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公開番号
2025105569
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2024229938
出願日
2024-12-26
発明の名称
抗酸化添加剤組成物及びその相乗的な抗酸化のための使用
出願人
株式会社 資生堂
,
チアンナン ユニバーシティ
,
シャンハイ バイオジング カンパニー,リミティド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/31 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、抗酸化添加剤組成物及びその相乗的な抗酸化のための使用に関する。
【解決手段】本発明の抗酸化組成物は、リコピン(a)と、フィトフルエン及びフィトエンを含むマルチヒドロリコピン(b)と、を含み、(a)と(b)との質量比が100:(5~80)である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
相乗的な抗酸化のための抗酸化組成物の使用であって、前記抗酸化組成物は、
リコピン(a)と、
フィトフルエン及びフィトエンを含むマルチヒドロリコピン(b)と、を含み、
(a)と(b)との質量比が100:(5~80)であることを特徴とする使用。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記組成物は、トマト由来の組成物であることを特徴とする請求項1に記載の使用。
【請求項3】
化粧品又は食品における使用であることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
【請求項4】
リコピン(a)と、
フィトフルエン及びフィトエンを含むマルチヒドロリコピン(b)と、
必要に応じて、1種又は複数種の担体成分(c)とからなり、
前記(a)と前記(b)との質量比が100:(5~80)であり、
前記(c)は、1種又は複数種の酸化不活性成分から選択されることを特徴とする抗酸化添加剤組成物。
【請求項5】
(a)と(b)との質量比が100:(5~35)であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
(a)と(b)との質量比が100:(12~28)であることを特徴とする請求項4又は5に記載の組成物。
【請求項7】
前記(c)が固体、半固体または液体の状態であることを特徴とする請求項4又は5に記載の組成物。
【請求項8】
請求項4又は5に記載の組成物の、相乗的な抗酸化のための使用。
【請求項9】
化粧品の製造における請求項4又は5に記載の組成物の使用。
【請求項10】
食品の製造における請求項4又は5に記載の組成物の使用。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗酸化添加剤組成物及びその相乗的な抗酸化のための使用に関し、化粧品及び食品分野に属す。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
カロテノイドは、分子内に40個の炭素を含有するイソペンテノイドポリマー、すなわちテトラテルペノイドであり、果物、野菜などの高等植物及び真菌、藻類に広く存在している。動物自体はカロテノイドを合成できず、食事から摂取できるだけである。カロテノイドは、8個のイソプレン単位が端から端までつながって形成される。分子内に多くの共役二重結合が存在するため、カロテノイドは通常、強力な抗酸化活性を持っている。代表的なカロテノイドは、リコピン、アスタキサンチン、ルテインなどである。
【0003】
リコピン(Lycopene、C
40
H
56
)はトマト、スイカ、グレープフルーツ、パパイヤなどの食物に主として存在し、その分子構造に11個の共役二重結合及び2個の非共役二重結合が含まれている。リコピンにはシス・トランス異性体が72種類ある。
【0004】
近年、高等植物や藻類などにおけるカロテノイドの合成中に、フィトエン(Phytoene、分子式C
40
H
64
)、フィトフルエン(Phytofluene、分子式C
40
H
62
)などの無色前駆体、通常マルチヒドロリコピン(Multi hydrogen lycopene(including but not limited of phytoene and phytofluene);カロテノイドの生合成における40炭素中間体である)と呼ばれるものが先に形成されることは見出された。分子構造では、フィトエンには共役二重結合が3つしかなく、フィトフルエンには共役二重結合が5つしかなく、他の有色カロテノイド(少なくとも7つの共役二重結合を含む)よりはるかに少ない。そのため、オレンジ色から赤色を呈する多数のカロテノイドと異なり、その最大吸収波長はそれぞれ、フィトエンがλmax=286nm、フィトフルエンがλmax=348nmであり、可視光領域(390nm~780nm)外である。そのため、マルチヒドロリコピンはほとんどのカロテノイドのオレンジ色から赤色を呈することができず、真の「色素」とは言えない。
【0005】
従来のリコピン抽出物の由来には、トマトなどの天然の食用果物や野菜を原料とする抽出、Blakeslea trisporaによる発酵、及び化学合成という3つの方法が含まれる。この3つの方法で得られるリコピン製品には、基本的にフィトエンやフィトフルエンは含まれていない。一方、ホワイトトマトパウダーやホワイトトマト種子油など、フィトエン、フィトフルエンを主要な機能性成分とする代表的な製品には、リコピンなどの有色カロテノイドが含まれず、それら製品におけるリコピンとマルチヒドロリコピンの割合が通常1:100以上である。
【0006】
例えば、特許文献1には、原料の水分量を20%~40%に制御し、エタノールを抽出剤として用いて分離・抽出を行うことで、フィトフルエン、フィトエンを含有する抽出物とリコピンを含有する抽出物をそれぞれ得る未完熟のトマトの資源化利用法が開示されており、水分量を調整してアルカロイドを除去した後、溶解度の相違を利用して分級抽出を行い、フィトフルエン、フィトエンを0.9~1.1%の量で含有する製品を得、残渣がリコピンの抽出に使用されることが記載されている。この特許文献の本質は、未完熟のトマトを原料とし、フィトフルエン及びフィトエンを含有する製品とリコピン含有抽出物をそれぞれ得ることである。
【0007】
また、リコピンとマルチヒドロリコピンの両方を含む組成物も報告されている。例えば、特許文献2には、(a)リコピンと、(b)フィトエン及びフィトフルエンと、(c)カルノシン酸を含む組成物が開示されている。同文献では、リコピンとカルノシン酸の相乗効果が検討されている。
【0008】
特許文献3には、プロリコピンと、許容される担体と、場合により、ニューロスポレン、フィトエン、フィトフルエン、ζ-カロテン、β-カロテン、トランスリコピン(Trans-lycopene)及びそれらの任意の組み合わせから選択される他のカロテノイドとを含む組成物が開示されている。この組成物は、向上した生物学的利用能と抗酸化ストレス活性を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
CN112120225A
CN112789052A
CN115697312A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
リコピン、マルチヒドロリコピンを含む従来の製品は、抗酸化活性にはまだ改善の余地があり、リコピンとマルチヒドロリコピンの相乗的な抗酸化効果も報告されていない。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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