第1電源電圧ラインと、第2電源電圧ラインと、第1電源電圧ラインと第2電源電圧ラインとの間に設けられた第1インピーダンス素子と、基準電圧が供給される第1基準電圧ラインと、第2基準電圧ラインと、第1基準電圧ラインと第2基準電圧ラインとの間に設けられた第2インピーダンス素子と、第2電源電圧ラインと第2基準電圧ラインとの間に設けられ、入力信号に対して所定の処理を行う電子回路と、第2電源電圧ラインと第2基準電圧ラインとの間に直列に設けられ、且つ、それぞれゲートがドレインに接続された、PチャネルMOSトランジスタである第1トランジスタ、及び、NチャネルMOSトランジスタである第2トランジスタと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電源電圧が供給される第1電源電圧ラインと、
第2電源電圧ラインと、
前記第1電源電圧ラインと前記第2電源電圧ラインとの間に設けられた第1インピーダンス素子と、
基準電圧が供給される第1基準電圧ラインと、
第2基準電圧ラインと、
前記第1基準電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に設けられた第2インピーダンス素子と、
前記第2電源電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に設けられ、入力信号に対して所定の処理を行う電子回路と、
前記第2電源電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に直列に設けられ、且つ、それぞれゲートがドレインに接続された、PチャネルMOSトランジスタである第1トランジスタ、及び、NチャネルMOSトランジスタである第2トランジスタと、
を備えた、
半導体装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記第1インピーダンス素子及び前記第2インピーダンス素子は、何れも抵抗素子である、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1インピーダンス素子は、第1擬似インダクタンス回路によって構成され、
前記第1擬似インダクタンス回路は、
前記第1電源電圧ラインと前記第2電源電圧ラインとの間に設けられたPチャネルMOSトランジスタである第1上側トランジスタと、
前記第1上側トランジスタのゲートと、前記第1基準電圧ラインと、の間に設けられた、第1上側容量素子と、
前記第1電源電圧ラインと前記第1上側トランジスタのゲートとの間に設けられ、ゲートが前記第2電源電圧ラインに接続されたNチャネルMOSトランジスタである第2上側トランジスタと、
前記第2上側トランジスタのソースと、前記第1基準電圧ラインと、の間に設けられたNチャネルMOSトランジスタである第3上側トランジスタと、
前記第1電源電圧ラインと前記第3上側トランジスタのゲートとの間に設けられた第1上側抵抗素子と、
前記第3上側トランジスタのゲートと前記第1基準電圧ラインとの間に設けられ、ゲートが前記第3上側トランジスタのゲートに接続されたNチャネルMOSトランジスタである第4上側トランジスタと、
を有し、
前記第2インピーダンス素子は、第2擬似インダクタンス回路によって構成され、
前記第2擬似インダクタンス回路は、
前記第1基準電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に設けられたNチャネルMOSトランジスタである第1下側トランジスタと、
前記第1下側トランジスタのゲートと、前記第1電源電圧ラインと、の間に設けられた、第1下側容量素子と、
前記第1基準電圧ラインと前記第1下側トランジスタのゲートとの間に設けられ、ゲートが前記第2基準電圧ラインに接続されたPチャネルMOSトランジスタである第2下側トランジスタと、
前記第2下側トランジスタのソースと、前記第1電源電圧ラインと、の間に設けられたPチャネルMOSトランジスタである第3下側トランジスタと、
前記第1基準電圧ラインと前記第3下側トランジスタのゲートとの間に設けられた第1下側抵抗素子と、
前記第3下側トランジスタのゲートと前記第1電源電圧ラインとの間に設けられ、ゲートが前記第3下側トランジスタのゲートに接続されたPチャネルMOSトランジスタである第4下側トランジスタと、
を有する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1トランジスタでは、ソース及びバックゲートが前記第2電源電圧ラインに接続され、且つ、ゲート及びドレインが第2トランジスタのゲート及びドレインに接続され、
前記第2トランジスタでは、ソース及びバックゲートが前記第2基準電圧ラインに接続されている、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記電子回路に設けられた各PチャネルMOSトランジスタのバックゲートは、前記第2電源電圧ラインに接続され、
前記電子回路に設けられた各NチャネルMOSトランジスタのバックゲートは、前記第2基準電圧ラインに接続されている、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記電子回路に設けられた複数のPチャネルMOSトランジスタの一部のバックゲートは、前記第1電源電圧ラインに接続され、
前記電子回路に設けられた複数のNチャネルMOSトランジスタの一部のバックゲートは、前記第1基準電圧ラインに接続されている、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記電子回路に設けられた複数のPチャネルMOSトランジスタの全てのバックゲートは、前記第1電源電圧ラインに接続され、
