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公開番号
2025089924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204903
出願日
2023-12-04
発明の名称
画像形成方法
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
D06P
5/30 20060101AFI20250609BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】既存の設備を使用でき、風合いの低下や滲みを生じることなく、起毛した繊維基材のべたつきを抑制できる画像形成方法を提供する。
【解決手段】画像形成方法は、立毛を有する立毛繊維基材上に、顔料、水分散性樹脂及び水を含むインクと、顔料又は水分散性樹脂を凝集させる凝集剤及び水を含む第1処理液とをインクジェット方式で付与する第1工程と、前記第1処理液及び前記インクを付与した前記繊維基材を乾燥させる第2工程と、前記乾燥させた繊維基材を、シリコーン系樹脂と水とを含む第2処理液中に浸漬する第3工程とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
立毛を有する立毛繊維基材上に、顔料、水分散性樹脂及び水を含むインクと、前記顔料又は前記水分散性樹脂を凝集させる凝集剤及び水を含む第1処理液と、をインクジェット方式で付与する第1工程と、
前記第1処理液及び前記インクを付与した前記立毛繊維基材を乾燥させる第2工程と、
前記乾燥させた立毛繊維基材を、シリコーン系樹脂及び水を含む第2処理液に浸漬する第3工程と
を含む、
画像形成方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記凝集剤は、カチオン性基を有する樹脂を含む、
請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項3】
前記水分散性樹脂は、アニオン性基を有する水分散性樹脂を含む、
請求項2に記載の画像形成方法。
【請求項4】
前記水分散性樹脂のガラス転移温度は、0℃以下である、
請求項3に記載の画像形成方法。
【請求項5】
前記水分散性樹脂は、ウレタン樹脂を含む、
請求項3に記載の画像形成方法。
【請求項6】
前記シリコーン系樹脂は、水分散性のシリコーン系樹脂である、
請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項7】
前記水分散性のシリコーン系樹脂は、ラジカル重合性基を有するポリオルガノシロキサンに由来する構造単位と、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位とを含む共重合体を含む、
請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項8】
前記水分散性のシリコーン系樹脂のガラス転移温度は30℃以上120℃以下である、
請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項9】
前記第1処理液及び前記インクは、それぞれ沸点180℃以上のグリコール系溶剤をさらに含む、
請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項10】
前記立毛繊維基材の前記立毛の長さが200μm以上1000μm以下である、請求項1に記載の画像形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
捺染方法として、近年では、短時間で染色でき、生産効率が高いこと等から、インクジェット法により布帛への画像形成を行う、インクジェット捺染が広く行われている。
【0003】
インクジェット捺染で使用されるインクとしては、染料インクが主流であったが、溶解又は反応しなかった染料を洗い流す洗浄工程等の後処理を省略可能である顔料インクの使用が検討されている。
【0004】
布帛としても、起毛処理等によって表面の毛羽(立毛)を増やし、この増やした毛羽によって触感を一層柔らかくし、風合いを向上させた繊維基材も存在する。
【0005】
一方で、そのような毛羽を有する繊維基材に、顔料インクを用いてインクジェット捺染を行うと、インクジェットヘッドから吐出されたインク滴の一部が、繊維基材表面まで到達せずに、起毛面の毛羽に「だま」のように付着して、「インクだま」が形成されることがある。インクだまは、そのまま乾燥固化させた場合、べたつきを生じ、耐擦性を低下させる原因となる。
【0006】
このような耐擦性の低下を抑制する方法として、特許文献1には、インクをインクジェットで付与した後、乾燥させることなく、クリアインクを大量に付与してインクだまを洗い流す方法が提案されている。特許文献2には、インクだまをインク除き部材で除去する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-112081号公報
特開2012-193472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、インクジェット捺染では、発色性や耐擦性を高める観点から、顔料インクと、当該顔料インクに含まれる顔料やバインダ樹脂を凝集させる凝集剤を含む処理液とを併用することがある。
【0009】
しかしながら、立毛を有する繊維基材に、インクと処理液とをインクジェットで吐出すると、インク滴の一部が繊維基材本体の表面まで到達せず、立毛上で処理液とインクが合一しやすいため、立毛にインクだまがより付着しやすい。それにより、ベタつきがより顕著に生じやすい。特に、風合いを改善させるために、インクの水分散性樹脂としてTgが低い水分散性樹脂を用いた場合には、ベタつきがさらに顕著になる。
【0010】
これに対し、特許文献1のようにインクを付与した直後に、クリアインクを大量に付与してインクだまを立毛の根本部分に洗い流すさせると、インク等の固形分が繊維基材の表面に張り付きやすいため、風合いが低下しやすい。また、インクを乾燥させることなくクリアインクを付与するため、滲みを生じやすい。また、特許文献2のように、インク除き部材でインクだまを取り除く方法もあるが、装置構成が複雑になりやすい。
(【0011】以降は省略されています)
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