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公開番号
2025091907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207447
出願日
2023-12-08
発明の名称
化粧料組成物
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/58 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】化粧崩れを抑制することができる、静置時に相分離する化粧料組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、(A)被膜剤、(B)特定の粉末、(C)油分、および(D)水を含んでなり、(C)成分が、(C1)不揮発性油分を含んでなり、(C1)成分の配合量が、(C)成分の総量に対して、55~100質量%である、静置時に相分離する化粧料組成物を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)被膜剤、
(B)酸化亜鉛およびシリカからなる群から選択される粉末、
(C)油分、および
(D)水
を含んでなり、
(C)成分が、(C1)不揮発性油分を含んでなり、
(C1)成分の配合量が、(C)成分の総量に対して、60~100質量%である、静置時に相分離する化粧料組成物。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
(A)成分が、シリコーン系被膜剤または炭化水素系樹脂である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
(A)成分の配合量が、前記組成物の総量に対して、0.05~10質量%である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
(B)成分が、酸化亜鉛である、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
(B)成分の配合量が、前記組成物の総量に対して、0.05~10質量%である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
仕上げ化粧料組成物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の組成物をディスペンサー型容器に充填されてなる化粧料。
【請求項8】
前記組成物がミスト状に噴出される、請求項7に記載の化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、静置時に相分離する化粧料組成物、およびディスペンサー型容器に充填されてなる化粧料に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
静置時に相分離する化粧料は、複数相を有するという外観上の特徴から、外観の審美性を目的とした化粧料としても使用されている。また、静置時に相分離しているため、その各相に適した化粧料成分を安定に配合できるという利点があるため、求められる機能を各相に振り分けることができるという利点がある。
相分離する化粧料は、一般に、使用時に振とうにより乳化状態にさせる。使用後に、静置によりもとの分離状態とするような相変化を起こさせる必要がある。
【0003】
このような相分離する化粧料は、化粧崩れを防いで、ファンデーション等のメイクアップ化粧料の化粧もちを高めるために、化粧を施した顔の上から、塗布して使用する仕上げ化粧料としても用いられている。この仕上げ化粧料は、皮脂を吸着したり、肌を乾燥から守ったり、花粉、ほこり等の外的要因から肌を守ったり、衣服等に化粧を移りにくくするような機能を使用者に訴求している。
皮脂による化粧崩れを抑制するために、被膜剤または粉末のいずれかが配合されることが提案されている。例えば、特許文献1では、被膜剤が配合された多層型メイクアップ保護化粧料が提案されており、揮発性油分を特定量配合することで、乾きを早くし、使用性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2020/175398
【発明の概要】
【0005】
化粧崩れをより効果的に抑制するために、相分離する化粧料に被膜剤と粉末とを共に配合しようとすると、特に界面での安定性の維持が困難な場合がある。本発明者らは、驚くべきことに、特定量の不揮発性油分を配合することで、相分離する化粧料組成物に、被膜剤と粉末とを共に安定的に配合できることを見出した。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1](A)被膜剤、
(B)酸化亜鉛およびシリカからなる群から選択される粉末、
(C)油分、および
(D)水
を含んでなり、
(C)成分が、(C1)不揮発性油分を含んでなり、
(C1)成分の配合量が、(C)成分の総量に対して、60~100質量%である、静置時に相分離する化粧料組成物。
[2](A)成分が、シリコーン系被膜剤または炭化水素系樹脂である、[1]に記載の組成物。
[3](A)成分の配合量が、前記組成物の総量に対して、0.05~10質量%である、[1]または[2]に記載の組成物。
[4](B)成分が、酸化亜鉛である、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5](B)成分の配合量が、前記組成物の総量に対して、0.05~10質量%である、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]仕上げ化粧料組成物である、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7][1]~[6]のいずれかに記載の組成物をディスペンサー型容器に充填されてなる化粧料。
[8]前記組成物がミスト状に噴出される、[7]に記載の化粧料。
【0007】
本発明による静置時に相分離する化粧料組成物は、振とうにより均一な乳化状態を形成させることができ、かつ、静置時に安定的な界面を維持することができる。さらに、本発明による化粧料組成物は、化粧の上から適用する際に、皮脂を抑制し、こすれにも耐性があり、化粧崩れを効果的に抑制することができる。さらに、本発明による化粧料組成物は、噴霧使用時に細かな霧状態を形成することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明は、(A)被膜剤、(B)酸化亜鉛およびシリカからなる群から選択される粉末、(C)油分、および(D)水を含んでなる、静置時に相分離する化粧料組成物であり、(C)成分が、(C1)不揮発性油分を含んでなり、(C1)成分の配合量が、(C)成分の総量に対して、60~100質量%である。
本発明による組成物は、静置時に相分離する化粧料組成物であり、静置時に2相以上であってよいが、好ましくは2相または3相であり、より好ましくは3相であり、この場合、典型的には静置時に上から油相、水相、粉末相の順になる。相分離することにより、各相に見合った化粧料成分、特に有効成分を安定的に配合することができる。また、外観の審美性に優れることは、使用者の高揚感や積極性の向上等にもつながるため好ましい。
相分離された状態の組成物は、使用前に振とうすることにより、乳化させて用いることが好ましい。本発明の好ましい一形態において、振とうすることにより、分離されていた油相と水相と粉末相とが全体に均一に分散して全体が一相状態となり、その後静置することにより、再度分離する。
【0009】
本発明による組成物は、好ましくは仕上げ化粧料組成物である。
ここで、本発明において、仕上げ化粧料組成物とは、化粧の上から適用して、化粧にフィクサー機能を付与するものを意味し、肌に直接適用される下地化粧料や一般的なメーキャップ化粧料とは異なるものである。
具体的には、ファンデーション等のベースメイクや、アイシャドウ、チーク等のメイクアップを施した上に、仕上げ化粧料は適用される。本発明による好ましい形態において、本発明による仕上げ化粧料は、ファンデーションの上から適用される。
【0010】
(A)被膜剤
本発明による組成物は、(A)被膜剤を含んでなる。(A)成分としては、化粧料に配合しうるものであれば特に限定されないが、好ましくは油溶性被膜剤である。
(A)成分として、例えば、ウレタン系被膜剤、アクリル系被膜剤、ビニル系被膜剤、炭化水素系樹脂、シリコーン系被膜剤が挙げられ、好ましくは炭化水素系樹脂またはシリコーン系被膜剤である。
炭化水素系樹脂としては、例えば、ポリイソブテンが挙げられる。
シリコーン系被膜剤としては、シリコーン樹脂、アミノ変性シリコーン樹脂、フッ素変性シリコーン樹脂、シリコーンレジンガム、シリコーンワックスが挙げられ、具体的には、トリメチルシロキシケイ酸、アミノプロピルジメチコン、(トリメチルシロキシケイ酸/ジメチコノール)クロスポリマー、トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー、(アクリル酸/メタクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、(アクリル酸/メタクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、トリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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