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公開番号
2025090316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205489
出願日
2023-12-05
発明の名称
車両情報収集装置および車両情報収集システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
11/34 20060101AFI20250610BHJP(計算;計数)
要約
【課題】フラッシュメモリに過剰な負荷を与えることなく車載機器の使用状況に関する情報を収集する車両情報収集装置および車両情報収集システムを提供する。
【解決手段】車両情報収集装置100は、フラッシュメモリ12を内蔵するとともに車両1の識別情報が紐付けられた車載機器10から識別情報と車載機器10の使用状況に関する使用情報とを取得する情報取得部33と、識別情報を記憶する情報記憶部32と、識別情報に基づいて識別情報が初めて取得されたか否かを判定する初回判定部34と、識別情報が初めて取得されたと判定されると識別情報が初めて取得された初回取得時刻の情報である初回時刻情報を生成する時刻情報生成部35と、車両1または車載機器10の型式に応じて予め定められた使用情報を収集する収集期間の長さと初回時刻情報とに基づいて使用情報のフラッシュメモリ12への書き込みを許可するか否かを判定する書込判定部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フラッシュメモリを内蔵するとともに車両の識別情報が紐付けられた車載機器から、前記識別情報と前記車載機器の使用状況に関する使用情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得された前記識別情報を記憶する情報記憶部と、
前記情報記憶部に記憶された前記識別情報に基づいて、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得されたか否かを判定する初回判定部と、
前記初回判定部により、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得されたと判定されると、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得された初回取得時刻の情報である初回時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
前記車両または前記車載機器の型式に応じて予め定められた、前記使用情報を収集する収集期間の長さと、前記時刻情報生成部により生成された前記初回時刻情報と、に基づいて、前記使用情報の前記フラッシュメモリへの書き込みを許可するか否かを判定する書込判定部と、を備えることを特徴とする車両情報収集装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の車両情報収集装置において、
前記書込判定部は、前記初回取得時刻から前記収集期間が経過するまでは前記使用情報の前記フラッシュメモリへの書き込みを許可し、前記初回取得時刻から前記収集期間が経過した後は前記使用情報の前記フラッシュメモリへの書き込みを禁止することを特徴とする車両情報収集装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両情報収集装置において、
前記書込判定部は、前記収集期間の長さから、前記車両または前記車載機器の型式に応じて予め定められた基準時刻から前記初回取得時刻までの期間の長さを減算することで、前記使用情報を収集する個別収集期間の長さを算出し、前記初回取得時刻から前記個別収集期間が経過するまでは前記使用情報の前記フラッシュメモリへの書き込みを許可し、前記初回取得時刻から前記個別収集期間が経過した後は前記使用情報の前記フラッシュメモリへの書き込みを禁止することを特徴とする車両情報収集装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両情報収集装置において、
前記初回判定部により、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得されたと判定されると、前記情報取得部により取得された前記使用情報が所定量以上であるか否かを判定する状態判定部と、
前記状態判定部により、前記情報取得部により取得された前記使用情報が前記所定量以上であると判定されると、前記識別情報が改ざんされた可能性がある旨の警告情報を出力する情報出力部をさらに備えることを特徴とする車両情報収集装置。
【請求項5】
フラッシュメモリを内蔵するとともに車両の識別情報が紐付けられた車載機器と、
インターネットを介して前記車載機器と通信可能に構成されたサーバと、を備え、
前記サーバは、
前記車載機器から前記識別情報と前記車載機器の使用状況に関する使用情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得された前記識別情報を記憶する情報記憶部と、
前記情報記憶部に記憶された前記識別情報に基づいて、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得されたか否かを判定する初回判定部と、
前記初回判定部により、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得されたと判定されると、前記識別情報が前記情報取得部により初めて取得された初回取得時刻の情報である初回時刻情報を生成する時刻情報生成部と、
前記時刻情報生成部により生成された前記初回時刻情報を前記車載機器に出力する情報出力部と、を有し、
前記車載機器は、
