TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025091568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206861
出願日2023-12-07
発明の名称回路装置およびドハティ増幅器
出願人住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H03F 1/02 20060101AFI20250612BHJP(基本電子回路)
要約【課題】伝送線路が長くなる場合でも小型化が可能なインピーダンス整合のための回路装置を提供する。
【解決手段】この回路装置は、トランジスタとのインピーダンス整合のための回路装置である。回路装置は、主面を有する基板と、主面上に設けられ、トランジスタの入力端子または出力端子に接続されてトランジスタとのインピーダンス整合を行う整合回路と、を備える。整合回路は、主面上において完結する、整合回路の内部配線としてのボンディングワイヤを有する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
トランジスタとのインピーダンス整合のための回路装置であって、
主面を有する基板と、
前記主面上に設けられ、前記トランジスタの入力端子または出力端子に接続されて前記トランジスタとのインピーダンス整合を行う整合回路と、
を備え、
前記整合回路は、前記主面上において完結する、前記整合回路の内部配線としてのボンディングワイヤを有する、回路装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ボンディングワイヤは、前記整合回路に含まれる他の要素を跨いでいる、請求項1に記載の回路装置。
【請求項3】
前記整合回路はフィルタを有し、
前記ボンディングワイヤは前記フィルタの一部を構成する、請求項1に記載の回路装置。
【請求項4】
前記フィルタはローパスフィルタであり、
前記ボンディングワイヤの第1端は前記ローパスフィルタの入力端に接続され、前記ボンディングワイヤの第2端は前記ローパスフィルタの出力端に接続されている、請求項3に記載の回路装置。
【請求項5】
前記フィルタはハイパスフィルタであり、
前記ボンディングワイヤは前記ハイパスフィルタに設けられるバイアス配線の一部を構成する、請求項3に記載の回路装置。
【請求項6】
前記整合回路は遅延ラインを有し、
前記ボンディングワイヤは前記遅延ラインの一部を構成する、請求項1に記載の回路装置。
【請求項7】
前記整合回路は伝送線路を有し、
前記ボンディングワイヤは伝送線路と直列に接続されている、請求項1に記載の回路装置。
【請求項8】
メイン増幅器およびピーク増幅器を備えるドハティ増幅器であって、
前記メイン増幅器は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回路装置である第1回路装置を有し、
前記ピーク増幅器は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回路装置である第2回路装置を有し、
前記第1回路装置は前記第2回路装置と第1方向に並んで配置され、
前記主面の法線方向から見た、前記第1回路装置の前記ボンディングワイヤの延在方向は、同方向から見た、前記第2回路装置の前記ボンディングワイヤの延在方向と交差している、ドハティ増幅器。
【請求項9】
前記第1回路装置の前記ボンディングワイヤおよび前記第2回路装置の前記ボンディングワイヤのうち一方のボンディングワイヤが前記第1方向に沿っており、
前記第1回路装置の前記ボンディングワイヤおよび前記第2回路装置の前記ボンディングワイヤのうち他方のボンディングワイヤが前記第1方向と交差する第2方向に沿っており、
前記一方のボンディングワイヤは、前記他方のボンディングワイヤ寄りの第1部分と、前記第1部分よりも前記他方のボンディングワイヤから離れている第2部分とを含み、
前記主面に対する前記第2部分の傾斜角は、前記主面に対する前記第1部分の傾斜角よりも大きい、請求項8に記載のドハティ増幅器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回路装置およびドハティ増幅器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、メイン増幅器およびピーク増幅器を備えるドハティ増幅器が開示されている。メイン増幅器およびピーク増幅器は、整合回路を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-092009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トランジスタの入力端子または出力端子に接続される、インピーダンス整合のための回路装置が知られている。この回路装置は、例えばフィルタおよび遅延ラインといった回路要素が基板上に形成されて成る。そして、この回路装置は、各回路要素内および回路要素間に伝送線路を含む。
【0005】
このような回路装置では、インピーダンス整合を考慮して伝送線路の長さが設定される。トランジスタのインピーダンスによっては、伝送線路が長くなる。その場合、基板上において伝送線路を敷設するための広い領域が必要になり、回路装置が大型化する要因となる。
【0006】
本開示は、伝送線路が長くなる場合でも小型化が可能なインピーダンス整合のための回路装置、およびその回路装置を備えるドハティ増幅器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示による回路装置は、トランジスタとのインピーダンス整合のための回路装置であって、主面を有する基板と、主面上に設けられ、トランジスタの入力端子または出力端子に接続されてトランジスタとのインピーダンス整合を行う整合回路と、を備える。整合回路は、主面上において完結する、整合回路の内部配線としてのボンディングワイヤを有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、伝送線路が長くなる場合でも小型化が可能なインピーダンス整合のための回路装置、およびその回路装置を備えるドハティ増幅器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施形態に係るドハティ増幅器を示す斜視図である。
図2は、ドハティ増幅器の主要部を示す斜視図である。
図3は、ドハティ増幅器の主要部を示す平面図である。
図4は、メイン増幅器の回路図である。
図5は、回路装置の平面図である。
図6は、回路装置の斜視図である。
図7は、回路装置の平面図である。
図8は、比較例に係る回路装置を示す平面図である。
図9は、比較例に係る回路装置を示す平面図である。
図10は、回路装置を備えるドハティ増幅器のメイン増幅器の構成を簡略化して示す図である。
図11の(a)部および(b)部それぞれは、メイン増幅器およびピーク増幅器を設計する際に用いられるスミスチャートである。
図12は、ドハティ増幅器を示す平面図である。
図13の(a)部~(f)部は、メイン増幅器の回路装置のボンディングワイヤの延在方向と、ピーク増幅器の回路装置のボンディングワイヤの延在方向との関係のバリエーションを模式的に示す図である。
図14は、ボンディングワイヤの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。[1]本開示の一側面による回路装置は、トランジスタとのインピーダンス整合のための回路装置であって、主面を有する基板と、主面上に設けられ、トランジスタの入力端子または出力端子に接続されてトランジスタとのインピーダンス整合を行う整合回路と、を備える。整合回路は、主面上において完結する、整合回路の内部配線としてのボンディングワイヤを有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電子式音響装置
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
1か月前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
23日前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
28日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
1か月前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
2か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
7日前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
2か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
1か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
7日前
株式会社コルグ
電源装置
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
パッケージ構造
15日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
27日前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
2日前
キヤノン株式会社
ADコンバータの補正手段
今日
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
回路装置
22日前
オムロン株式会社
ソリッドステートリレー
27日前
オプテックス株式会社
物体検知装置
2か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
3日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
24日前
住友電気工業株式会社
増幅回路
21日前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
22日前
住友電気工業株式会社
増幅回路
28日前
ローム株式会社
スイッチ回路
1か月前
ローム株式会社
AD変換装置
1か月前
続きを見る