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公開番号2025086723
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200946
出願日2023-11-28
発明の名称電池パック及び電動工具
出願人パナソニック株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H01M 10/651 20140101AFI20250602BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】温度上昇を抑制可能な電池パック及び電動工具を提供する。
【解決手段】電池ケース11は、全固体電池セル20と、第1端子実装部材30と、第2端子実装部材40と、複数の接続部材50と、を収容する。全固体電池セル20の一端部にはセル端子T1が設けられている。第1端子実装部材30には、セル端子T1が電気的に接続される第1電気回路31が設けられている。第2端子実装部材40には、電池端子T2が電気的に接続される第2電気回路41が設けられている。複数の接続部材50は、第1端子実装部材30と第2端子実装部材40との間に接続されて、第1電気回路31と第2電気回路41との間を電気的に接続する。全固体電池セル20と複数の接続部材50との間で電流が流れる第1方向と交差する第2方向において、複数の接続部材50の各々の幅W2が、セル端子T1の幅W1よりもそれぞれ大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の全固体電池セルと、
前記全固体電池セルの一端部に設けられた、正極側の第1セル端子及び負極側の第2セル端子を含むセル端子と、
前記全固体電池セルを収容する電池ケースと、
正極側の第1電池端子及び負極側の第2電池端子を含む電池端子と、を備え、
前記第1電池端子の少なくとも一部と前記第2電池端子の少なくとも一部とが前記電池ケースの表面に露出し、
前記電池ケースは、
前記セル端子が電気的に接続される第1電気回路が設けられた第1端子実装部材と、
前記電池端子が電気的に接続される第2電気回路が設けられた第2端子実装部材と、
前記第1端子実装部材と前記第2端子実装部材との間に接続されて、前記第1電気回路と前記第2電気回路との間を電気的に接続する複数の接続部材と、を更に収容し、
前記全固体電池セルと前記複数の接続部材との間で電流が流れる第1方向と交差する第2方向において、前記複数の接続部材の各々の幅が、前記セル端子の幅よりもそれぞれ大きい、
電池パック。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1方向を法線とする断面において、前記複数の接続部材の各々の断面積が、前記セル端子の断面積よりも大きい、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記全固体電池セルは、それぞれシート状に形成された複数の電池セルを含み、
前記複数の電池セルは、厚さ方向に重ねて配置され、
前記複数の電池セルの各々に前記セル端子が設けられ、
前記複数の電池セルの各々に設けられた前記セル端子が前記第1端子実装部材に電気的に接続されている、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項4】
前記第1方向を法線とする断面における前記複数の接続部材の断面積の総和が、前記複数の電池セルに設けられた複数の前記セル端子の前記第1方向を法線とする断面における断面積の総和よりも大きい、
請求項3に記載の電池パック。
【請求項5】
前記第1方向に沿う平面において、前記電池端子と、前記第2端子実装部材と、前記複数の接続部材と、前記第1端子実装部材と、前記セル端子と、前記全固体電池セルとが順番に並ぶように配置されている、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電池パック。
【請求項6】
前記全固体電池セルの厚さ方向において、前記第2端子実装部材の少なくとも一部が、前記全固体電池セルと重なる位置に配置されている、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電池パック。
【請求項7】
前記第2端子実装部材は、前記電池端子が実装される回路基板を有し、
前記回路基板が、シート状の前記全固体電池セルと平行に配置されている、
請求項6に記載の電池パック。
【請求項8】
前記第1方向における前記全固体電池セルの中央位置と、前記第1端子実装部材との間に、前記第2端子実装部材とが配置されている、
請求項6に記載の電池パック。
【請求項9】
前記全固体電池セルの充電レートの最大値が10C以上である、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電池パック。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか1項に記載の電池パックと、
工具を駆動する駆動部と、
前記駆動部を収容する工具本体と、を備え、
前記工具本体には前記電池パックが装着可能であり、
前記工具本体に前記電池パックが装着された状態で、前記電池パックを電源として前記駆動部が動作可能である、
電動工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パック及び電動工具に関する。より詳細には、本開示は、電気機器に装着可能な電池パック、及び、電池パックを備える電動工具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数の電池セルをハウジングに収容した電池パックを開示する。複数の電池セルの間は、リード用プレートを介して直列に接続されている。複数の電池セルは、第一の電池用端子と第二の電池用端子との間に直列に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-43839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電池パックにおいて、リード用プレートに流れる電流の電流値が増加すると、リード用プレートでの発熱量が大きくなり、電池パックの温度が上昇する可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、温度上昇を抑制可能な電池パック及び電動工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の電池パックは、シート状の全固体電池セルと、セル端子と、電池ケースと、電池端子と、を備える。前記セル端子は、前記全固体電池セルの一端部に設けられる。前記セル端子は、正極側の第1セル端子及び負極側の第2セル端子を含む。前記電池ケースは前記全固体電池セルを収容する。前記電池端子は、正極側の第1電池端子及び負極側の第2電池端子を含む。前記第1電池端子の少なくとも一部と前記第2電池端子の少なくとも一部とが前記電池ケースの表面に露出する。前記電池ケースは、第1端子実装部材と、第2端子実装部材と、複数の接続部材と、を更に収容する。前記第1端子実装部材には、前記セル端子が電気的に接続される第1電気回路が設けられる。前記第2端子実装部材には、前記電池端子が電気的に接続される第2電気回路が設けられる。前記複数の接続部材は、前記第1端子実装部材と前記第2端子実装部材との間に接続されて、前記第1電気回路と前記第2電気回路との間を電気的に接続する。前記全固体電池セルと前記複数の接続部材との間で電流が流れる第1方向と交差する第2方向において、前記複数の接続部材の各々の幅が、前記セル端子の幅よりもそれぞれ大きい。
【0007】
本開示の一態様の電動工具は、前記電池パックと、工具を駆動する駆動部と、前記駆動部を収容する工具本体と、を備える。前記工具本体には前記電池パックが装着可能である。前記工具本体に前記電池パックが装着された状態で、前記電池パックを電源として前記駆動部が動作可能である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電池パックの温度上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施形態の電池パックにおいて電池ケースを取り外した状態の概略的な側面図である。
図2は、同上の電池パックにおいて電池ケースを取り外した状態の概略的な平面図である。
図3は、同上の電池パックの概略的なブロック回路図である。
図4は、同上の電池パックを備える電動工具の側面図である。
図5は、変形例1の電池パックにおいて電池ケースを取り外した状態の概略的な側面図である。
図6は、変形例1の電池パックにおいて電池ケースを取り外した状態の概略的な平面図である。
図7は、変形例1の電池パックの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係る電池パック、及びそれを備える電動工具について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ等の寸法比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例に過ぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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