TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025091179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206279
出願日2023-12-06
発明の名称支持構造部及び電子機器
出願人レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H05K 7/12 20060101AFI20250611BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電子モジュールの着脱作業の作業性を向上する。
【解決手段】支持構造部は、回路基板に実装されたコネクタに一端が接続された電子モジュールの他端を前記回路基板に支持する支持構造部であって、前記回路基板の表面に固定されるフランジと、ねじ穴が形成され、前記フランジから起立する筒体とを有するスタッド部材と、前記ねじ穴に螺合されることで、前記電子モジュールの他端を支持可能なねじと、前記スタッド部材に連結されるスタッド連結部と、前記ねじを相対回転可能な状態で保持するねじ保持部と、前記スタッド連結部と前記ねじ保持部とを繋ぐ弾性変形可能なアーム部とを有する金属製のキャプチャー部材と、を備える。
【選択図】図3C
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板に実装されたコネクタに一端が接続された電子モジュールの他端を前記回路基板に支持する支持構造部であって、
前記回路基板の表面に固定されるフランジと、ねじ穴が形成され、前記フランジから起立する筒体とを有するスタッド部材と、
前記ねじ穴に螺合されることで、前記電子モジュールの他端を支持可能なねじと、
前記スタッド部材に連結されるスタッド連結部と、前記ねじを相対回転可能な状態で保持するねじ保持部と、前記スタッド連結部と前記ねじ保持部とを繋ぐ弾性変形可能なアーム部とを有する金属製のキャプチャー部材と、
を備えることを特徴とする支持構造部。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の支持構造部であって、
前記電子モジュールは、前記他端の一面に第1のグランド部を有し、
前記ねじ保持部は、前記第1のグランド部に接触する
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項3】
請求項2に記載の支持構造部であって、
前記電子モジュールは、前記他端の一面とは反対側の他面に第2のグランド部を有し、
さらに、前記スタッド連結部と前記電子モジュールとの間に配置され、前記第2のグランド部に接触する導電性部材を備える
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項4】
請求項3に記載の支持構造部であって、
前記導電性部材は、前記筒体に通されるリング状のガスケットである
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項5】
請求項3に記載の支持構造部であって、
前記導電性部材は、前記キャプチャー部材に固定された金属製の板ばね部材である
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項6】
請求項1に記載の支持構造部であって、
前記スタッド連結部は、前記筒体に対して該筒体の軸方向に沿って相対移動可能である
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の支持構造部であって、
前記スタッド連結部は、前記筒体に通される孔部と、該孔部の内周から突出する突起とを有し、
前記筒体の外周面には、前記突起を係止することで該筒体に対する前記キャプチャー部材の相対回転を規制するストッパ部が設けられている
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の支持構造部であって、
前記スタッド連結部は、前記筒体に通される孔部を有し、
前記筒体は、
前記フランジから起立する根本側に設けられ、前記孔部に対して相対回転可能に挿入される第1部分と、
前記フランジからの起立方向で前記第1部分の先端側に連続して設けられ、前記孔部を挿通可能であると共に前記第1部分で所定角度回転された前記スタッド連結部を該筒体から抜け止めする第2部分と、
を有し、
前記キャプチャー部材は、さらに、前記スタッド連結部が前記第1部分で前記所定角度回転されて前記第2部分によって前記筒体から抜け止めされた場合に前記スタッド部材に係止され、前記スタッド連結部の前記所定角度を超えた回転を規制するストッパ部を備える
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の支持構造部であって、
前記キャプチャー部材は、さらに、前記ねじ保持部と一体的に設けられ、前記電子モジュールの他端に接続されるケーブルを保持するケーブルガイドを備える
ことを特徴とする支持構造部。
【請求項10】
電子機器であって、
コネクタが実装された回路基板と、
前記コネクタに一端が接続された電子モジュールと、
前記電子モジュールの他端を前記回路基板に支持した支持構造部と、
を備え、
前記支持構造部は、
前記回路基板の表面に固定されるフランジと、ねじ穴が形成され、前記フランジから起立する筒体とを有するスタッド部材と、
前記ねじ穴に螺合されることで、前記電子モジュールの他端を支持可能なねじと、
前記スタッド部材に連結されるスタッド連結部と、前記ねじを相対回転可能な状態で保持するねじ保持部と、前記スタッド連結部と前記ねじ保持部とを繋ぐ弾性変形可能なアーム部とを有する金属製のキャプチャー部材と、
を有する
