特許ウォッチ

公開番号2025089855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204775
出願日2023-12-04
発明の名称洗濯機用ポンプ及び洗濯機
出願人パナソニック株式会社,株式会社エンティテック,Entitech Co., Ltd.
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 39/08 20060101AFI20250609BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】呼び水の流出を抑制する洗濯機用ポンプを提供する。
【解決手段】本開示に係る洗濯機用ポンプは、モータ本体部と、モータ本体部から第1方向に沿って突出した回転シャフトとを有するモータと、回転シャフトに接続されるインペラと、モータ及びインペラを収容するケースであって、流体を吸い込むための吸込口を有する第1面と、第1方向に交差する高さ方向に第1面と対向する第2面と、第1面と第2面とを接続する接続面であって、流体を吐出するための吐出口と、自吸用の呼び水を流入させるための呼水口とを有する接続面とを有する、ケースと、吸込口からインペラに至るまでの吸込流路を、ケースの吐出口及び呼水口と連通する内部空間と隔離して形成する流路部材と、インペラから内部空間に向かう流体を、高さ方向の成分を含む所定方向に吹き出す案内部と、所定方向と対向するリブであって、第1方向の成分を含む方向に延びる第1リブと、を備える。
【選択図】図13A
特許請求の範囲【請求項１】
モータ本体部と、前記モータ本体部から第１方向に沿って突出した回転シャフトとを有するモータと、
前記回転シャフトに接続されるインペラと、
前記モータ及び前記インペラを収容するケースであって、流体を吸い込むための吸込口を有する第１面と、前記第１方向に交差する高さ方向に前記第１面と対向する第２面と、前記第１面と前記第２面とを接続する接続面であって、流体を吐出するための吐出口と、自吸用の呼び水を流入させるための呼水口とを有する接続面とを有する、ケースと、
前記吸込口から前記インペラに至るまでの吸込流路を、前記ケースの前記吐出口及び前記呼水口と連通する内部空間と隔離して形成する流路部材と、
前記インペラから前記内部空間に向かう流体を、前記高さ方向の成分を含む所定方向に吹き出す案内部と、
前記所定方向と対向するリブであって、前記第１方向の成分を含む方向に延びる第１リブと、を備える、
洗濯機用ポンプ。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
前記案内部は、前記所定方向に向かって開口した吹き出し口を有し、
前記高さ方向から見たときに、前記第１リブは、前記吹き出し口と重なる、
請求項１に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項３】
前記接続面は、前記第１方向に対向する第３面と第４面とを有し、
前記第３面は、前記吐出口及び前記呼水口を有し、
前記モータは、前記第３面と前記インペラとの間に配置され、
前記高さ方向から見たときに、前記第１リブは、前記吹き出し口及び前記モータと重なる、
請求項２に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項４】
前記第１方向から見たときに、前記第１リブは、前記吹き出し口と前記呼水口との間に位置する、
請求項２に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項５】
前記第１リブは、前記第１方向に平行に延びる、
請求項１に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項６】
前記第１リブは、前記流路部材に設けられている、
請求項１に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項７】
前記第１方向から見たときに、前記流路部材は、前記内部空間を、前記呼水口を含む第１空間と、前記吐出口を含む第２空間とに仕切って、
前記第１リブは、前記流路部材から前記第１空間に向かって突出する、
請求項６に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項８】
前記流路部材は、
前記第１リブより前記吐出口から離れた位置で前記接続面に接触し、
前記第１リブより前記吐出口に近い位置で前記接続面から離れている、
請求項１に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項９】
前記第１方向から見たときに、前記第１リブと前記呼水口との間に、前記第１リブに沿った第２リブをさらに備える、
請求項１に記載の洗濯機用ポンプ。
【請求項１０】
前記第２リブは、前記第１方向に平行に延びる、
請求項９に記載の洗濯機用ポンプ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、洗濯機用ポンプ及び洗濯機に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、浴槽からの風呂水を吸い上げて、洗濯用の水として洗濯槽に供給するポンプが開示されている。
【０００３】
特許文献１に記載されたポンプは、吸水口、吐出口、及び呼水口を有するケースと、ケースに収容されたモータと、モータ軸に直結された軸部を有するポンプランナーと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００４－２６３６５３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載のポンプは、呼び水の流出を抑制するという点で未だ改善の余地がある。したがって、本開示の目的は、上記課題を解決することにあり、呼び水の流出を抑制する洗濯機用ポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様の洗濯機用ポンプは、モータ本体部と、モータ本体部から第１方向に沿って突出した回転シャフトとを有するモータと、回転シャフトに接続されるインペラと、モータ及びインペラを収容するケースであって、流体を吸い込むための吸込口を有する第１面と、第１方向に交差する高さ方向に第１面と対向する第２面と、第１面と第２面とを接続する接続面であって、流体を吐出するための吐出口と、自吸用の呼び水を流入させるための呼水口とを有する接続面とを有する、ケースと、吸込口からインペラに至るまでの吸込流路を、ケースの吐出口及び呼水口と連通する内部空間と隔離して形成する流路部材と、インペラから内部空間に向かう流体を、高さ方向の成分を含む所定方向に吹き出す案内部と、所定方向と対向するリブであって、第１方向の成分を含む方向に延びる第１リブと、を備える。
【０００７】
本開示の一態様の洗濯機は、筐体と、洗濯物を収容する洗濯槽と、洗濯槽に水を供給する給水弁と、外部から水を吸い上げて、洗濯槽に供給する洗濯機用ポンプと、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、呼び水の流出を抑制する洗濯機用ポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示に係る実施の形態１の洗濯機の模式断面図
本開示に係る実施の形態１の洗濯機の模式上面図
洗濯機用ポンプの斜視図
洗濯機用ポンプの前面図
洗濯機用ポンプの分解図
洗濯機用ポンプの断面図
洗濯機用ポンプの断面図
洗濯機用ポンプの上面図
流路部材と背面との斜視図
流路部材と背面との断面図
背面側から見た流路部材の斜視図
洗濯機用ポンプの背面図
インペラの回転部材の斜視図
洗濯機用ポンプの背面図
洗濯機用ポンプの断面図
洗濯機用ポンプの分解図
洗濯機用ポンプの分解図
流体の流れを示す洗濯機用ポンプの断面図
流体の流れを示す洗濯機用ポンプの断面図
流体の流れを示す洗濯機用ポンプの断面図
流体の流れを示す洗濯機用ポンプの断面図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（実施の形態１）
本開示の実施の形態１に係る洗濯機１について説明する。以下では、水平面内で互いに直交する２軸をＸ軸、Ｙ軸とし、水平面と直交する高さ方向（鉛直方向）の軸をＺ軸とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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