前記電子回路に設けられた複数のNチャネルMOSトランジスタの全てのバックゲートは、前記第1基準電圧ラインに接続されている、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
請求項1に記載の半導体装置と、
前記第1及び前記第2トランジスタのそれぞれのゲートと、前記第1及び前記第2トランジスタのそれぞれのドレインと、の間に設けられた水晶発振子と、
前記水晶発振子の一端及び他端のそれぞれと、基準電圧端子と、の間に設けられた第1及び第2容量素子と、
を備えた半導体システムであって、
前記半導体装置は、
前記水晶発振子と並列に設けられた帰還抵抗と、
前記第1及び前記第2トランジスタのそれぞれのドレインの出力信号をドライブして出力するバッファと、
前記バッファの出力信号の反転信号を前記電子回路に供給されるクロック信号として出力するインバータと、
をさらに備えた、半導体システム。
【請求項9】
前記バッファは、シュミットバッファである、
請求項8に記載の半導体システム。
【請求項10】
車両に搭載されたキーレスエントリーシステムに適用される、
請求項8に記載の半導体システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置及びそれを備えた半導体システムに関し、例えば、低消費電力化を実現するのに適した半導体装置及びそれを備えた半導体システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体システムの低消費電力化が求められている。特に近年では、例えば、車両に搭載されたキーレスエントリーシステムや、車両に搭載された警報システムなどの、待機時の低消費電力化が求められている。即ち、近年では、半導体システム及びそれに搭載された半導体装置の待機時の低消費電力化が求められている。キーレスエントリーシステムに関する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-332705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、半導体装置及びそれを備えた半導体システムには、待機時の低消費電力化が求められている。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示にかかる半導体装置は、電源電圧が供給される第1電源電圧ラインと、第2電源電圧ラインと、前記第1電源電圧ラインと前記第2電源電圧ラインとの間に設けられた第1インピーダンス素子と、基準電圧が供給される第1基準電圧ラインと、第2基準電圧ラインと、前記第1基準電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に設けられた第2インピーダンス素子と、前記第2電源電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に設けられ、入力信号に対して所定の処理を行う電子回路と、前記第2電源電圧ラインと前記第2基準電圧ラインとの間に直列に設けられ、且つ、それぞれゲートがドレインに接続された、PチャネルMOSトランジスタである第1トランジスタ、及び、NチャネルMOSトランジスタである第2トランジスタと、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示は、低消費電力化を実現することが可能な半導体装置及びそれを備えた半導体システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置の構成例を示す図である。
図2は、図1に示す半導体装置の動作を示す波形図である。
図3は、実施の形態2にかかる半導体装置の構成例を示す図である。
図4は、実施の形態3にかかる半導体システムの構成例を示す図である。
図5は、比較例の半導体システムにおけるEYE開口のシミュレーション結果を示す図である。
図6は、図4に示す半導体システムにおけるEYE開口のシミュレーション結果を示す図である。
図7は、実施の形態4にかかる半導体システムの構成例を示す図である。
図8は、図7に示す半導体システムに設けられた第1の擬似インピーダンス回路の具体的な構成例を示す図である。
図9は、図7に示す半導体システムに設けられた第2の擬似インピーダンス回路の具体的な構成例を示す図である。
図10は、図7に示す半導体システムにおけるEYE開口のシミュレーション結果を示す図である。
図11は、電源電圧VDDにノイズが印加された場合における、図7に示す半導体システムのAC解析結果を示す図である。
図12は、図7に示す半導体システムの変形例を示す図である。
図13は、事前検討された半導体装置の構成例を示す図である。
図14は、図13に示す半導体装置の動作を示す波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明する。ただし、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0010】
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
(【0011】以降は省略されています)
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