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公開番号
2025091227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206381
出願日
2023-12-06
発明の名称
豚熱のブースターワクチン
出願人
株式会社微生物化学研究所
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A61K
39/12 20060101AFI20250611BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】豚において豚熱ウイルス(Classical Swine Fever Virus;CSFV)に対する免疫を付与または増強する技術を提供する。
【解決手段】CSFVに対する生ワクチンを接種済の豚にCSFV E2サブユニットワクチンを注射によって接種することにより当該豚においてCSFVに対する免疫を増強する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
豚における豚熱ウイルス(CSFV)に対する免疫を増強する方法であって、
CSFVに対するブースターワクチンを前記豚に注射によって接種することを含み、
前記豚が、CSFVに対する生ワクチンを接種済の豚であり、
前記ブースターワクチンが、CSFV E2サブユニットワクチンである、方法。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記ブースターワクチン接種後のCSFVに対する中和抗体価が、該ブースターワクチン接種時のCSFVに対する中和抗体価の4倍以上である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ブースターワクチン接種後のCSFVに対する中和抗体価が、前記ブースターワクチン接種後14日と42日目の間のいずれかの時点における値である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ブースターワクチン接種後のCSFVに対する中和抗体価が、前記ブースターワクチン接種後28日目における値である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ブースターワクチン接種後のCSFVに対する中和抗体価の変動係数が、0.3以下である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ブースターワクチン接種後のCSFVに対する中和抗体価の変動係数が、前記ブースターワクチン接種後14日目と42日目の間のいずれかの時点における値である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ブースターワクチン接種後のCSFVに対する中和抗体価の変動係数が、前記ブースターワクチン接種後28日目における値である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記E2サブユニットが、CSFV流行野外株に見出されるE2サブユニットのアミノ酸配列またはそのバリアント配列を含むポリペプチドである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記生ワクチンが、CSFV GPE-株である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記豚が、繁殖豚である、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、豚熱(Classical Swine Fever, CSF)のブースターワクチンおよびその利用に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
豚熱(Classical Swine Fever, CSF)は、CSFウイルス(CSFV)の感染による豚とイノシシの疾患である。CSFは、強い伝染力と高い致死率が特徴であり、家畜伝染病予防法において家畜伝染病に指定されている。このため、CSFが発生した農場では、飼養豚等を対象にCSFの防疫措置を行うことが定められている。
【0003】
日本では、1887年に初めてCSFの発生が確認された。その後、1969年にCSFの生ワクチンが開発されて以来、CSFの発生が激減し、1992年を最後にCSFの発生は確認されていなかった。しかしながら、2018年に、国内では26年ぶりに岐阜県の養豚場でCSFの発生が確認され、その後、CSFの発生は拡大している状況にある。
【0004】
CSFの防疫措置は、CSFの発生の早期発見とCSFVに感染した豚の処分を原則としている。しかしながら、近年、野生イノシシにおいてCSFVの感染が拡大している。そのため、衛生管理の向上等を図っても豚へのCSFVの感染防止が難しい場合に、豚へのCSFVの感染リスクが高い地域において、豚を対象にCSFの弱毒生ワクチンであるCSFV GPE-株を接種し、CSFの発生を予防する対策が採られている。
【0005】
実態として、国内における各農場では、産子への中和抗体又はELISA抗体陽性率80%の付与を目標にCSFの生ワクチン接種適齢期を決めている。
【0006】
近年、CSFVに対する移行抗体存在下でCSFの生ワクチンを接種した母豚(第2世代以降の母豚)では、CSFVに対する免疫がない状態でCSFの生ワクチンを接種した母豚(第1世代の母豚)に比べてCSFVに対する抗体価のバラツキが大きく、また、CSFVに対する抗体価の低い個体の比率も大きいことが判明している。第1世代の母豚は明らかなピークを示す抗体価分布を有するため、その子豚におけるCSFの生ワクチンの接種適齢期も決めやすかった。それに対し、第2世代以降の母豚由来の子豚では、移行抗体価のバラツキにより、CSFの生ワクチンの接種適齢期に幅を生じることが問題となっている。
【0007】
実際にCSFの生ワクチン接種農場において、主にCSFの生ワクチン接種前後の離乳豚や接種後経過日数が短い肥育豚でCSFの発生が続いていることが、養豚農家にとって大きな脅威になっている(非特許文献1)。
【0008】
一方、海外では豚熱清浄化のためのツールとして、生ワクチンに加え、遺伝子組換えCSFV E2サブユニットワクチンが実用化されている。遺伝子組換えCSFV E2サブユニットワクチンは、例えば、特許文献1~2に開示されている。
【0009】
商業的養豚およびその生産品に依存する分野に対して重大な経済的損失をもたらすCSFの脅威を鑑みると、日本におけるエピデミック予防のための多様な選択肢として、CSFVの感染およびCSFの発生を効果的に予防できるワクチンおよびワクチンプログラムの開発が切望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特表2022-529062号公報
特表2003-533964号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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