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公開番号
2025114521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025010658
出願日
2025-01-24
発明の名称
AGEs分解剤
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/9789 20170101AFI20250729BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】AGEs分解剤を提供する。
【解決手段】ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキス、N-アセチルノイラミン酸、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキス、サフラン(Crocus sativus L.)エキス、代々花(Citrus aurantium L.)粉、ニコチンアミドモノヌクレオチド、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキス、サッカロミセス溶解質エキス液、カルシニン(Carboxycarnosine)、ツバキ(Camellia japonica)種子エキス、サイコ(Bupleurum falcatum)エキス、ニオイイリス(Iris Florentina L.)根エキスからなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする、新規AGEs分解剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキス、N-アセチルノイラミン酸、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキス、サフラン(Crocus sativus L.)エキス、代々花(Citrus aurantium L.)粉、ニコチンアミドモノヌクレオチド、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキス、サッカロミセス溶解質エキス液、カルシニン、ツバキ(Camellia japonica)種子エキス、サイコ(Bupleurum falcatum)エキス、イリス(Iris Florentina L.)根エキスからなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする、AGEs分解剤。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
質量%で、ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、N-アセチルノイラミン酸を有効成分とするとき、その濃度は0.1~1.0%であり、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、サフラン(Crocus sativus L.)エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、代々花(Citrus aurantium L.)粉を有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、ニコチンアミドモノヌクレオチドを有効成分とするとき、その濃度は0.1~1.0%であり、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、サッカロミセス溶解質エキス液を有効成分とするとき、その濃度は0.01~1.0%であり、カルシニンを有効成分とするとき、その濃度は0.5~1.0%であり、ツバキ(Camellia japonica)種子エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、サイコ(Bupleurum falcatum)エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.2~1.0%であり、イリス(Iris Florentina L.)根エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.1~1.0%である、請求項1に記載するAGEs分解剤。
【請求項3】
抗糖化作用を有する化粧品または食品を製造するための、請求項1に記載するAGEs分解剤の使用。
【請求項4】
ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキス、N-アセチルノイラミン酸、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキス、サフラン(Crocus sativus L.)エキス、代々花(Citrus aurantium L.)粉、ニコチンアミドモノヌクレオチド、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキス、サッカロミセス溶解質エキス液、カルシニン、ツバキ(Camellia japonica)種子エキス、サイコ(Bupleurum falcatum)エキス、ニオイイリス(Iris Florentina L.)根エキスからなる群から選択される少なくとも1種を、AGEs分解剤としての使用。
【請求項5】
ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキス、N-アセチルノイラミン酸、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキス、サフラン(Crocus sativus L.)エキス、代々花(Citrus aurantium L.)粉、ニコチンアミドモノヌクレオチド、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキス、サッカロミセス溶解質エキス液、カルシニン、ツバキ(Camellia japonica)種子エキス、サイコ(Bupleurum falcatum)エキス、ニオイイリス(Iris Florentina L.)根エキスからなる群から選択される少なくとも1種をAGEs分解剤とした、抗糖化作用を有する化粧品または食品の製造における使用。
【請求項6】
請求項1または2に記載するAGEs分解剤を含有することを特徴とする、抗糖化作用を有する化粧品。
【請求項7】
請求項1または2に記載するAGEs分解剤を含有することを特徴とする、抗糖化作用を有する食品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規AGEs分解剤、この新規AGEs分解剤を含有する、抗糖化作用を有する化粧品および/または抗糖化作用を有する食品に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
