TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025090381
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205579
出願日
2023-12-05
発明の名称
車両用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
弁理士法人シリウスIP
,
個人
主分類
F21S
45/60 20180101AFI20250610BHJP(照明)
要約
【課題】アウターカバーの外観不良を低減する新たな技術を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、ランプボディ12と、ランプボディの開口を覆うことで灯室を形成するアウターカバー14と、灯室16の内部に収容された灯具ユニット18と、灯室16の内部に配置され、放出された水分が結露する結露部材24と、を備える。アウターカバー14は、灯具ユニット18から出射した光が透過する正面部14aと、正面部14aの上部から後方に向かって延伸する延伸部14bと、を有する。結露部材24は、放出された水分Mが延伸部14bに向かう経路の少なくとも一部を遮蔽するように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ランプボディと、
前記ランプボディの開口を覆うことで灯室を形成するアウターカバーと、
前記灯室の内部に収容された灯具ユニットと、
灯室の内部に配置され、放出された水分が結露する結露部材と、を備え、
前記アウターカバーは、前記灯具ユニットから出射した光が透過する正面部と、前記正面部の上部から後方に向かって延伸する延伸部と、を有し、
前記結露部材は、放出された前記水分が前記延伸部に向かう経路の少なくとも一部を遮蔽するように配置されていることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記灯具ユニットが発する熱を放熱する放熱部を更に備え、
前記結露部材は、前記放熱部の上方に配置され、前記放熱部が放熱した熱を後方から前方へ向かわせる整流板として機能することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記灯室の内部に配置され、前記正面部を外側から見て視認できる意匠部材を更に備え、
前記結露部材は、前記延伸部と前記意匠部材の上縁部との間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記結露部材は、前記意匠部材の上縁部の先端より後方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記結露部材は、前方から後方に向かって下がる傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記アウターカバーは、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記アウターカバーは、灯室側の内面に防曇コーティングが塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用灯具のアウターカバーの表面温度が灯室内の露点よりも低い場合、アウターカバーの内面に結露が生じる。夜間に車両用灯具が冷却され、朝方に車両用灯具に太陽光が照射されると、太陽光はアウターカバーを素通りして、灯室内の部材を温める。このようにして灯室内の温度が高くなると、灯室内の部材が吸収した水分が放出され、灯室内の湿度が高くなる。この結果、低温のアウターカバーの内面に結露が生じやすい。
【0003】
このようにアウターカバーの内面に結露が生じると外観を損なうことがあるので、アウターカバーの内面に、濡れ性の良い膜(防曇コーティング)を設ける技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この防曇コーティングは、水蒸気が結露するときに、その上に水膜を形成させることで曇りを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-182410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、朝方に太陽光が水平方向に近い角度で車両用灯具に入射されると、アウターカバーの正面部から太陽光が灯具内部に入射して内部の構成部品が温められる。構成部品が樹脂の場合、内部から水分が気化して灯室内に放出されることがある。放出された水分は灯室で相対的に低温の箇所で結露することがあり、例えば、アウターカバーの上部の水平部は朝の太陽光では温められにくく、放出された水分が結露する可能性がある。結露した水分が一定量蓄積されて自重で水平部から正面部に伝わり垂れ落ちると、結露した水分が再び気化しても、外観上垂れた軌跡の跡が残ることがある。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、アウターカバーの外観不良が低減された新たな車両用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、ランプボディと、ランプボディの開口を覆うことで灯室を形成するアウターカバーと、灯室の内部に収容された灯具ユニットと、灯室の内部に配置され、放出された水分が結露する結露部材と、を備える。アウターカバーは、灯具ユニットから出射した光が透過する正面部と、正面部の上部から後方に向かって延伸する延伸部と、を有する。結露部材は、放出された水分が延伸部に向かう経路の少なくとも一部を遮蔽するように配置されている。
【0008】
この態様によると、放出された水分が延伸部に到達する前に結露部材で結露することで、延伸部で結露する量が低減される。その結果、延伸部で結露した水滴がアウターカバーの正面部に垂れ落ちる状況が改善される。
【0009】
灯具ユニットが発する熱を放熱する放熱部を更に備えてもよい。結露部材は、放熱部の上方に配置され、放熱部が放熱した熱を後方から前方へ向かわせる整流板として機能してもよい。これにより、結露部材は、放熱部が放熱した熱を冷やすとともに、熱交換により温度が上がることで結露しにくくなる。
【0010】
灯室の内部に配置され、正面部を外側から見て視認できる意匠部材を更に備えてもよい。結露部材は、延伸部と意匠部材の上縁部との間に配置されていてもよい。これにより、結露部材が外側から見えにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6日前
株式会社小糸製作所
車輌用灯具
13日前
株式会社小糸製作所
光学部材及び光源ユニット
4日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置、および画像投影方法
4日前
個人
室外機器
5日前
個人
LED光源基盤
4か月前
個人
気泡を用いた遊具。
2か月前
株式会社遠藤照明
照明器具
1か月前
デンカ株式会社
照明装置
6日前
デンカ株式会社
道路用照明
6日前
瀧住電機工業株式会社
ダクトレール
3か月前
常盤電業株式会社
表示機
4か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
4か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
4か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
18日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
17日前
株式会社オカムラ
間仕切り装置
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社大林組
照明
4か月前
シャープ株式会社
照明装置
3か月前
株式会社パクマケ
スポットライト
4日前
トキコーポレーション株式会社
照明器具
1か月前
シャープ株式会社
照明装置
2か月前
シャープ株式会社
照明装置
1か月前
市光工業株式会社
車両用灯具
4か月前
市光工業株式会社
車両用灯具
25日前
続きを見る
他の特許を見る