前記車両または前記車載機器の型式に応じて予め定められた、前記使用情報を収集する収集期間の長さと、前記サーバの前記情報出力部により出力された前記初回時刻情報と、に基づいて、前記使用情報の前記フラッシュメモリへの書き込みを許可するか否かを判定する書込判定部を有することを特徴とする車両情報収集システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラッシュメモリを内蔵するとともに車両の識別情報が紐付けられた車載機器の使用状況に関する情報を収集する車両情報収集装置および車両情報収集システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、フラッシュメモリを有する機器から情報を収集するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置は、主記憶装置としてフラッシュメモリを使用する複数のコンピュータ端末装置から通信回線を介して実績寿命情報を受信、蓄積し、各端末装置のフラッシュメモリが寿命故障に至るまでの日数を予測する。各端末装置では、1つのブロックが寿命に到達すると代替ブロックが1つ割り当てられ、各端末装置は、残代替ブロック数を検出、記憶し、代替ブロックが新規に割り当てられてから次に新規に割り当てられるまでの間の情報を実績寿命情報として出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-230660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、代替ブロックが新規に割り当てられると、残代替ブロック数の情報を各端末装置に無条件に記憶するので、各端末装置に含まれるフラッシュメモリに過剰な負荷を与えるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である車両情報収集装置は、フラッシュメモリを内蔵するとともに車両の識別情報が紐付けられた車載機器から、識別情報と車載機器の使用状況に関する使用情報とを取得する情報取得部と、情報取得部により取得された識別情報を記憶する情報記憶部と、情報記憶部に記憶された識別情報に基づいて、識別情報が情報取得部により初めて取得されたか否かを判定する初回判定部と、初回判定部により、識別情報が情報取得部により初めて取得されたと判定されると、識別情報が情報取得部により初めて取得された初回取得時刻の情報である初回時刻情報を生成する時刻情報生成部と、車両または車載機器の型式に応じて予め定められた、使用情報を収集する収集期間の長さと、時刻情報生成部により生成された初回時刻情報と、に基づいて、使用情報のフラッシュメモリへの書き込みを許可するか否かを判定する書込判定部と、を備える。
【0006】
本発明の一態様である車両情報収集システムは、フラッシュメモリを内蔵するとともに車両の識別情報が紐付けられた車載機器と、インターネットを介して車載機器と通信可能に構成されたサーバと、を備える。サーバは、車載機器から識別情報と車載機器の使用状況に関する使用情報とを取得する情報取得部と、情報取得部により取得された識別情報を記憶する情報記憶部と、情報記憶部に記憶された識別情報に基づいて、識別情報が情報取得部により初めて取得されたか否かを判定する初回判定部と、初回判定部により、識別情報が情報取得部により初めて取得されたと判定されると、識別情報が情報取得部により初めて取得された初回取得時刻の情報である初回時刻情報を生成する時刻情報生成部と、時刻情報生成部により生成された初回時刻情報を車載機器に出力する情報出力部と、を有する。車載機器は、車両または車載機器の型式に応じて予め定められた、使用情報を収集する収集期間の長さと、サーバの情報出力部により出力された初回時刻情報と、に基づいて、使用情報のフラッシュメモリへの書き込みを許可するか否かを判定する書込判定部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フラッシュメモリに過剰な負荷を与えることなく車載機器の使用状況に関する情報を収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る車両情報収集装置の構成の一例を示すブロック図。
図1の車載機器側で行われる処理の一例を示すフローチャート。
図1のサーバ側で行われる時刻情報生成処理の一例を示すフローチャート。
図1の車載機器側で行われる書込判定処理の一例を示すフローチャート。
図1の車載機器側で行われる書込判定処理の別の例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図5を参照して本発明の実施形態について説明する。近年、インターネットを介して周辺車両やインフラ設備、クラウドサーバ等との通信を行う車両、いわゆるコネクテッドカーが普及しつつある。また、コネクテッドカーに搭載され、ユーザによる操作に応じて様々な情報コンテンツや娯楽コンテンツを提供するIVI(In-Vehicle Infotainment)システムが普及しつつある。このようなIVIシステムは、無線通信機能を有する車載機器を介して提供される。車載機器のディスプレイには、予めインストールされたアプリケーションプログラムによりユーザインタフェースが表示され、ユーザがタッチパネル等の操作部を介してユーザインタフェースを操作することで、ユーザ操作に応じたコンテンツが提供される。
【0010】
このようなIVIシステムでは、ユーザ操作の情報を含む車載機器の使用状況に関する情報(使用情報)を収集し、分析、解析することで、ユーザインタフェースの仕様等を見直し、アプリケーションプログラムを改良することができる。しかしながら、車載機器の使用情報を収集するには、車載機器に内蔵されたフラッシュメモリに比較的容量の大きい画像情報を含む大量のデータを書き込む必要があるため、フラッシュメモリに過剰な負荷を与え、製品寿命を短くするおそれがある。すなわち、フラッシュメモリのトンネル酸化絶縁膜は、データの書き込み、消去が繰り返されることで徐々に劣化し、通常、1千回から1万回程度の書き込み、消去により寿命に至る。そこで、本実施形態では、フラッシュメモリに過剰な負荷を与えることなく車載機器の使用情報を収集することができるよう、以下のように車両情報収集装置を構成する。
(【0011】以降は省略されています)
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