ことを特徴とする電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板に電子モジュールを支持する支持構造部及び該支持構造部を備える電子機器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ノート型PCのような電子機器は、CPUを実装した回路基板(マザーボード)のコネクタに対してSSD等の電子モジュールを接続して用いている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-057737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1にも記載されているように、通常、電子モジュールは回路基板に実装されたコネクタに一端が接続され、他端が回路基板に対してねじで支持される。ところで、電子モジュールは作業者が工場等で取り付ける場合の他、ユーザ自身が交換等を行う場合もある。この際、ねじが筐体内に落下して回収に手間がかかったり、紛失したりする可能性があり、電子モジュールの着脱作業の作業性を低下させている。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、電子モジュールの着脱作業の作業性を向上することができる支持構造部及び該支持構造部を備える電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る支持構造部は、回路基板に実装されたコネクタに一端が接続された電子モジュールの他端を前記回路基板に支持する支持構造部であって、前記回路基板の表面に固定されるフランジと、ねじ穴が形成され、前記フランジから起立する筒体とを有するスタッド部材と、前記ねじ穴に螺合されることで、前記電子モジュールの他端を支持可能なねじと、前記スタッド部材に連結されるスタッド連結部と、前記ねじを相対回転可能な状態で保持するねじ保持部と、前記スタッド連結部と前記ねじ保持部とを繋ぐ弾性変形可能なアーム部とを有する金属製のキャプチャー部材と、を備える。
【0007】
本発明の第2態様に係る電子機器は、コネクタが実装された回路基板と、前記コネクタに一端が接続された電子モジュールと、前記電子モジュールの他端を前記回路基板に支持した支持構造部と、を備え、前記支持構造部は、前記回路基板の表面に固定されるフランジと、ねじ穴が形成され、前記フランジから起立する筒体とを有するスタッド部材と、前記ねじ穴に螺合されることで、前記電子モジュールの他端を支持可能なねじと、前記スタッド部材に連結されるスタッド連結部と、前記ねじを相対回転可能な状態で保持するねじ保持部と、前記スタッド連結部と前記ねじ保持部とを繋ぐ弾性変形可能なアーム部とを有する金属製のキャプチャー部材と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の上記態様によれば、電子モジュールの着脱作業の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る電子機器を上から見下ろした図である。
図2は、筐体の内部構造を模式的に示す平面図である。
図3Aは、支持構造部の分解斜視図である。
図3Bは、支持構造部の斜視図である。
図3Cは、支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す斜視図である。
図4Aは、支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す模式的な側面断面図である。
図4Bは、図4Aに示す状態からねじを緩めた側面断面図である。
図4Cは、図4Bに示す状態からねじを取り外した側面断面図である。
図5は、第1変形例に係る支持構造部の分解斜視図である。
図6Aは、図5に示す支持構造部で電子モジュールを支持する直前の状態を示す斜視図である。
図6Bは、図5に示す支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す斜視図である。
図7は、図5に示す支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す模式的な側面断面図である。
図8は、第2変形例に係る支持構造部の分解斜視図である。
図9Aは、図8に示す支持構造部で電子モジュールを支持する直前の状態を示す斜視図である。
図9Bは、図8に示す支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す斜視図である。
図10は、図8に示す支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す模式的な側面断面図である。
図11Aは、第3変形例に係る支持構造部の分解斜視図である。
図11Bは、図11Aに示すキャプチャー部材を筒体に通した状態での斜視図である。
図11Cは、図11Bに示すキャプチャー部材を回転させた状態での斜視図である。
図12Aは、図11Aに示すキャプチャー部材を筒体に通した状態での平面図である。
図12Bは、図12Aに示すキャプチャー部材を回転させた状態での平面図である。
図13Aは、第4変形例に係る支持構造部で電子モジュールを支持する直前の状態を示す斜視図である。
図13Bは、図13Aに示す支持構造部で電子モジュールを支持した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る電子機器及び支持構造部について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社遠藤照明
照明装置
1日前
日本精機株式会社
回路基板
16日前
日本精機株式会社
駆動装置
1か月前
愛知電機株式会社
盤フレーム
2か月前
個人
静電気除去具
2か月前
三菱電機株式会社
電子機器
1か月前
株式会社プロテリアル
シールド材
1か月前
株式会社国際電気
電子装置
1か月前
個人
電気抵抗電磁誘導加熱装置
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
株式会社LIXIL
照明システム
1か月前
個人
電子機器収納ユニット
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
株式会社JVCケンウッド
処理装置
2か月前
メクテック株式会社
伸縮性配線基板
今日
株式会社タクミ精工
除電ブラシ
23日前
昭栄化学工業株式会社
焼成型導電性ペースト
1日前
FDK株式会社
冷却構造
1か月前
新光電気工業株式会社
配線基板
29日前
信越ポリマー株式会社
配線基板
1か月前
マクセルイズミ株式会社
加熱ユニット
今日
TDK株式会社
配線基板
今日
ダイニック株式会社
面状発熱体および水性塗料
1か月前
ホシザキ株式会社
LED駆動装置
14日前
株式会社デンソー
電子装置
17日前
株式会社デンソー
電子装置
9日前
富士電機株式会社
フレーム連結構造
2か月前
住友ベークライト株式会社
基板の製造方法
1か月前
Astemo株式会社
電子装置
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
2か月前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
3日前
NISSHA株式会社
電子部品
14日前
北川工業株式会社
スペーサ
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
リール保持機構
15日前
続きを見る