生体内における酸化反応および糖化反応は、細胞および組織に悪影響を及ぼすことが知られている。特に、酸化反応または糖化反応を受けたタンパク質、すなわち酸化タンパク質または糖化タンパク質は、その生成および蓄積が、糖尿病合併症、アルツハイマー病、白内障、動脈硬化等の疾病、ならびに皮膚等の組織の老化および機能低下の原因となっている。このことから、前記酸化タンパク質および前記糖化タンパク質は、傷害タンパク質と呼ばれている。特に、糖によるタンパク質の非酵素的な付加反応の結果生じる最終産物AGEs(advanced glycation end products:終末糖化産物)の蓄積が問題視される。
【0003】
通常、これらの傷害タンパク質は、プロテアーゼ、および酸化タンパク質分解酵素(Oxidized Protein Hydrolase、以下、「OPH」という)等のタンパク質分解酵素により分解除去されるが、これらの酵素は、加齢と共に低下する。そのため、前記酵素の活性を増強させることによって、前記疾病、前記組織の老化および組織の機能低下を治療および予防することに期待が寄せられている。
【0004】
従来の技術には、前記プロテアーゼを活性化する物質は、大豆サポニン、ケール抽出物、シリビン、シラン化合物およびアヤメ抽出物等であることが開示されている(特許文献1~5)。他方、前記OPHは、セリンプロテアーゼの一種であり、それを活性化する物質は、ローマカミツレ、ドクダミ、セイヨウサンザシおよびブドウ等であることが知られている(特許文献6)。然しながら、近年AGEsを効率よく分解できる新しい分解剤が必要となっている。
【0005】
従来の技術文献
特許文献
特許文献1:特開2002-179592号公報
特許文献2:特許第4255432号公報
特許文献3:特開2008-308505号公報
特許文献4:特開2004-91398号公報
特許文献5:特開2007-99650号公報
特許文献6:WO2011/004733
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的その一は、新規AGEs分解剤を提供することであり、目的その二は、この新規AGEs分解剤を含有する、抗糖化作用を有する化粧品および/または抗糖化作用を有する食品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、AGEs分解作用を有する新規AGEs分解剤を探し求めるため、大量の試験を行った。結果、ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキス、N-アセチルノイラミン酸(NANA,Acetylneuraminic acid)、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキス、サフラン(Crocus sativus L.)エキス、代々花(Citrus aurantium L.)粉、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN,Nicotinamide mononucleotide)、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキス、サッカロミセス溶解質エキス液、カルシニン(Carboxycarnosine)、ツバキ(Camellia japonica)種子エキス、サイコ(Bupleurum falcatum)エキス、イリス(Iris Florentina L.)根エキスからなる群から選択される少なくとも1種がAGEs分解作用を有し、AGEs分解剤として機能できること、そのために抗糖化作用を有する化粧品および/または食品に用いられることを見出し、したがって、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は以下の技術案を提供する。
【0009】
技術案1:ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキス、N-アセチルノイラミン酸(NANA,Acetylneuraminic acid)、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキス、サフラン(Crocus sativus L.)エキス、代々花(Citrus aurantium L.)粉、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN,Nicotinamide mononucleotide)、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキス、サッカロミセス溶解質エキス液、カルシニン(Carboxycarnosine)、ツバキ(Camellia japonica)種子エキス、サイコ(Bupleurum falcatum)エキス、イリス(Iris Florentina L.)根エキスからなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする、AGEs分解剤。
【0010】
技術案2:質量%で、ローズ(Rose rugosa cv.Plena)エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、N-アセチルノイラミン酸(NANA,Acetylneuraminic acid)を有効成分とするとき、その濃度は0.1~1.0%であり、茶樹(Camellia sinensis(L.)O.Kuntze)花エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、サフラン(Crocus sativus L.)エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、代々花(Citrus aurantium L.)粉を有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN,Nicotinamide mononucleotide)を有効成分とするとき、その濃度は0.1~1.0%であり、デンドロビウム(Dendrobium officinale Kimura et Migo)花エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、サッカロミセス溶解質エキス液を有効成分とするとき、その濃度は0.01~1.0%であり、カルシニン(Carboxycarnosine)を有効成分とするとき、その濃度は0.5~1.0%であり、ツバキ(Camellia japonica)種子エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.005~1.0%であり、サイコ(Bupleurum falcatum)エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.2~1.0%であり、イリス(Iris Florentina L.)根エキスを有効成分とするとき、その濃度は0.1~1.0%である、技術案1に記載するAGEs分解剤。
(【0011】以降は省略されています)
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