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公開番号2025121258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016596
出願日2024-02-06
発明の名称ソフトフォーカス剤及び角層柔軟剤
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/37 20060101AFI20250812BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新規なソフトフォーカス剤を提供する。
【解決手段】皮膚用のソフトフォーカス剤であって、ソフトフォーカス剤が、成分Xと成分Yと成分Zとから合成されたエステルを有効成分として含み、又は当該エステルからなり、成分Xが、炭素数2~8の二価アルコールから選ばれる少なくとも1種であり、成分Yが、炭素数2~10の二価カルボン酸から選ばれる少なくとも1種であり、かつ成分Zが、2つ以上のカルボキシ基を有する炭素数4~6のヒドロキシカルボン酸から選ばれる少なくとも1種である、ソフトフォーカス剤。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
皮膚用のソフトフォーカス剤であって、
前記ソフトフォーカス剤が、成分Xと成分Yと成分Zとから合成されたエステルを有効成分として含み、又は前記エステルからなり、
前記成分Xが、炭素数2~8の二価アルコールから選ばれる少なくとも1種であり、
前記成分Yが、炭素数2~10の二価カルボン酸から選ばれる少なくとも1種であり、かつ
前記成分Zが、2つ以上のカルボキシ基を有する炭素数4~6のヒドロキシカルボン酸から選ばれる少なくとも1種である、
ソフトフォーカス剤。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記成分Xが、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,2-オクタンジオール、及び1,6-オクタンジオールからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のソフトフォーカス剤。
【請求項3】
前記成分Yが、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、及びアゼライン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のソフトフォーカス剤。
【請求項4】
前記成分Zが、リンゴ酸、酒石酸、及びクエン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のソフトフォーカス剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のソフトフォーカス剤を含む、化粧料組成物。
【請求項6】
皮膚用の角層柔軟剤であって、
前記角層柔軟剤が、成分Xと成分Yと成分Zとから合成されたエステルを有効成分として含み、又は前記エステルからなり、
前記成分Xが、炭素数2~8の二価アルコールから選ばれる少なくとも1種であり、
前記成分Yが、炭素数2~10の二価カルボン酸から選ばれる少なくとも1種であり、かつ
前記成分Zが、2つ以上のカルボキシ基を有する炭素数4~6のヒドロキシカルボン酸から選ばれる少なくとも1種である、
角層柔軟剤。
【請求項7】
前記成分Xが、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,2-オクタンジオール、及び1,6-オクタンジオールからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の角層柔軟剤。
【請求項8】
前記成分Yが、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、及びアゼライン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の角層柔軟剤。
【請求項9】
前記成分Zが、リンゴ酸、酒石酸、及びクエン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項6に記載の角層柔軟剤。
【請求項10】
請求項6~9のいずれか一項に記載の角層柔軟剤を含む、化粧料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[第1の本発明の技術分野]
第1の本発明は、皮膚用のソフトフォーカス剤に関する。
[第2の本発明の技術分野]
第2の本発明は、皮膚用の角層柔軟剤に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
[第1の本発明の背景技術]
ソフトフォーカス効果を有する化粧料として、例えば、特許文献1では、(A)表面に化学的に結合してなる突起物を有する球状シリコーン粒子、および、(B)ポリオルガノシロキサン、を含有することを特徴とする化粧料組成物が報告されている。
【0003】
また、特許文献2では、ソフトフォーカス剤として、ポリメチル/メタクリレート(PMMA)、シリカ、ハイブリッド顔料、例えば、アルミナ処理された雲母、二酸化チタン処理されたタルク、二酸化チタン処理された雲母、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、アルミナ、硫酸バリウム及び合成雲母が包含されるソフトフォーカス粉末、及びシリコーンエラストマーが開示されている(例えば、段落0041)。
【0004】
[第2の本発明の背景技術]
角層は、加齢に伴って硬くなってしまう傾向がある。角層の硬化によって、皮膚に亀裂が生じてしまうことがある。また、角層の硬化は皮膚のシワの原因にもなり得る。
【0005】
このため、皮膚の角層を柔らかく保つことが重要である。
【0006】
これまでに、例えば、特許文献3では、皮膚柔軟化効果を有する、特定の低分子量アセチル化ヒアルロン酸を主成分とする皮膚柔軟化剤が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-137953号公報
特表2008-521882号公報
特開平09-071602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
[第1の本発明の課題]
上述した特許文献1又は2に開示されているように、これまでのソフトフォーカス剤は、主に粉体を用いており、粉体からの反射光を多方向へ散乱させることでソフトフォーカス効果が得られているものが多い。
【0009】
第1の本発明の目的は、新規なソフトフォーカス剤を提供することである。
【0010】
[第2の本発明の課題]
皮膚用の角層柔軟剤に関する開発は、依然として必要とされている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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